見出し画像

07_適応障害になるまで⑤

自分は「適応障害」・・・これをどう上司に報告したらいいのか、今の部署のバタバタとした状況、人手不足、管理職の機嫌の悪さ、環境は最悪だった。新規の大きな案件で、私をメイン担当にして進行する予定のキックオフ会議があり、もう限界の心身状態の中、営業の先輩が話している内容も全然頭に入ってこず、今からゼロから作り上げていかないこと、私だけではなく外注業者にも協力してもらい、関わる人が多い案件であるプレッシャーにつぶされた。一旦大枠の話が終わり、会議メンバーが部屋を退室したあと、今後のスケジュールを上司と2人で詰めることになったとき、こんなタイミングで言うのも非常識すぎることは重々承知の上で今だという決心がついた。

3ヶ月前ぐらいから心身が不調であること、適応障害と病院で診断されたことを上司に拙い言葉で説明した。だんだん涙が溢れ、呼吸が乱れ、「もう限界です」と言えた。普段は高圧的な上司だったが、その場では私が限界だったことを理解してくれた。

すぐにその上の部長に私の状況が報告され、業務量を減らしてもらい、定時に帰らせてもらうことになった。これまでオフィスでは自分が一番最後の最終退室者で施錠することがほとんどだったのに、定時のチャイムが鳴ってスパンと帰ることに抵抗と罪悪感がありすぎて。会社にいても生産性は悪い、休んだらもっと迷惑がかかる、休みたいのに休めない。それでも早く帰って身体を休めることを優先させた。しかしそんなもやもやが家に帰っても消えず、夜も寝れない。考えれば考えるほど涙が出てくる。寝つけても数時間後は目が覚め、朝まで寝ているのか覚めているのかも分からない状態が何日も続いた。病院でもらった薬も効かず、おそらく職場にいる間はずっとこの症状はおさまらないのだと気付いた。


#HSP #適応障害 #アラサー独身


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?