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水栓がなんでもないや

二週間前の年の瀬に、仕事場の水場で事は起こった。水漏れが激しいからどうにかしてくれ、と頼まれたのである。

前回のことがあったので、俺は「はいはい新しいのを買えばいいでしょ」と、秒でホームセンター行きを決める。

今回買ってきたのはこれ。

SANEI 断熱腰高パイプ PA232D-61X2-16 ¥3,960


で、買うだけ買って、そのあとは二週間ほど放置していた。そして、時間に余裕が出来たのでやっとこさ取り付けをすることに。

古い水栓を見てみると、確かに水漏れをしている。しかしナットを回して、水栓を外してみると俺は頭を悩ませることになる。

……悪いところが見つからない。
水栓は確かに古いのだが、ゴムパッキンはきれいだし、破損しているような部品が見当たらないのだ。


古い水栓。部品もくっきりしている


そして、部品を取り回していろいろと観察をしていると、今回の水漏れの原因にふと気づいた。

なんと、水栓が深く刺さっていなかっただけだったのである。

正確には、長い年月で水栓の首を振り回し、その結果として水栓が浮いてきてしまっていたのだった。

(プラスチックの部品が浮いて来ていて、その結果水漏れをしていたことが判明)

なんてことだ……新しいものを買う必要などなかったのか。
しかし、それは実際に水栓を一度解体してみなければ分からなかったこと。

普段の経験がないゆえに、難しいものだという固定概念があった。
前回と今回で、やっと分かったことだ。水栓は、簡単だ。



教訓としては、まずはナットを開いてみること。原因を探ってからアクションを起こす。これでしかない。

そもそも、水栓なんて電気を使わないのだから、そう簡単に壊れるものでもないな。
日本の水回りの技術は誇らしいよ。


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