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マイナンバー 男性育休記21/68

21日目、これで生まれて3週間である。体重も順調過ぎるほど増えていて嬉しい。毎日50gずつ増えていってるので、このペースで右肩上がりに体重を増やしてもらって、10日で500g増、1年で18kg増、20歳になった時には365kgを目指して欲しい。

まあ、それは夢として、成長曲線のど真ん中を行く2歳児を今日も幼稚園に運ばないといけない。ようちえんいきたくないの?そうか。たとえそうだとしても、行くぞ。「ゴミ収集車見に行こか」「いく」こちらも手慣れてきた。

妻の入院していた病院から、生命保険会社に出す診断書やらができたというので受け取りに行ける。が、その前に新生児の医療証を役所に取りに行かないといけない。めんどくさいかと思ったが、思いのほかすぐに終わる。それを持って病院に行く。まず、私の勤務先から届いた保険証とさっき役所でもらった医療証とを渡して会計する。生まれて割とすぐ退院したはずだが、妻だけでなく新生児にもまあまあの入院費がかかるのはなんなのだろうか。それを払って、また診断書をもらう手数料も払う。
そうだ、そもそも「妻の加入している生命保険の会社に出すための診断書」をもらいに来たんだった。結構な額の手数料を払いながらそれをもらう。

こういういろんなやりとりを、役所、病院、生命保険会社で同じデータベースでスパッとやってくれないもんだろうか。
しかし幸か不幸か、役所とも公立病院とも仕事でがっつり関わったことがあるので、そんなことは不可能なのだとよくわかる。令和になっても、世の中は思っている以上にアナログである。デジタル庁なんてのができたが、私が生きているうちは「手続」の呪縛から逃れられないのだろう。それでも、一縷の望みに賭けてマイナンバーカードの手続きだけ、役所でついでにしておいた。2歳児と新生児は撮影が困難だったので適当な写真を送ったが、アレでいけたんだろうか。あんな写真がなんの証明になるというのか。

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