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中年女性の呟き ~たまには子育てでも語ってみるか~

こんにちは。芳川さんからご紹介にあずかりました、9:1で比率的には上沼恵美子寄りの宮崎あおいことひよこです。

宮崎あおいはね、年をとってもお綺麗ですよね。昔はね、そんな風に言われた時期もありましたけど、私はね、普通に着実に加齢を重ねて、今やほぼ上沼恵美子です。もちろん上沼恵美子もね、年齢のわりにお綺麗ですよ。ってこれ、何のフォロー?

昔からあんまり自分を飾ることに興味が無いというか、面倒臭いっていうのがまず根底にあるので着るものもテキトーだし、化粧もほぼしない。化粧に関してはやり方がわからない。40過ぎて化粧のやり方がわからないとかホント致命的なんですけど、外出時は常にマスクしてるし、まあもういいかって思ってる。娘にママはどうしてお化粧しないの?って言われるんだけど、正直に「やり方が分からないんだ…、大きくなったら教えてね」って将来の娘に期待してます。親がこんなでも関係ないようで、娘は6歳にして子供用のメイクに勤しんでます。目の上とかすげー真っ青になってるけど。

さてさて、男性育児日記を読んでいると、すごいちゃんとしてるよね。奥様が羨ましいよね。早くこういうのが普通になるといいよね。そしてたくさんのエピソードを読むたび、いろんな思い出がフラッシュバックする。ほぼ大変だった思い出ばかりが。

出社してた頃は毎日が時間との勝負で、子供たちをシープドックのごとく追い立てながら保育園に連れて行って、ダッシュで駅まで行って、満員電車に乗って、会社に着くころにはもう疲れ切ってた。たまに会社に着いた瞬間に保育園からお迎えコール入ったりして、周囲に謝り倒してそのままとんぼ帰りコースとかね、洗濯物だって毎日入念に天気予報をチェックしてるのに予報が外れて雨が降っているのを会社の窓から見たときの絶望感ったらない。

日々に追われ過ぎて当時は思考停止状態だったけど、そんなことよく6年もやってたな、って今は思う。平時はまだいい。豪華なランチを食べながら喋って笑って、スタバでフラペチーノを生クリーム増量で一番大きいベンティサイズにして仕事の傍らに飲みながらストレス発散できたけど、誰かが体調を崩したとき、全ては雪崩のように崩れていく。そして誰かが体調を崩すのはとてもよくあること。

保育園てのはとにかく受診して病名を確定させなきゃならない。ただの風邪なのか、感染症なのか。そこに異論はないんだけど、小児科の激しめの待ち時間とか、予防接種してても何度もうけなきゃならない見てるだけでも痛そうなインフル検査とか、病院に行くことで他の病気をもらうリスクとか、小児科からスライドされて薬局でも発生する待ち時間とか、ジュースに混ぜると何故か苦みが増す抗生剤の投薬の大変さとか、体調不良による子供の不機嫌とか。並行して仕事の調整とか、え?また?とか言われながら各所へのお詫びとか、どんどん積もる家事とか、あてにならない旦那とか。これらが一気に押し寄せてきて日常は破壊される。感染症になんてかかろうもんなら1週間は会社に行けないし、治癒証明を貰いにいくのに受診も必要。しかも感染症って1年中何かしらあるし、1シーズンに何度もかかる感染症もある。発疹やら中耳炎やらのコンボでだって時には発生する。気が付けば1日何も食べていないときがある。でも痩せはしない。

誰かに助けてもらいたい、こう思うのはもはや当然で、例えば病児保育を使おうとすると、だいたい近くにはない。遠くの病児保育をやっている所を探して、事前の登録をして、子供との面談もして、それでもいざ使いたいときには満員御礼で預けられない。また、2人目の産後1か月間を乗り切るためにファミリーサポートを利用したこともあった。事前に申請をしてマッチングをするんだけど、もれなく70オーバーの高齢者しか登録してなくて、でも産後は帝王切開の傷も痛むだろうし、背に腹は代えられない!と面談して利用を開始するんだけど、やっぱり子供のとっさの行動にはついていけなくて、子供は階段から落ちて怪我をしたので利用を1週間で停止。結局頼れるのは自分だけという結論に至った。産後のツケが更年期に来ると思うと怖くて仕方ない。

2人目なんて抱っこ紐は2か月で卒業して常におんぶしてた。前で抱っこするよりはるかに両手が自由に使えるから。見知らぬおばあさんに、久しぶりにおんぶしている人見たわ~って言われました。2人目をおんぶしてイヤイヤ期で歩くことを拒否して泣き叫ぶ1人目を小脇に抱えて無表情で歩いている人を見たら優しくしてあげてください。それはかつての私です。イヤイヤに向き合う事にも疲れ果て、優しく抱き上げることもできず、限界を突破したことにより無の境地に到達、子供を荷物のごとく運搬している可能性が高いです。

こんなに大変でつらかったのに、子供って可愛い。できればもう1人欲しかったなって思うとか、おかしい、辻褄が合わない。思い出してもつらい事には変わりないので、思い出が美化される現象とは違うんだろう。何がどうしてそうなったのか全然わからないけど、うまくできてんな、って思う。

まだ道半ばで、これからもいろんな種類の難関が待ち受けていることと思う。正直なところ、子育て飽きたな、って思う事もしばしば。しかし、産んだ以上、責任を持って務めを果たしたいと思います。もちろん1人では子供は産めないので、父親にも頑張っていただきたいと、いや頑張るべきだと、もとから大きい声をさらに大きくして言っていきたいと思います。

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