#JoinWars 第1回大会 感想レポート

初の公式大会お疲れ様でした。
戦績は2位と非常に満足のいく結果で嬉しいです。
大会後も個人的に大会サプライの考察をしていたので、解説しつつ振り返ってみたいと思います。それではどうぞ。

大会ポスター

1回戦

概要

最速で「モジュラー改変」の取得を安定させるという基本的なサプライ。
ドローソースのクセが強いのでデッキ管理能力、堅実なJoin能力が問われていると思います。

手順

まずは「改変+1」×2→「改変+1」×1「行動+1」×1からスタート。
①「VRC課金」で圧縮2金+1金4スロット=6金
②「モジュラー改変」を取りつつ「ドロー+3」をつけていく
③「シフト制」も適宜つけていく
④「アルバイト」を得点札として成長させて「改変つよつよJoin」で流す

「ドロー+3」は過剰ドローですが、これ以外にドローソースがないので手札事故を防ぐために多くつけました。
また、「モジュラー改変」を数枚取った辺りで代わりに「アバター改変」を流しています。
得点札については「改変つよつよJoin」を活かして「4万貸して?」に一つ改変をつけて流すのも強いと思います。

感想

とにかく緊張しましたが、何とか1位を取れました。
コソ練仲間のじゅんくんとワンツーフィニッシュできて嬉しかったです。
堅実なプレイを心がけて8割の出力を出せるようにしていたので、点数はあまり高くなかったです。
このサプライはJoinWarsの基本が詰まっているので、一人回しをしてもいいかもしれません。


2回戦

現金+3以外はドローだけ。いじわるすぎる;;

概要

後述しますが、明確なコンセプトを持ったサプライです。
気づかないと負けます。私は気づかなかったですが運良く2位でした。

手順

このサプライは「VR睡眠」で手札を増やし、「改変素材がたくさん」をつけた「寝る寝る詐欺」を使用することで爆発的な改変力を作るというコンセプトになっています。
この目標に到達するためには4金、7金確保が課題となりますが、最初の4金到達までにはいくつかのルートが存在します。
どれが最適かは判断が難しいです。

①「自身をJoin」ルート
まずはアルバイトに「自身をJoin」をつける。
その後、ワールドボーナス「現金+3」を取り「アルバイト」と合わせて4金「VR睡眠」を獲得。

メリットは最速でありデッキ圧縮もできることです。
デメリットは競合がいた場合、泥沼になることです。
2ターン目に「自身をJoin」をつけた「アルバイト」が手元に来なかった場合、競合に先を越されるとこのルートは崩れます。
また、手元に来たとしても競合が一緒に「現金+3」ワールドに3点入れた場合は、ワールドボーナスの獲得チャンスは1度しかありません。
これらに失敗するとかなり苦戦するかと思います。

②「現金+1」「改変+1」ルート
初手で「現金+1」「改変+1」を行い4金の手札を待つ作戦。
4金が出なければ再び改変力1を「現金+1」に割いて4金の手札を待つ。
運が良いと2ターン目、概ね4ターン目までに4金は取れます。
①に比べると改変力の差で出遅れる点や、デッキ圧縮の観点から「VR睡眠」起動の確率が下がっている点がネックです。
しかし他者妨害のない安定択ではあります。

③「ワールド制作」ルート
大会後に何回か試しましたがあまり感触はよくなかったです。
・4金のために「財産の改変の数だけ+現金」は不要
・高い改変でつけた行動やドローも「VR睡眠」があると腐る
・②以上に「アルバイト」を引ける確率が下がる
等が理由かと思います。
ただ、初手「ワールド制作」は一般的には強いです。

「VR睡眠」起動後の流れ
「財産の改変の数だけ+現金」をつけつつ、並行して余った改変で「自身をJoin」をつけて流します。最低6改変出ればいけるはずです。
7金に届いたら「寝る寝る詐欺」を獲得し、「改変素材がたくさん」をつけて改変力を爆発させる。
余裕があれば5金「アイトラッキング」を獲得して「アバター改変」と入れ替えていきます。
「アイトラッキング」はプレイ済みを1スロット分ちょろまかせるので「VR睡眠」との相性がいいです。
あとはJoinを頑張りましょう。

感想

不勉強が響いた試合。
隣でうえたさんが85改変出しててびっくりしました。
戦法に気づいた段階ですでに「寝る寝る詐欺」獲得までは到達していた点や、「ドロー+1」のワールドボーナスを複数獲得していた点が功を奏し、「改変素材がたくさん」の疑似コンボみたいなものが成立して25改変くらいは出たので、速攻で得点札を作り全部Joinしてギリギリ2位に滑り込みました。
また、「自身をJoin」が終盤まで売り切れていなかったのがかなり大きかったです。終盤に「アバター改変」につけてラストターンに「人気+1」を併用しながら送り込むことで、ちまちま得点を盛りました。
恐らくデッキ構築は4人中最弱でしたが、Join能力の地力で勝てたと思います。


準決勝

概要

ワールドに「虚無」をためて「おはツイ」で点数を爆発させるサプライ。
JoinWarsは妨害要素の少ないゲームと謳われていますが、虚無おはツイだけは違います。あらゆるサプライの中で最も対人要素の高い戦争です。

手順

①初手は「改変最適化」獲得
②「現金+1」を消しながら「改変+1」「マルチタスク」でデッキ安定化
③「ブースカードをプレイ」で柔軟なドローソースを確保
④「塩は涙の味」「2枚Joinするよ」をつけて「虚無」捨ての下地を整える
⑤「エナジードリンク」「残業」で「虚無」生成の高速回転化
⑥「おはツイ」を少しずつ買う(目標4枚)
⑦タイミングを見てJoinを仕掛ける
⑧最後は「サーバー落ち」でエラーワールドに流し込む

ポイント

今回のサプライにおいて大切だったのは以下の点だと思います。
・ドローソース管理
・「おはツイ」枚数の管理
・他プレイヤーの動向チェック
・改変力の確保

ドローソース管理
理想は「エナジードリンク」からスタートして「塩は涙の味」で「虚無」を捨て札に持っていきつつデッキを引ききり、最後に「2枚Joinするよ」でデッキ底の「虚無」を捨てる、だと思います。
ただ、コンボデッキである以上バランスが崩れると「虚無」を処理しきれなくなり手札事故を起こす可能性があるので、「エナジードリンク」の購入と「残業」の改変はかなり慎重に行う必要があります。

「おはツイ」枚数の管理
得点札のキーカードなので、最低4枚(16枚÷4人)は欲しいです。
ただ、一度にたくさん買うと改変しきれなかったり手札事故の要因となるので非常に難しいです。
私はデッキが回りはじめた段階で「残業」改変を行い、売り切れまで毎ターン2枚ずつ購入する作戦を取りました。
結果として、8ターン目から1枚+2枚+2枚=計5枚購入しました。
全体としては1Pから順に6枚、5枚、4枚、2枚だったと思います。

他プレイヤーの動向チェック
「おはツイ」は他人による妨害が可能です。
自分が「虚無」をためたワールドを満員にされた場合、そのターン内に「おはツイ」をJoinしないとそのワールドには以降Joinができなくなってしまうので、勝負が始まったターンにJoinをする必要があります。
一方で、他人による妨害がなくともワールド満員は32点のため一般的には3枚Joinが限界かと思います。
私は無改変の「おはツイ」13点を様子見で1枚入れ、他ワールドで勝負が始まった瞬間に「2枚Joinするよ」で投げ込んで13+17+17=47点獲得しました。
オルフェさんとかふかさんが同じワールドで「虚無」をためていたので妨害しに行ったのですが、お二方とも同ターン内に「おはツイ」2枚入れきっていたので効果はなかったみたいです。

改変力の確保
今回は改変力が盛れないサプライだったのでだいぶ苦戦しました。
「エナジードリンク」に「改変力+1」をつけて地道に確保していました。
それでも足りなかったので「ブースカードをプレイ」で「始まりのキューブ」を選択していましたが、正直微妙だと思います。

感想

対戦相手が全員強かったため、1位を取れて本当に嬉しかったです。
最高の試合だったと思います。

大接戦すぎる


決勝戦

概要

パワーカードブースです。
ほぼ全てのカード、改変が高い評価を得ているものになります。
最強のカードと最強の改変を携えて、最強のデッキを作る戦いになりました。

手順

①初手は「改変+1」×2、そこから「改変セール」争奪戦
②「行動+1」「カードの作業だけドロー」を確保しつつ「両替」をつける
③「トップセラー」をつけて「改変セール→両替→トップセラー」の流れをつくる
④「有名人」を最低限確保
⑤さらに「両替」を加え「改変セール→両替→トップセラー→両替」で改変最大化
⑥並行して「新しいプロジェクト」or「初心者案内」に「カードの作業だけドロー」をつけてドローソースを確保
⑦「書置き」に「行動+2」をつけて最終ターンに備えつつ、「有名人」の効果を活かして毎ターンJoinする

ポイント

今回のサプライにおいて大切だったのは以下の点だと思います。
・最速で「改変セール→両替→トップセラー→両替」を完成させる
・「有名人」に固執しない
・ドローソースを確保する

最速で「改変→両替→トップセラー→両替」を完成させる
「改変セール」確保のあとの動きが特に大切です。
上記の行動を完成させることで、爆発的な改変力が得られます。
私は「改変セール→両替→トップセラー」を使って「有名人」を取るところまでの道筋を描いていたのですが、それをまた「両替」で改変力に戻すところまでは考えていませんでした。
今回はブース売り切れにしたがって改変力が増えるので最後に改変力は余るのですが、「両替」は2枚いらないと判断したせいで中盤1ターンほど遅れたように感じます。

「有名人」に固執しない
「有名人」は基本的には多く取ったプレイヤーが勝つのですが、今回のような改変力が高いサプライにおいては早期決着が見込まれるので、最低限の確保で十分だったように感じます。
「有名人」を多く取ったプレイヤーは毎ターンJoinを重ねることで徐々に他プレイヤーと差をつけられるのですが、早期決着の場では短期的に強い行動を優先して着地させた方が良いケースがあります。
私は結果的に6枚「有名人」を確保しましたが、そのせいでプレイが歪んでしまい、改変力において他の方と大きな差が生まれてしまったと思います。

ドローソースを確保する
かふかさん以外はここで詰んでいたように感じます。
理想のドローソースは以下の2つだったと思います。
・「新しいプロジェクト」に「カードの作業だけドロー」×2「行動+1」×2
「初心者案内」に「カードの作業だけドロー」×1「行動+1」×1
(「行動+1」は+2だとさらに◎)
このデッキ、意外と適当でも回しきれるのですが、これがないと「書置き」Joinの段階で詰んでしまうという罠。
でもこれは絶対に気づかないといけないですね。

感想

デッキ構築はかなり弱かったですが、有名人の差で2位に食い込めました。
全員よく知る顔だったので、和やかにプレイできて楽しかったです。
ちなみに、1回戦で戦ったじゅんくんと決勝で再会するという熱い展開でした。感動の再会。
他のお二方とも既に一戦交えて、決勝でまた会うことができました。


全体の感想

普段はランダムのサプライで遊ぶので、今回のようなコンセプトを持ったサプライは回してて非常に新鮮な気分になりました。
ガチ大会である反面、勝っても負けてもお祭り感のあるイベントで、観戦側もとても楽しそうだったので本当に良い大会だったなと思います。

かふかさん優勝おめでとう!

また、私は4月からVRChatを始めた新参者ですが、このゲームを通してたくさんの方と交流を取ることができました。
特にODzさん、オルフェさんとはほぼ毎日やっていたような気がします。
一緒に遊んでくれて本当にありがとう!

おまけ

二次会居残りでだらだらしてた写真

耳ぺたオルフェさん
カードリストに埋もれたオルフェさん
かわいい

おわり。



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