見出し画像

日本の水回りの技術はすごい

一階仕事場の水道の管が折れたらしく、父親がその修理をしていた。
なんでも、首が回る接合部の根元からぽっきりと折れてしまったらしい。

父親がどうしたものかと困った様子だったので介入する。
とりあえず携帯で写真を撮ってみた。水栓の中の方を覗いてみて、これは内側に何か残ってるなと。
ニッパーを片手に、中に残った何かを取り外す。すると、折れて内側に残っていた部分の管が出てきた。当然と言えば当然であるが、水栓には詳しくなかった俺はなるほど、そうなっているのかと関心したものである。

他の構造はどうなっているのだろうとさらに覗いてみる。すると、内側にはまだゴムが残っていた。これは、知識のないうちはむやみに取れないなと。

調べてみると、水栓の構造は水が通る管本体、接合部となる部分にゴムパッキンとシリコンが組み込まれている様子。
そして、そのゴムとシリコンの付いている部分が少しだけ細くなっているようだ。今回はどうやらその細い部分が折れたらしい。

なんにしても替えを買うしかない。
ホームセンターへ。

陳列されているところへ案内してもらって、商品を見てみる。水栓って普通に売ってるんだな。それに、規格もある程度統一されている。
今回買うのは外径16mmのS字型。折れたものと全く同じものが売っていて、買うのが簡単だった。900円くらい。
すごいな日本の技術と思ったわ。


で、後になって取り付けてみて。

これがね、ものすごく簡単。
二三十分はかかるかもと身構えたのに、五分かからなかったな。

まずは内側に残ってるゴムパッキンを取り除いて、そこに新たに管を取り付けていく。
下から上へぎゅっと押し込んだら、新しいゴムをうまいことはめこんで、次にシリコンを管に嵌め込む。そして最後にナットを締めればはい終わり。
水がじゃーじゃー流れます。

こんな簡単に終わってしまうとは。
身構えていた俺はなんだったのか。とりあえず父親には感謝された。
日本の水回りの技術はすごい。


折れた水栓
購入した水栓
SANEI 三栄水栓 自在パイプ BA10J-60X-16


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?