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こんのひよせ
2020年12月24日 05:03
三月の甘い雪みちしるべのようにそっと落ちる眠りからさめた仔うさぎはあたたかいベッドでまだ夢を見てる消えないでぬくもりささやかな欲望三日月のようなあなたのくちびる冷たい雪 ふれてとけた歌にならない詩がたまってきたのですこしずつ吐き出していこうかと思っています。
2020年12月24日 05:08
びしょぬれの靴底から冷え冷えと夜が沁み出した冷たいなって思ってるのが本当に自分なのか分からない空の星が落っこちてもたぶんだれも驚きはしないだろうこの街は服を着た風船の旅人達しか歩いていない野良犬が吠えてるひとりきりで吠えてる錆びた自転車にまたがって暗い海まで走ろうかそれともいっそ宙上の月までロケットを飛ばそうか交通情報センターからのお知らせは今日も変わらずどこ
2020年12月24日 05:15
たとえば暗闇のなかにぽつんとひとつ光があってそれを出口だと思うか入口だと思うか判断はシンプルに明確な基準と確固たる信念をもってニュアンスとフィーリング感覚を尖らせた先にある、知性メンタリティ歌詞にならない詩を載せています。詩の供養。
2020年12月27日 14:55
長い髪を切りたくなったのは誰かのせいじゃなくて水たまりの中で揺れる陽炎飛び越す影はきっと日差しの切れ間を探してたどり着いたビルの屋上でとっくにぬるいサイダーひとつ君と飲んで 少し笑って麦わら帽はどこかに飛んでいった真っ青な空と入道雲体ごと心ごと夏に飲み込まれそうそのままわたし行方不明少しずつ長くなる夜君が時計を見る前に水たまりの中へはねるビーチサンダル浮かれ