初めてアイドルのオーディション番組を見ようと思った話

ひじり

2024年5月4日 23:08

2023年秋。
Kpop好きの友人がふと「もうすぐサバ番（サバイバルオーディション番組）が始まるんだよ」と言い出した。

その子は虹プロやガルプラなどオーディション番組を見ることが好きで、私によく番組に対する感想なんかを話してきていた。その度に私は、まったく番組を見ていない私にだからこそ言える愚痴なんかもあるのだろうと軽く聞いていた。

日プ女子が始まるとその友人から聞いた時も「ええ、ついこの間にガルプラが終わったところじゃん、またオーディション番組やるんだねえ」としか私は思わなかったのだ。

しかしこの数か月後、私は日プ女子の全番組を視聴し、デビューを目指す女の子たちの挑戦に涙し応援する一人になるのである。

そもそも、私はオーディション番組に完全に興味がないわけではなかった。
むしろ、自分自身は見たらハマる性格な方だという自覚もあった。

しかし、サバイバル形式の番組に抵抗感があったのである。

私は数年前、別界隈（つまりKpopアイドルではない）のサバイバル番組を熱心に視聴していた。
しかし、番組を見るたびに自分の心が疲れていることを薄々と感じていた。そして、サバイバル形式の番組は自分に合っていないと考え、以降視聴を辞めてしまったのだ。

そんな過去があるから、当然サバ番も心から楽しめないだろうと思っていたのである。

一方で、私は可愛い女の子が大好きである。

JKの頃はSNSを周回し、芸能人の卵の女の子を発掘することに精を出していたくらいだ。だから、気になるタレントや女優なんかを見つけると、ガチオタクとはいかなくても、定期的にどんな仕事をしているのかチェックしたり、SNSにあがった可愛い写真を眺める習慣がある。

ちなみに可愛い女の子は芸能人だけでなく、一般人も大好きである。

友だち推し活という言葉を聞くようになったが、かくいう私もそれに近しい思考を抱いていた（このあたりの話はまた別の記事で詳しく書いてみたい）。

今回の日プは"ガールズ"ということもあり、友達の推しを見てみるついでに他の練習生のプロフィールもさらっと眺め、自分好みの可愛い子がいないか探してみることにしたのだ。

そして、私は100人近くいる練習生の中から光り輝く一人を見つけてしまったのだ。

その方の名前は、釼持菜乃（けんもつなの）さんである。

簡単に言うと一目ぼれ。見た目がドストライク。美しさの権化。
彼女を見た瞬間そんな言葉が私の脳内を駆け巡った。

正直番組を進んで見たいとは思わないが、釼持さんは気になる。

そこで、番組のファイナルステージを地上波で見てみた。
惜しくもデビューには届かなかったが、ステージでのパフォーマンスはとても魅力的だった。
番組が終わったら芸能事務所に所属して活動することも普通にありえるんじゃないかと思っていた。

しかし、番組が終了した後、釼持さんが出演するイベントや活動の情報はネットで探しても出てこない。
どこかで練習生として違う形でのデビューを目指しているのであれば応援したい。しかし、本当にデビューが叶うのかわからない。
このぽっかり空いたような穴を埋めるには、釼持さんが歌ったり踊ったりしている映像を見るしかないと感じたのだ。

そして、Leminoで番組を検索し、想像以上に放送時間が長く若干ビビりつつもとりあえず見てみようと、放送終了した後に番組のアーカイブを見始めたのである。
サバ番には抵抗があるから1話で見なくなるかなとか軽く考えていたのだが、気が付いたら全部視聴し終えており、気がついたらどっぷりハマっていたのだ。

番組を通して、改めて釼持さんの様々な魅力を知ることができたし、他の練習生一人一人の一生懸命な姿にもとても心打たれた。

それと同時に、やはりサバイバルオーディション番組の構造自体にはいろいろ思うところがあった。

これ以上書くと長くなりそうだから、次の記事では何となく敬遠してきたサバ番を見た率直な感想について語っていけたらと思う。

そして、最後にせっかく名前を出させていただいたので、個人的にお気に入りの釼持さんパフォーマンス集を載せておく。