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リンクで旅するエルデンリング(~マレニアの貴腐騎士まで)

2022/3/31更新
絶賛ネット断ちプレイ続行中
目次を頼りに、読みたいところまで読んでください

一応、エルデンリング以外をやっていない人のために見慣れない単語にはリンクをつけます。
道中の敵の一つ一つにショートムービーのリンクをつけます。太字のリンクはムービーに飛びます(飛べないリンクは準備中です、ご了承ください)。

プレイヤーの過去:
①ダークソウル3→②ダークソウル1→③Bloodborne→④SEKIRO→⑤エルデンリング
やりこみ度:
①二周②二周③初期レベル縛り/独自RTA④四周目苦難⑤開始二週間前から情報断ち
(そのうち過去のやりこみもまとめます)

2022/2/25 (開始~初ダンジョンまで)


すこしドキドキしている。
ブラボを初めてやったときと同じように、部屋を暗くして、映像に集中するのだ。

現在、24日の深夜。日付上は25日になったところ。

初見プレイの動画はなるべく残そうとは思うけれど、全部撮って、だなんてやっていられない。普通にやればいい。普通に、印象に残ったところを残す。それでいい。

では、いざ。

はじめて、すぐムービーではなく自分を選ぶところから。
珍しく、素性と見た目で時間をとる。
素性はだいたい見た時の印象で決めていて、放浪騎士、剣士、密使あたりで迷ったのだけど、剣士は装備が青いのと技量寄りだったので求めているものと違う可能性。密使は何者か分からない上に信仰寄りのステータスで選びにくい。
結局、分かりやすく選びやすい放浪騎士にする。体力筋力ステータスは正義。

髪型とボディの見た目と音声の項目でちょっと迷う。モンハンライズで主人公の見た目とか音声とかが重要だと知ったので(今更)、ぱっと見たときに自分で好きになれるものがいいと思うわけ。

ということで、見た目は程良く筋肉がついている若年で、音声は壮年になった。若年の音声がかなり若い外国人って印象でさ、ちょっと違うなと思ってしまったので。


やっと始まります。
王となれ、のオープニング。
正直に言う、なにも分からなかった。
なんかすごい敵がいっぱいいて、しかも実際に戦うんだろうけど、神話感がすごくてホントにこいつらと戦うんか?っていう遠いところからの目線であった。

しかし、これがエルデンリングか

動かせるようになって、恒例の操作確認。
動かした感じはダクソ3なんだが、ジャンプがあると結構違うなと。そして思ったよりはジャンプしないのでそこまで違和感はなかった。
しかし初期装備でローリングが重ロリなのはどうなの、と思ったり。ハルバードはインベントリの中でもよかったんじゃないか?
経験者だからさすがにおかしいと分かりつつも、今回はそういうもんなのかなと思わないでもなかったから、あれ初心者は重ロリのまま進めるかもしれないな。チュートリアルが出るならいいんだけど。

コンフィグを弄る。○ボタンローリングを□にする。いわゆるSEKIRO方式(ダッシュしながらジャンプボタンを押しやすい配置)。ダッシュジャンプをしてみたらジャンプ飛距離が伸びたので、アクション面で不利にならないボタン配置にする必要があった。

アイテム使用が○ボタンになる。それにより、メニューを閉じるときに連打をすると聖杯瓶を誤って使う、ということが多発することになってしまったが。まあ、よい。
ちなみに△は武器の両手持ちやアイテムショトカなど、意外と重要なボタンになっているので替えないことにした。

始まってから、カメラ速度を気にし始める。8だと速いから7になった。

で、そんなこんなを弄りながら進めていたらチュートリアルボス
いや、やけに早いな!?
と思ったらいわゆる負けイベで。グンダと違って基本動作を知る前のボスだし、相手から一発もらったときにHPが半分減って強すぎると思ったのでその時に負けイベだということを悟ったのである。


導入はそんな感じで、あとはプレイの所感を。
学びの洞窟~そこを抜けて道中をプレイしながらの感想。

バクスタがかなり速くて気持ちがいい。
毎回しゃがむのはだれるかもしれないけど、SEKIROでもやってたし同じようなもん。
騎士系の相手には戦闘中に背後を取ったときに入る従来方式もいいね。楽しい。

パリィは相変わらず少し難しい。
だけれども、だからこそ決まったときは気持ちがいいね。

ガードカウンターが、かなり猶予が長い。こっちがパリィ代わりに機能しそう。
SEKIROをやっていたせいでガードをジャスガしなきゃ、と思ってしまいなぜかガードを緩めてしまうのだけれど、単純に相手の攻撃を受けてから反撃という流れだな。
多分慣れたらもっと多用していくことになると思う。

探索が、楽しい。
ブレワイを初めてやったときと同じ気分だね。
ブレワイとは違うところは、最初からハードな世界観と最初から戦えるだけの装備を与えられているところだろうか。
あとね、血痕システムがあるおかげでマップを覚えようとするね。
やっぱり何度も死ぬんだけど、死んだあとにルーンを落とした場所ってどこだっけ、と頭を最大限活用させようとするんだよね。面白いよね人間って。損失回避ってやつか。

ツリーガードが強い。
一回挑んで、明らかに強いので再戦せず。でも近い内にまた挑む。
死のデメリットがロストの危険性以外なにもないので(エンディング分岐などがなければ)、喜んで死ねる。
しかしツリーガード、ありゃ強いぞまじで。
まだ強敵を倒した喜びを味わえていないから、早々に倒しに行きたい気持ちはある。

ダンジョンが神。
あれ聖杯じゃん!
扉をアンロックしたときに気づいたわ。あの瞬間の気づきはブラボの地底人が乱舞するレベル。
お願いだからダンジョンの種類は豊富にしておいてくれよ、頼むぞフロム。

ダンジョンにいたインプの配置が神。
壁に張り付いていたり、天井に張り付いていたり。
警戒していても不意打ちを食らうなど、素晴らしい。
囲まれて死に晒したときは関心までしたほど。一つ目のダンジョンからこれならもうずっと楽しいぞ。

こんな感じで。
まだ強敵と会っていないから(ダクソ3で言うグンダやロスリック騎士)、これからだなって気はしている。
楽しみのゲージが、実はまだ50%くらい。続きを、早くやりたい。

追記:
ここ最近で、初めて心から「大きな画面でやりたい」と思ったな。4Kテレビorモニターが欲しい。エルデンリングをやっていて、そういう欲が出てきた。その気持ちを遺しておく。


2022/2/25(~魔術街サリアまで)


このゲームがやばいことにやっと気づいた。

二日目ということで、ツリーガードに挑んだりとかしようと思っていたのだが、それよりかはトレントくんに跨がってマップを駆けてみようかなと、そういう気持ちが上回った。

ゲームではとりあえずジャンプが出来るだけでプレイヤーは自由を感じる、と言われているらしいのだけれど、霊馬のトレントはなんと二段ジャンプが出来る。
不意に崖から落ちてしまったときに、プレイヤーの腕次第では元の位置へとリカバリー出来るのがいいなと思った。

マップを駆けていると、ただ歩くのとは全然速さが違う。どんどん知らないエリアに踏み込んでいくし、その過程で怪しいところを調べてはダンジョンへと誘われていく。

墓守闘士
死体の巨人のようなハンマーとチェーンを持ったボス。こいつが普通に強い。
スタミナ不足で盾をはがされガードブレイクでダメージをもらってしまう。ローリングがやはり重要か。

ここで、強靭の概念を理解。ガードカウンターを差し込んでも怯まないタイミングと反撃をもらってしまうタイミングがあることを肌で覚える。つまり万能ではないということ。むしろ万能じゃなくて良かったとさえ思った。なにも考えずにカウンターを振ってるだけで勝てる程度のバランスなんて楽しくないもんな。

適度に強かったので、倒したときは適度に嬉しかった。
とりあえず、初ダンジョンに出てきた還樹の番犬(猫みたいな見た目のチュートリアルな腕の振り方をしてくるボス)のボス戦とは違ってちゃんと嬉しかったのがなんか安心した。まだエルデンリングでそれを感じていなかったからさ。
撃破後にジェスチャーをするなど、嬉しさはそういうところに出るよな。

でも、まだだろ? こんなもんじゃないだろ?
俺はそれを期待しながらまたマップを駆ける。

ここら辺から、武器をどうしようかな→ステータスをどうしようかなとという思案タイムに入る。というのも、先程のボスが「バトルハンマー」を落としたからだ。
ハンマーに加えて、ダンジョンのインプが落とした「二又の手斧」もある。
ロングソードで攻略もいいのだけれど、墓守闘士を倒したときに一抹の不安が俺の頭をよぎっていた。ロンソだとダクソ3のゲーム経験をなぞってしまうのではないか、と。
ロングソード、素直に好きな武器なんだけどね。

結局、とりあえずは手斧を使ってみようかなと。ダガータイプ、出血属性あり。
この頻度で武器が手に入るのにロンソだけだなんて、体験としてはもったいないかもしれない。そう思ったら、珍しく武器を替える選択が出来たな、今回は。
ちなみにステータスは技量を1だけ上げた。手斧の必要能力値14に届いたのでとりあえずはそれでオーケーとし、レベルは止めておく選択をとる。

崖の谷間、スライムのいたところを抜けると水辺の少し広いところに出て、早くも愛馬となったトレントが不意に消えた。俺は過去の経験から(あっ)となる。
これ、オフライン侵入だなと。
赤霊が来て、血を飛ばして来るやつと戦うことに。

血の指、ネリウス
いや強いが? 出血痛いが?
少し時間を置いて白霊が侵入してきて、その時に(ああ、それ前提の難易度なのね)と。どうやら侵入と協力のチュートリアルらしい。
しかしいいチュートリアルだと思ったな。ダクソ3と違って生身オンリーとかじゃないから煩わしさとかないし。
普通に楽しい要素だと思った。オンラインプレイをやってみようかなと思わせてくれる体験。(オフラインでやるけど)

そのあと。
PVで推されていた壺くんを遠目に見つけて、どの道を行ったらいいんだろう、と迷いながら探索を続けていた。そうしたら、竜が強襲をかけてくる沼のところにまで来てしまい、しかもそこにいた人型の敵の集いの真ん中に地下へと続く道を見つけてしまい。

誘われるように進んでいったら、宝箱があって。
やけに短いダンジョンだな、すぐに宝箱があるんだな、でもこういう形式もあるのかな、といった見た通りの感想を受け取っていたら、その宝箱がまさかの罠で。
こんな最序盤に、罠など警戒できるはずもなく。

転送罠ということで、見たこともない僻地にいきなり飛ばされてしまった。
明らかに序盤に来るべきではない結晶に囲まれたマップ
見回りに来る結晶マンが少し強い。倒すことは出来るが疲弊はする程度の強さ。

まあ転送されてもワープは出来るだろ、とたかをくくっていたら、出来ないよと。まじか。
ここで俺はフロムやるなぁと関心。

しかし緊張が走る。なにせ知らないマップ、いきなり袋小路の小屋。どのくらいの強さか推し量りきれていない敵。抱えている4000ルーン。
どこに進むのが正しいのか。
俺は祝福を求めて走ったのだが、結晶の追尾槍に撃ち抜かれてあえなくYOU DIED。ロードを挟んで、さすがに元のマップに戻れるだろ(淡い期待)からの、結晶マップで再開。

おいおい、やっぱりか。やってくれるぜフロム。この甘くなさがいいんだ。
しかし失ったものは取り戻さねば。4000ルーンは序盤ではかなり大きいぞ、ロストしたくない!
しかし、追尾する結晶の槍がどうしてもかわせず、無念のロスト。
初ロストだ。
エルデンリング始まったな。

その後、駆け抜けで結晶坑道は抜けるのだが、その先に待っていたものは赤い空。広がる毒沼。そして魔術の都
そこには結晶の魔術を使ってくる敵がいて、しかもそいつらが隠密を使いこなしていて。

正直、たかぶった。
ソウルシリーズをやっていて、ここまで魔術が魅力的に見えたことなんてない。
結晶魔法のエフェクトとSEがめちゃかっこよくて、うわ、使いたいと思わせてくれた。

つい数分前まで初期マップにいたはずなのに、こんなにも雰囲気の違うところに足を踏み入れてしまうとは。この世界の、冒険にのめり込んでいく瞬間。
ここで、今日の書いた一言目。

このゲームがやばいことにやっと気づいた。

まさか、これが、こんな体験を何度もできてしまうのだとしたら。
これからを期待してしまう心を止めることはできないだろう?


2022/2/27(~円卓/アルベリッヒまで)


続きをやっていく。魔術と結晶のところから。

前回が探索のぬるいうちから怒濤の展開だったので、今回はマップを端から歩いていく形。
坑道の敵は作業に夢中なようで、横から手出しさえしなければ穏便である。一方、追尾槍持ちはこちらを見つけるなり攻撃してくるので厄介。戦い難いポジションにいるのが強い。
坑道自体は一通り見渡してみればマップも狭く長居するようなところではない。祝福を見つけ、休んだらワープ制限も解禁された様子。
早々に切り替えて、毒沼の方面→魔術の方面へと。

毒沼、この序盤だとかなりきついな。HPがごりごり持っていかれるから長居が全くできない。
しかしワープが出来てしまうのが良いのと悪いのと。死にかけの一歩手前まで探索をしたところでワープ。拠点へ戻る。

魔術の方へ。
敵がね、多い。一体一体は慣れさえすればそこまで強い敵ではないのだが。

中略

祝福で休んでいると、メリナが現れて、円卓に導かれることになった。
いわゆる拠点で、エルデンリングの世界を俯瞰してどうにかしようという志を持ったものどもが集まっているようである。

少しだけ興奮したが、少しだけ気にくわなかったのは、事実。
世界に挑んでいくというのに、分かりやすく安心できてしまうところがあるのはね。ただ、それがエルデンリングという、新しい優しさの形なのかもしれない。安らぎが全くないと、これから長い時間挑んでいくのに、疲れてしまうだろうから。

しかし、ただの優しさでもなかった。
円卓の、隔離された広間。上から飛び降りることでしか行けない場所。
そこに赤霊がいて、襲いかかってくる。

狂い舌、アルベリッヒ。氷と大鎌使い。

いや、戻る手段がないんだが?
失ったルーンを持ち帰るには侵入者を倒すしかない。そしてこいつがすこぶる強い。

罠過ぎる。まだルーンを使いきっていないのだが。
そこまで大量のルーンではないが、いざ失うとなったらそれを全力で回避するのが褪せ人だろう。

一時間以上挑むことになるのだがね。
その一連の流れは、動画を見てほしい。このペースで多くを語ると、本当にエルデンリングは書ききれない。
体験が多すぎる。
強敵という強敵がいくついるというのか。

手斧で、ダッシュ斬りとクイステを主軸に立ち回り、勝ちきった。手強かったよ、正直に。


2022/3/1(~坩堝の騎士まで)


昨日、一昨日と、マップの隅を洗うように攻略していた。

見落としは、当然ながら多くある。
隠れるようにある洞窟や、それなりに目立つはずの祝福も。同じ場所でも、天候や敵の有無があるからそういうことが生まれるのだろう。

大きな要素だけ書く。
まず、詳細マップを手に入れた。城下跡を殲滅したら、その中央にあった。これはそこに挑まないと手に入らない確かな対価である。
細部の書き込まれたマップを手にしたことで、情報の整理と、新しく進みたい場所が明確になった。これが冒険の醍醐味だろうか。

マップに、明らかに怪しい封印の円を見つけたのでそこに向かう。中央を調べるとβ世界に飛ばされて、ボスとの対峙となった。

坩堝の騎士
こいつがね、また強いんだ。明らかにレベルが足りない。
挑んだときはLv17くらいかな。
相手の剣を二回受けただけでスタミナが枯渇してしまう。技によってはチェインしてそのまま八割はザラである。

どう考えても正攻法では(ローリングを完璧にする以外)勝ち目がないので、こんな序盤にもかかわらず一風変わった戦法で挑むことに。

両手盾からのパリィ戦法。
普通にやったのでは受けきれないため、盾を両手に持つ。すると、受け値に余裕ができて盾で二耐えができるようになる。
攻撃を見てから、パリィを合わせる。パリィがとれたら、武器を持ち替えて致命。

……正直ね、これでも勝てる気はしなかった。最大で三割くらいしか削れなかったかな。リスクリターンが釣り合ってないからダメージレースに勝てないんだよね。
というか致命がロンソ+1で144しか入らない。致命を20回とっても削りきれん感じだったぞ?
出血もしないし毒にもならないし。体幹も崩れない。

実は結構、一時間くらい挑んだのだけれど、さすがに諦めて別のところを探索。
ずーっと後回しにしていた壺くんを掘り起こし、友達みたいな感じになる。彼の名はアレキサンダー。

もう一つの封印の間、そちらは狼騎士だったな。
敵のHPがそこまで固い感じではなかったのでうまいこと立ち回り、短いうちに勝ち切った。
最終的には手斧で勝ったんだけど、思ったのはロンソが強すぎる。
勝つ直前に使ってみて、カウンターで簡単に差し込めてしまったときに、こりゃダメだなと。間合いに余裕がありすぎる。手斧を使ってる俺はなんなんだ……。でも手斧が好きになってしまったんだよ、新しい相棒が見つかったら別だけど、当分は使うぞ俺は。

ロンソも楽しいけどね。でも使うと負けた気になるわ。
いやもしかしたら導きのロンソに戻るかもしれないけど。銀騎士の直剣みたいなのが手に入ったら割りとまじで直剣は使うかもしれない。


2022/3/2(~ツリーガードまで)


PS5のキャプチャ機能は神だと思う。
PS appで携帯からキャプチャを見返したりしながら手記を書く。

石掘りトロル。
道筋っぽいところを進めていたらボスとして戦闘することに。
パターンは道中に出てくる巨人とだいたい同じだね。しかしディレイが厄介で被弾がかさんだりしたが。

こいつのことは以前に情報を買っていたので、弱点だと書かれている頭を狙った立ち回りをした。で、体幹を崩したときに致命を入れられるかな、と正面っぽいところに行ってからR1を入れたんだがうまいこと致命が入らず。頭が壁の方を向いてしまって、その隙間に入ることができなかったんだな、これが。

一気に削って気持ちよくなりたかったのだが残念。しかしあとは削り切って、勝利した。

で、俺はこのときに感じるのである。
なんか強くなってきたなと。エルデンリングに慣れてきたのもあるけど、初期装備よりもかなり充実してきている。
レベルは多分20くらい。ここらが、挑み時だな。

ツリーガード。
最初の地に降り立って、再び挑む。
こいつが、強い。やはり強い。のだけれど、強い盾を手に入れたので受け切れるぞ!
初見では全く見えなかった勝ち筋が、はっきりと見えた瞬間だった。

それでも何度も敗れるのだけれどね。
手斧で挑んで、盾受けしたり、クイステしたり。色々試した。
ツリーガードにもやはり体幹が存在していて、溜め攻撃やジャンプ強攻撃を的確に当てていけば大きく怯む瞬間があるのだった。
しかし、致命をとることはできなかったけれどね。(もしかしたら、乗馬していれば専用モーションがあったりしたのかもしれない)

何度も死んでいて、何度も挑んで、気づく。
最初、ツリーガードと見合って、相手が足を止めてから。
こちらを認識してから、少しずつ音楽が不穏なものになって。お互いに戦闘の意志を確認しあってから、ついに音楽が戦闘用のものに切り替わる。

このね、対峙しているときに少しずつ大きくなる不和な音楽が、好きになってしまってね。
この瞬間が、俺を昂らせてくれる。
途中、その事に気づいてから、俺は必ず立ち止まって、戦闘の音楽が流れてから動き出すようにしていた。これが、俺のロールプレイだ。

かれこれ一時間くらいかな。俺はずっと手斧で挑んでいたけれど、どうにも勝ちきれなくて、ついにロンソを手に取る。
導きのロングソード。戦技は構え。

やはり、これなのかもしれない。
俺はツリーガードに挑む。

盾受け、隙のない片手振り、間合いを詰めるジャンプ斬り、ガードからのカウンター、間合いの外からの構え→両手の刺突、隙をみての溜め斬り。

そうして、堅実な立ち回りを経て、やっと撃破した。自分でもきれいな立ち回りをしたと思ったけれど、それでも残りの聖杯瓶は1つだけだった。

いやー、うれしかったな。やっと勝てた。
でも、もっと強かったら嬉しかったのにな、とか贅沢な感情も少しだけ湧いたりした。……こいつ、初期配置ボスだってこと、忘れるなよ。どう考えてもかなり強いだろう。

そして俺は、ロングソードを改めて信頼することにした。
導きが、ここにはある。


2022/3/7(~忌み鬼、マルギットまで)

続きをやっていく。
さっそく、小ダンジョンボスから。

黒き刃の刺客。
なぜか敵のHPが3割ほど減った状態から戦闘開始。あれにはどういった意味があったのだろうか。少しだけ周りを警戒などしてみたが特にギミックなども見当たらず。
強さはというと、正直ぬるい。バクスタがとれてしまうし、パリィも有効。苦戦する要素がない。さくっと倒した、物足りない。

ただ、こいつが落としてくれたタリスマンに少し心踊る。「緋色の凶刃」致命でHPが回復する効果。血の歓び! 忍殺回復!好き!
こんな序盤に用意してくれるとは。
しかも回復量も10%くらいあって結構嬉しい。こんなの致命とりにいきたくなるじゃん、ありがとう。

一方で。
レベルを上げすぎたかもしれない。いまLv20なんだが、寄り道をしたこともあり回復手段が7個分ある状態。HPも20まで振って、そうそう死なない状態になっている。
火力不足も感じていないので明らかに不足を感じるまでは留めておこうかと。あるいは持ちたい武器が手に入ったらそこにステータスを振る。

さて、マップの東へと進むと毒沼/魔術街の方に進むことになるのだが、敵の強さを考えたときにどう考えても進む方向が違うよなーと。
これは素直に城に向かった方がいいなと思い、ストームヴィル城へと向かっていく。
横道に逸れる進み方もあるのかもしれないけれど、正面から突破していくことにした。

兵士が雑多にたむろしている門前で自他共に強さチェック。……うむ、やはりそこまで苦戦はしない。レベル15くらいで来るかもしれないことを想定された強さって感じだった。

進んでいくと、祝福があって、さらにその先に進むとムービー。
褪せ人よ 愚かな野心の炎に焼かれ
お前もまた、エルデンリングを求めるのか?

忌み鬼、マルギット。
いやもう、見た目が明らかに強いじゃん。
そして実際に強い。

動きは全体的にはそこまで速くないし、待ってくれる方なのだけど、近づいたときの緩急がすごい。
左手の黄金の刃の発生が早くて、見てからなかなか間に合わない。
それに、三割ほど削ると使ってくる黄金の巨槌も重くてなかなか厳しい攻撃だったりした。

最初はパリィをしようとしたのだけど、どうにも無理っぽいな。出来るのかもしれないけど、立ち回り的には難しいと判断した。ということで真鍮の盾とロンソの組み合わせが最適解だと判断。

何度も挑んで、詰めていく。
一見隙に見える行動に対して無理に差していくと、カウンターをもらって退避せざるを得ないことがしばしば。

それでも、構えとカウンターを中心に立ち回って、ダウンからの致命をとっていく。戦闘中に、何度も何度も。

最後の、決戦の時はそうやってお互いに削りあって、ついに回復が尽きてあとがなくなり。
しかし、ギリギリのところで攻撃を差し込んで、勝ち切ることが出来た。

エルデンリング、恐ろしいな。
ツリーガードを除けば分かりやすく本筋のボス一体目だよな? こいつ。

さて。立ち回っていて、見えてきたものがあった。
エルデンリングの面白いところと言えば、やはりボスに討ち勝ったときだ。それは、誰しもがそうだと思う。

もう少し踏み込んで考える。
今回、マルギットと戦っていて感じた戦闘の気持ちよさ、それは致命だ。
致命を取る瞬間が楽しいのだ。あれだけ長いHPゲージが一気に減って、勝利にぐっと近づく大ダメージを叩き出す。その瞬間が、プレイング次第では何度も何度も訪れる。

エルデンリングとダクソが違うのはそこだ。ダクソにももちろん致命はあるけれど、正直そう何度も入れられるようには出来ていない。
ダクソの致命はパリィとバクスタが機転となっていて、加えて大ボスの致命はパリィを除けば部位に対するダメージ蓄積がほとんどなのだ。相手によっては、致命が可能でも立ち回りの関係で致命を狙うのが難しかったりするのが実情だった。

しかし、エルデンリングには体幹がある。
うまいこと強攻撃を差し込んでいけば、無理のない範囲で致命が可能なのだ。
そしてその気づきは、プレイヤーを戦技という面白い要素へと導く鍵になっている。

ツリーガードと戦っていたときにも少しだけ気づいたけれど、エルデンリングとダクソにおけるロンソの違いはやはり致命なのだろう。
表からの立ち合いから体幹を崩して致命がとれる。これが体験として同じようでかなり違う。それに今回気づいた。

だから俺は、改めてロングソードを握ることを決めた。これで戦っていく。



2022/3/9(~ストームヴィル城30%まで)

ストームヴィル城。
これを攻略していく。

やっていて、かなり広いなというのが第一の感想。
本当はあまりダクソを引き合いに出すべきではないのだが、ロスリック城を攻めている感覚に近いものがあった。

細かいところを書いていけばきりがないので、少し省略気味に書く。
(書く時間より、じっくりとプレイしたいという欲の方が上回った)

・正門から攻めるのは無理がある
・回り道は結構面白い
・敵に閉じ込められたり、細かな罠が凝っている
・城内の祝福が癒し
・敵の強さがちょうどいい。雑魚が弱く、強敵に苦戦するレベリング
・緋色の凶刃が強すぎる、最高
・レガシーはまだまだ広そうな気配、助かる。続く

2022/3/13(ストームヴィル城90%まで)

ストームヴィル城その二。

・鳥が強い
・行けるところが多くて楽しいがマップ把握が大変
・弓兵が多すぎる
・特にガード貫通するボウガンが痛すぎる、何度も命を落とす
・途中で円卓に戻り、戦技が付け替えられることに気づいた(円卓なら専用アイテムが必要ないのかな?)
・神聖なロンソが強くて楽しい、こんな序盤から月光ムーブが出来るとは
・途中、嵐の丘にお邪魔する
・巨人には慄いたがすぐに弱点に気づき奥まで進む、が現時点ではなにも無し
・マップを詰めて、明らかにゴドリックの待つところまで進める
・夜も深いので今日はここまで。明日に備える


2022/3/14(~接ぎ木のゴドリックまで)

ああああああああ神ゲー!!!!

昨日、明らかにゴドリックが待ってる霧の手前で一旦終えて、今日に備えていた。
一日置いて、間違いなく強敵である奴に挑もうと。

褪せ人風情が 不遜であろう

接ぎ木のゴドリック。
こいつと戦うことを夢見たフロムプレイヤーは多いはずだ。
エルデンリング初トレーラーから二年待たされた2021年6月、ゲームプレイトレーラーが公開され、そのトレーラーの語り部の一部と締めを託されたデミゴッド。

初トレーラーにも出ていて、たくさんの手が腕を掴むシーン、エルデンリングの世界観を一番最初に彩ったのがまさにこのゴドリックなのだ。

こいつとやり合うこの日を待っていたんだよ俺は。

ムービーが流れて、さっそく対峙。
まずはダメージチェック。
神聖なロングソードの戦技「聖なる刃」にてまずは先制攻撃。80くらいかな。そのあと、隙を見てR2など。130程度。うん、一発で小指程度の長さのダメージ量だ。
盾受けも重たい攻撃以外は成立する。
被ダメも一発で三割程度と絶望を感じない範囲。
よし、戦えるな!

ちなみに初戦は小指二本分も削らないうちに一分もかからず敗れました。

ここからは観察を踏まえた戦いが続く。
まずは一番分かりやすく、正面をとらえた立ち回りから。
攻撃の終わりに見えるところでR2やカウンターを差し込んでみて、いけるときとダメなときのパターンを構築していく。
マルギットがそうだったけれど、ゴドリックもディレイがえぐい。大きく振りかぶる攻撃は初動に反応してしまうと二回もローリングをしてしまうくらいにはタイミングが掴めない。

しかし、そこまでパターンが多いわけでもないか。
奴の行動を大きく分解してみると、

①腕を振りかぶって叩きつけ、そこから派生して、距離に応じて数回斬りつけ
②嵐をまとったあと、距離が近ければ旋回からのジャンプ叩きつけor遠ければ嵐を飛ばしてくる
③地面を斧で叩きつけて隆起させる、もう一度叩きつけて広範囲攻撃
④上空にジャンプしたあと、叩きつける攻撃
⑤斧を上に向けて構えたあと、前方に範囲が広い五連続斬り

こういったパターンになるか。
①の素直に斬りかかってくる攻撃は正直ひとまとめにしてはいけないくらい細かくパターンがあるのだけど、特徴のある②~⑤のパターンは一連の動きがほぼ固定化されていて、その行動における初動を覚えてからは対処が非常に安定した。

また、素直に斬りかかってくるパターンもジャンプすればかわせる攻撃やカウンターの入る攻撃、盾受けが崩れても追撃をもらわない攻撃を覚えることで次第に順応していった。

そして、体力を4割削ると特殊行動からのムービー。
接ぎ木の相手として竜を選び、炎の力を得てパターン変化。

自らの腕を斬る時に当たり判定があるのがオシャレ。
あれは思わずカウンターをしに行きたくなる。

後半戦、開幕にドラゴンブレス。
明らかなパワーアップを前に、聡明な褪せ人はまず様子見をすることだろう。
しかしそれが罠なのである。
これにはやられたね。広範囲ブレス、逃げても逃げてもその炎から逃れることはできず。

答えは、懐を取ること。
後半戦の開幕は全力で走って懐に潜り込む。これが一番だった。そして、それさえ分かってしまえば溜めR2→溜めR2が入って体幹が崩れるボーナスタイム。

エルデンリングの致命はほんと狙ってとれるところが気持ちいい。リスクを取ってでも差し込んでやろうって気にさせてくれるし、実際うまくいったときの気持ちよさが凄い。立ち回りが上手くいかず敗れてしまったときでも、致命が入った部分については有効な立ち回りだったということが後々反省しやすく、強気の行動をとりやすくさせてくれている。

ゴドリックの後半の動きは細かいところが変わり、通常攻撃の際にドラゴンの頭部を振るってくるようになる。その中の一つに掴み攻撃があり、それなりに短い予備モーションを見たら全力でローリングをする必要がある。

一番厄介だったのが、足元の広範囲ブレス。これはやつの背中のみが安置となっているのだが、立ち回りを誤ると回避が間に合わず、被弾は必至。しかも多段ヒットするので残り体力が少ないとそのまま持っていかれる。
この攻撃の回避が最後まで安定しなかったな。結局HPと聖杯瓶でごり押してしまった。あれはどうすればよかったのだろう……。きっと、また挑みたくなる。

さらに細かいところ、地面の隆起攻撃が後半は二回から三回に増える。
この増えた三回目が厄介でね、如何せん二回のタイミングを前半のうちに学びきったせいで三回目の大ディレイにはじめのうちは何度も引っ掛かったね。でもあれをジャンプでかわせるようになると反撃タイミングになってほんと気持ちがいい。

最後は、ゴドリックの体勢が崩れて。
致命を入れるチャンスだったけれど、俺はそれを選ばなかった。
確実に、絶対に勝てる立ち回りを選んだ。
致命の出来るチャンスを捨てて、構えからのR2、そして溜めR2でついに決着した。

霧となって消えていくゴドリックと、冷静さから昂りに変わる俺の感情。
最後の一撃を与えたとき、俺は叫んだ。

ああああああああ神ゲー!!!!

エルデンリングよ、強敵であるデミゴッドを俺に与えてくれてありがとう。
魂が震える瞬間。こんな瞬間のために、俺はこのゲームを始めたんだ。



2022/3/21(~湖のリエーニエまで)

湖のリエーニエ。

ゴドリックと戦った場所の奥地、そこを進むと城を抜けられるようになっている。

最初は林をただ歩くだけなのだが、次第に拓けてきてまた広いフィールドが少しずつ示される。

湖らしさは、いまのところない。
しかし敵らしき敵も見当たらないのが不穏だ。

そして俺は思い至る。これは、隠れている系の敵だな?

明らかに怪しい場所を見つける。というのも、アイテムのある光が見えていて、さらにオブジェクト配置が多くていかにもだったからだ。
そして、この地の敵とご対面。

スケルトン。骸骨戦士。
俺の初見の感想は「おっ来たか」くらいのものである。道を歩けば骨に当たる(直喩)な世界でいないはずもない。というか小ダンジョンで別タイプに既に会っていたわ。

こいつがね、明らかに強い。いや、硬いという方が的確か。
HPが雑魚敵のそれではない。しかもスケルトンって基本群れて出てくるんだよな。死に場所が同じというやつか。

必然的に三対一などの不利状況が生まれるため、少しのミスで簡単に祝福送りにされてしまった。

で、二回ほど死んだあと、考える。
こいつら、弱点があるな?

これはメタ推理である。レベリングと敵の強さが噛み合わないときは、そこに特効があるのがゲームの常だ。

ほうら、ちょうどよく神聖属性の直剣があるではないか。
このためにつくったわけではないが、神聖ロンソの戦技「聖なる刃」を試してみることに。

これが一撃。思った通り、スケルトンに特効が入る。一度神聖を纏えばほかのスケルトンも一撃で葬り去る。
こういう攻略もありなんだな。

個人的には属性とか弱点特効は本気で詰まるまでは考慮しない、切り札的システムだと割りきっているのだけれど。
でも、せっかく無属性のロンソとは別に神聖ロンソを持ち歩いているのだから、そいつを生かすための立ち回りをするのは素直に楽しい。



2022/3/28(~マレニアの貴腐騎士まで)


湖のリエーニエを探索していたら、崖下の影になっているところに洞窟を発見。

奥へ進むと小ダンジョン、毒を撒き散らす大きな植物と暗闇に隠れるコウモリがそこにはいた。
さらに進むと、毒の追尾魔法を使う敵もいる。毒沼もあるし、分かりやすく毒がコンセプトの小ダンジョンだ。

敵を半ば無視するように進むと、すぐにボス霧までたどり着く。脇道を除けばかなり短い構造のダンジョンである。

マレニアの貴腐騎士
人型で、防御を主体に立ち回ってくる敵。

こいつの厄介なところは二つ。
足元が毒沼であることと、出血する槍の投げ技を持っていることだ。
そして、防御を主体に立ち回ってくるため、こちらから攻めないと足元の毒でじり貧になるのである(厄介どころ三つ目)。

そこまで強くはないはずなんだけど苦戦はする、という難しい敵だった。
きっちりガードをすれば受けきれないことはないし、大振りを待てばきっちりバクスタが決まる隙もある。

それでも難しかったのは、やはり毒沼によって心理的に焦らされたからだろうな。
レベルを上げずに、未だにLv20なのだが、毒でHPを削られると投げ攻撃の出血で確一圏内に入れられてしまう。かといって、聖杯瓶はなるべく温存しておきたい。

短期決戦が吉か。
実際に勝ちきった時は、どうしても立ち回りにパリィを入れたかったこともあり。
パリィ→致命→そこから怒濤の強靭崩しで、結構苦戦していたはずの敵を最後は完封するのであった。
(かなり気持ち良かった。)
























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