最近の夏・休職の夏
「たまに日記を書いてくれると嬉しいです」とのお声を頂いたので、
よーし、パパ、日記書いちゃうぞー。
最近は何をして暮らしているかというと、仕事をする以外は田舎の夏休みをして暮らしている。
お出かけしたりなんだりしたいのだが、愛媛もまん防出ちゃったしなぁ~と思うとどこにも行く気が湧かず……。
結果として田舎、すなわち地元の集落をうろうろしているだけの毎日だ。しかしながらインターネットのおかげでそれほど閉塞感は感じていないので、インターネットがあってよかった。
毎日原付で通勤していた時は街から山に向かって帰る途中、ぐっと気温が下がる目に見えない境界線を通過するたびに、一生帰って来るのか、この山に…と思って息苦しくなったりもしたが、山から出なければそう思うこともなくなってしまった。
ずっと集落で過ごしていると、とにかく人間をたくさん見るということがないのでどんどん世界観が収縮していくのを感じる。
田んぼ・山・川・虫・草……目に映る全て…そして邪悪なインターネット世界というコントラストの二極化が加速している気がするが、まあいいだろう。
リングフィット・フィットボクシング(ワクチン2回目打ったのでしばらくお休み中ですが)に加えて、歩かないと人間衰弱するなあと思ったので近頃は散歩を始めた。
日が落ちた18時、19時ごろにプラーッとサンダルと短パンで50分くらい歩く。
とにかくすれ違う人間もいないのでマスクをすることを完全に忘れているのだが、たまにマスクをしている人間が犬の散歩をしているのを見かけてア、しまった…この世界では人間は滅んでいないのだ……と思ったりする。
田舎の散歩はいい。特に夏はいい。虫がたくさん鳴いてて、草も茂ってて、夕焼けはきれいだし風は通るし、カエルは鳴くし…。
「田舎に転勤になってしまったのですが、道が暗くてデカイカエルが道を歩いていて怖いです、どう折り合いをつけたらいいのでしょう…」という質問をweb拍手で貰ったことがあるが、私は田舎生まれ田舎育ちなので慣れてください、受け入れてください……としか言いようがない…。
たまにグーグルマップで愛媛なんかを見てて思うのだが、人間が住んでいる範囲なんて、ほんとに山のひびわれ程度のところしかないんだな…。
関東平野なんかだともう全然そんなこともないんでしょうが。
基本田舎では自然が強く、人間はその隙間に入り込んでいるようなものでしょうね…。
田舎で暮らすにはなんだろう…自然のちょっとしたことを嬉しいと思いつつ、また自然の脅威に抵抗しつつという反復横跳びする元気がいるのかもしれない……。
ちょっと歩くようになると買い物も歩いて行ってみようかな、と思い立って30分かけてコンビニに行けるようになった。
こんな時間の使い方、休職前はとてもできなかったので嬉しい。(こんな健康増進法……お金じゃ買えない!!)
昔の通学路を歩いていると家が建て替わっていたり、大昔につぶれた洋品店がハンガーラックを処分しようとしていたりといろいろ変化があって興味深いし、帰宅中の中学生にあいさつされたりして緊張感が漂う。
私は…不審じゃないだろうか…いや、不審だな。アロハ短パンマスクにパナマ帽子の女……
時間の使い方にゆとりが出たからか、散歩をする気力がようやく整ってきたからか、以前よりも暮らしに絶望感がない。
一生サンダルで山道をプラプラしていたいと思う。
しかし多分、おそらくそのうち山を降りて人に会いたいと思うんだろうな。私は基本的に孤独は嫌いなので……。
~さあここからは夏ダイジェストです!!~
かんば先生がTwitterでアイスを食べるアンリ君のイラストを上げられていたので、走ってアイスを買いに行って食べた。ガリガリくんっておいしいな。こんなにおいしいもの?
蓮のつぼみを見かけたので、咲いてる時間に見に行った。蓮の花ってマジにデケェな~、お釈迦も乗っちゃうわけだわ…。平沢進も歌にしちゃうわけだわ……。
大雨の海を見て、ガラスを拾ってスイカを食った。
今年の夏は一人で泳ぐつもりだったが、目論見が外れましたね。
夜中、カブトムシのオスとメスが窓に激突してきた。タマムシちゃんもいま〜す!(ドキンちゃんもいま〜す)
珍しい虫を放ってSNSにアップされるのを狙い、住所を特定する手口について真剣に心配してくださった方がいて、目から鱗であった。
大丈夫です。山だから。たぶん…。その節はありがとうございました。
花をいろいろ見た。
ツユクサっていいよなあ。
昨日は寝る時風が寒かったので窓を開け放して、毛布を被って寝た。
ああ、このままいくと、夏が終わんのかなあ……と思った。
ヤダ~!!!!!!!!ずっと夏がいいよ〜…
でも今年は小学生の時より真面目に夏休みしたな。
成人女性になっても夏休みは取り戻せる!一人でも。
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