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中年女性の呟き 〜賞味期限〜

前回の呟きからだいぶ時が経った。いろんな事があった。保育園に躊躇なく胃腸炎の子供を預けにくる親とそれを受け入れようとする保育園側を見逃せず抗議する私とか。卒園式に親が一人しか参加できないと通達されてやり方を見直して両親の参加を認めてほしいと嘆願する私とか。主に揉めてばかりであるが、詳しく話せばただのクレーマーではないとわかってもらえるかもしれないし、やっぱりただのクレーマーかもしれない。

エピソードにも賞味期限が存在する。

出来立てホヤホヤのうちに書けば、熱量もあるし、ある程度面白いものになる。しかし、時間の経過と共に熱量も下がり、面白かったはずの出来事は途端に面白さを失う。この経験を幾度となくしてきて、鉄は熱いうちに打て、は本当に名言だなと思うし、そうしたいのに持ち前の面倒くさがりと遅筆により、冒頭のような残念な結果となる。

もっと早く書けるようになりたい。あと時間が欲しい。子どもたちには常日頃から、早くしなさい!時間は有限だぞ!と言い、特大ブーメランとなっているわけで、例えば今シェンロンが現れて願いを叶えてくれるとして、私は早く書けることや、日記を書く時間を要求するだろうか。

否。きっとお金とか家内安全とか違うことをお願いする。ということは、これからも私のエピソードの多くは賞味期限切れとなり、クソ面白くない話となってお披露目されるか、お蔵入りのどっちかだ。悲しい。

でもやっぱりそれは本意ではないので、なるべくエピソードの賞味期限が切れないように、切れてもちょっとくらいなら大丈夫よ、と少し長めに煮込んで提供していこうと思う。

というわけで、次回は冒頭の揉め事を再加熱してお届けしたい。PTA役員就任と係長昇進というのも賞味期限ギリギリではあるので迷うところではあるが。

あぁ、読む人のお腹が痛くならないといいんだけど。

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