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恐竜二段 その1

ある切欠でこの人物のことを思い出したので記録を残す意味で書き記そう。

自分が所属しているフルコンタクト空手の道場での話だ。
恐竜二段(当時は初段)は俺がまだ真面目に稽古していた頃(当時、俺は茶帯)に知り合いを連れて道場見学に来た。総本部の黒帯とのことだった。
その時、型で撃砕大をやっていたがそれを見て
「さすが基本の○○支部、普通、撃砕大なんてやらないよ!」
と連れの人に言っていた。
それを聞いた俺は大いに違和感を感じた。
「撃砕大なんて緑帯がやる型じゃないか。総本部の黒帯がなんでそんなことを言うんだろう?」
支部によっては試合に直結する稽古中心で型をやるのは審査の直前だけと言う話は聞いたことがあるが、流石に総本部はそんな事は無いだろう。
なんかズレているな。と初対面で感じた。
恐竜二段はその連れとうちの道場に入った。

恐竜二段は聞けば俺と同学年。同じの区の出身で高校は向こうの方が若干、偏差値が高い。入門の時期自体は俺の方が先立ったが、向こうは黒帯なのでこっちは先輩を付けて呼んだ。
上手さは感じさせず体力で勝つタイプの様に見えた。

帯の色は下から順に 白→オレンジ→青→黄→緑→茶→黒と変わる。黒帯になって初めて空手経験者と言っていいと某師範に言われた。

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