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04_適応障害になるまで②

2年ほど前、上司との関係に違和感を感じ始めた。この人(以下A上司)はまず否定から始まる。人の粗探しで自分のプライドを守っているかなりめんどくさいおじさんだ。もちろん私の解釈が間違っているのも理解できてはいるが、頭ごなしに難癖をつけられるごとに、何をやっても否定されるのだと次第に心を閉ざすようになっていた。仕事はできるがマネジメントはできないA上司と私はペアで業務を担当していた。そんな運の悪い私を哀れな目で見てくる周囲の人の視線も薄々感じとっていた。

縦組織で動いている以上、上からの評価が必ず重要になってくることは重々理解していた。しかし私はいつからかモチベーションが下がる一方で、否定的な上司に評価されることの恐怖感、パフォーマンスも上がらない自分への嫌悪感、と完全に悪循環に陥ってしまった。同世代のキラキラした同僚、キャリアを積みどんどん会社に貢献する先輩、社内で活躍する女性たちを見ては落ち込み、人の少ない夜のオフィスで夜食を食べる日々だった。

26歳、プライベートも底。彼氏どころか好きな人もいない。どうやって好きになるんだか、、それすらも忘れていた。数年前から結婚ラッシュに妊娠ラッシュ。結婚した学生時代の女友達に会おうと言われても「仕事忙しい」と適当に言い訳した。「彼氏は?結婚は?」を決まり文句に幸せのマウントを取られるのは目に見えていた。最悪に今仕事ができない絶不調を取り繕って「バリバリ仕事しててかっこいいね!」なんて言われるのが超絶悔しくて情けない。

20代後半のInstagramは自身が不幸だと尚不幸になると

ひねくれることしかできなくなった。

#HSP   #適応障害   #アラサー独身

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