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高校生から学んだことと自己理解

こんにちは、ひよりです。

前回の記事はLinkedInについて書きましたが、普段に比べてたくさんの反応をいただきました。ありがとうございました。
が、フル無視ぶちかまして最近のことについて書いちゃいます。

2月3月は物理的な忙しさ以上に精神的に追いやられた2ヶ月間でした。その分の学びもあったので今はポジティブではあるんですが。去年も2月病んでたし、高校時代も2月に死にかけてた覚えがあるので、2月は毎年覚悟決めて生きていかなきゃいけないのか??とか思い始めたところです。それだけプレッシャーのかかるチャレンジを毎年できていることに感謝すると共にそろそろメンタルコントロールできるようになれよ自分、って気持ち。
さて何だか出だしが無駄に長くなってきたところで、本題入っていきましょ。

very50を通して

以前から私の記事を読んでいる方はチラッと見かけたことのある話かと思いますが、2022年秋からvery50に片足を突っ込んで生きて参りました。
関わり方は時を経て様々変わり、今は片足どころか両足突っ込んでいる気もしていますが、3月頭に高校生と関わる大学生メンターとして沖縄の地でペアである社会人の方、15人の高校生と5日間を共にしてきました。
詳しい制度などについてはvery50の以下HPの記事を読んでいただければと思います。


先生や親とは違う大学生という立場から高校生に何を伝えようかなんてことを考えつつも、色々な悩みを持って現地入りしていました。
ただ、自分自身が高校の時に悩んでいた、ロールモデルになり得る存在が近くにいないこと、断片的にでも良いからこの人みたいになりたい、こんな大人もいるんだ〜人生楽しそう、と思える存在になれたら、そんなことが伝えられたらそれで十分だ、というかそれ以上のことを望むのは烏滸がましいなとかなんとか思ったりもして。
例えば、生徒を人として変えたい、とかそういうことは全く思っていなくて。一つでも多く成功体験を積んでほしい、授業から学べない社会について知ってほしいとは思えど、受け取るのか学ぶのか、という部分は彼ら次第だよね、というテンション感でした(自分の根本に自分自身は変えられても人のことは変えられない、という考えがあるので)。

実際にどこまでのことが高校生に伝わったのかはわかりません。彼らから感想や感謝の言葉はもらいましたが、現実問題その瞬間のものでしかない部分も大きく、きっともう日々の生活に追われて忘れ始めて当然です。なぜなら私も高校のことなんて今や記憶そのものが怪しいので。
ただ、色々挑戦する大学生活いいかもな、とかノリと勢いだけで留学行ってもいいんだな、みたいなそういう私のエピソードの破片がみんなに刺さってくれていれば、いつの日か彼らが何かの挑戦に迷った時に参考になるかも?くらいです。実際、自分もそうやって挑戦する大人の話を聞いて、新しいことにチャレンジしてきた側ではあるので、その大人側になれてたらいいな〜とは思います。

高校生からもらったこと

とはいえ、事前に考えていたのは生徒に伝えることばかり。こちらが何かを受け取ることは正直想像する余裕はなかったです。でも、終わってみると高校生からたくさん学ばせてもらいました。

①素直さ
チームメンバーにもよることではありますが、私のみていたチームは本当にみんな素敵な高校生たちで、周りのメンバーや大学生・社会人からの意見やアドバイスを素直に受け止めて実践していました。曲がりなりにも大学生として就活をし、素直さの大切さは知っているつもりでしたが、どこかで素直なだけじゃダメじゃね?みたいなことを思っていました。
結局素直に受け止めるだけで物事は変わるわけではないし、何でも受け入れればいいってもんでもねぇよって思ってた自分がいます。今でもやっぱり全部を受け入れるのは難しいなって思ってるし。それでも素直に人の言うこと聞いてみて、やってみて、それで初めて良し悪し判断すべきだな、とは思いました。天邪鬼だし、疑い深いし、いつだって人が何考えているのかを裏まで読もうとしてしまうけれど、一旦受け止めることをできるようになりたいなと高校生と関わって思いました。

②圧倒的な成長スピード
今回のプログラムは5日間という短期決戦の中で、普段授業でやらないようなことを実践して、最後は事業家にアイデアの提案までするというハードなお題を高校生たちは毎日ぐんぐん進化しながら成長するのを見るのがすごく面白かった。リーダーシップ、思考力、コミュニケーション能力、分析力、15人それぞれが各々伸ばせる能力をぐんぐん伸ばしていく姿は本当に感動しました。
大人になるにつれて、先入観を持って自分にはできないと諦めてしまったり、この能力は自分がやる意味がないと決めつけてしまうことが増えてきたりして、そんな自分にも嫌気が差す瞬間もあって。そうやってゴタゴタと悩む私のそばで、素直に、純粋に今日はこれに挑戦しよう、ここ頑張ってみようって頑張る高校生たちはすごいなって思ったし、大人になればなるだけ高校生やそれよりも若い子たちから学ぶべきだと強く実感しました。私も負けてられないな、頑張らねばと触発される良い機会になりました。

③感謝を言葉で伝える大切さ
当たり前でもできない大人が多いし、ふと意識が飛ぶと自分もできなくなっている「ありがとう」と言葉で伝える大切さを高校生たちは普段からやっていて本当に素敵だなと思いました。素直だからできることでもあると思うんだけど、周りのメンバーが何かを手伝ってくれて「ありがとう」、大学生や社会人にも「ありがとう」。些細なことでも伝えなければ相手には伝わらないことを彼らから学んだ5日間でした。私も後半2日間くらい頑張って伝えるようにしてみていたけれど、伝わっていただろうか…。

自己理解

一方で、自分への理解もすごく深まったなということ。前の記事でも、就活中に結構自己分析頑張ってやったんですよ〜とか無名人インタビューの+α記事で無名人インタビューで自己理解が深まりました〜とか書いたんですけど、今回でさらに深めることができました。たくさんあるけど選ぶとするなら2つ。

①社会人に自己開示することへの絶壁のようなハードルと原因
今回のプログラム、準備期間を含め多くの時間関わったのは大学生がほとんどだったものの、現地5日間は社会人と関わる時間も長くありました。

そんな中で自分のスタンスは
To高校生:戦略的に自分の弱みを見せる
To大学生:隠したところで宿泊先のホテルやこれまでの行動でバレるので自分の内面をある程度見せる
To社会人:ビジネスライクを貫き通す
の3つでやっていました。

もちろんそれぞれ理由はあって、To高校生では、大尊敬する身近じゃない大人にはなりたくないと言う思いがめちゃくちゃ強かったからこそ、必要な時に必要な自分の弱みを見せるようにしてました。(高校生のみんなもし読んでたら種明かしするようでごめん笑。)でも、私は大学時代に色々チャレンジしまくって好きなことやってるだけで、別にこれってやろうと思えばいつでも誰でもできることだと思ってやってます。だから、「ひよりさんみたいに挑戦できないな」「難しそう、俺には無理」って思わせたら私の負けだし戦略の失敗でしかないので、自分のこれまでの失敗とか苦手なことは伝えられる時に必ず伝えるようにしてました。踏み出しちゃえば何とかなるってことが伝えたかったので。

To大学生はもう半分諦めの境地。そもそもは自分の思ってることとかスタンスは伝えるつもりなかったです。自分の悩み共有したところで解決するわけじゃないしな〜って思ってたので。でも、みんなと時間を過ごすうちに隠しておくほうが難しくなったし、自分の内面がバレ始めるのが見えて二日目の朝には諦めました笑。今悩んでいること、考えていること、To高校生で思っていること割と何でも話した気がする。もちろん自分比でしかないですけどね。そもそも悩んでることは、悩みが85%くらい解決して、もう自分で解決策を見出した状態じゃないと人に話さないスタンスの私としてはたくさん話しました。解決策がない状態で話すとか久々にした気がする。

To社会人はビジネスライクを貫き通すその一心でした。目的はプロジェクトの遂行、それだけ、終わり!ぐらいのテンション。社会人の方からガード硬いね〜って言われたので戦略としては成功かもしれませんがね。理由としては、社会人のお友達作りに来たわけでもないし、仕事なんだからビジネスライクでいいでしょってことがメイン。で、こんなことを思ってる原因は、過去に社会人に自分の内面明かしたらこれまでの挑戦とかバックグラウンド含めて妬まれてパワハラ・モラハラされたから。very50にそんな大人はいないし、今回も一人としていなかったけど、それでも過去に別のコミュニティーで自分が経験してしまったことのせいで対社会人のハードルは異様に上がってしまっていたんだとプログラムが終わってみて初めて気がつきました。

これ以上傷つきたくない、自分の内面を曝け出さなくても物事が進むなら別にそれでいいよね、ってすごーく楽な方を選んでしまったことへの反省とどうやったらこのハードルを乗り越えていけるのか、今後の模索が必要な課題です。正直今でも解決策はわからないし、内面を出すのはどうやって出せばいいのかすら分かってません。文面で伝えることが今自分にできることかな、と思って実践してみたりしていますが、功を奏しているのかは不明。来年の社会人デビューまでに言葉で、声で自分の思いや感情を伝えられるようになるのが目標です。
ただね〜、めんどくさい性格してるなと思うのは、本音伝えようとするとアホほど涙出てくるところなんですよね。伝えるためには泣かずに本音を言えるようにならねばと思って早5年は経ちましたけどね、5年もあったのに成長してねぇ〜。

②人をサポートすることはやっぱり面白いし向いている
来年から営業職に就く予定の人間が言うことか?って感じですね。でも、本当に前に出て何かするより人のサポートしてるほうが楽しい。「あ、今この人多分これやろうとしてるな。じゃあ、XXが必要だから前もって準備しておこう。」って考えて動いている瞬間が一番楽しい。ただそれって、サポートされる人間をよく観察して、理解して、本人がやってる業務まで理解してないと裏方ってできないと思っているから、来年からは営業職選んでるんですね〜。意外と考えてるでしょ?(自分で言うな)
とはいえ、5日間という短い時間の中でも周りの人にどんなサポートが必要そうなのかを観察して、判断して、実行することができたのはよかったな、と思うし、自分に向いていることが理解できたのは大きかったです。
今年はサポートロールが多い一年になる予定なので、どうやってコミュニケーションを取るのがサポートされる人たちにとっていいのか、それぞれの人に最適化させながらサポートに取り組んでいきたいなと思いました。

ということでvery50のプログラムを通して本当にたくさんのことに気がつくことができました。課題も見つかって今後どうやって成長するべきなのか、どういうコミュニティーに身を置くべきなのか、考えることも山ほどできました。今回のプログラムに参加させてもらったことに大感謝。次回以降も関わってほしいと思ってもらえる大学生メンターになれていたら理想ですが、果たしてそうなれているかな??という感じ。

母校演奏会を通して

very50のプログラムの次の日から母校合唱部では定期演奏会のリハーサル、次の日には定期演奏会本番があったのですが、こちらもまた中学生・高校生から学ばせてもらったり、自分自身の理解が深まる機会になりました。

高校生からもらったもの

いろんなものをこちらでももらったなと思うのだけれど、強烈だったし忘れかけてたことを一つだけ。
それは、中高のかけがえのない時間を共にできる仲間がいかに尊いか、ということ。大学生になってからも合唱を続けていて、それはそれで楽しい仲間や友達ができたし、つながりは増えたし、音楽の理解も高校時代よりは少しはまともになったと思ってる。けど、中学高校っていう時間を共にするって大学生になっても同じ経験ができるとは全く思えなくて、人間形成がされている途中に出会って、同じ目標に向かっていかにお客さんに楽しんでもらう、何かを届けられる音楽ができるかを追求するのってとっても楽しいし、とっても貴重な機会だよなって思いました。合唱部を引退した時にはすごく強く思っていたことのはずなのに、いつの間にかその感覚が薄れてきてしまっていて、いかに6年が短くて、貴重なのかを中高生から改めて学びました。
大学生の合唱は中高生の合唱団以上に出入りも多いし、一緒にいる時間も少ない、そんな中でどうやったら少しでもかけがえのない時間を共にするコミュニティーにできるか、今後の私の合唱団の運営に関わる上での課題を得られました。

自己理解

母校定期演奏会から得た自分に関する理解は、今までやってきたことはやっぱり線で繋がる瞬間が来ること。これは前々から私が言い続けていることで、直接的なつながりがないことでも、どこかで必ず線となって、線と線が絡み合っていくはず、と幾度となく思い、発言してきました。とはいえ、これを実感する機会って意外と少なくて、振り返ったら実は繋がってたみたいなことの方が多いんだけれども、今回は「お、色々繋がったな」ってすごく思えたなという感想です。
リハと本番だけだったにせよ、裏方の責任者?的な立場を任せてもらい、ステージ袖の長として業務をこなしてました。とはいえ、私はステージマネージャーをやったことがあるわけでもなければ、合唱団の演奏会運営の経験があるわけでもないです。だから、わからないことだらけかな?とか思っていましたが、インターンで学んだタスク管理や目上の人に対する言葉遣い、スケジュール管理などなど、本当にたくさんのことが一気につながった感覚を得られました。
もちろん反省点もあって、事前準備不足でいらないムーブかましてしまったり、周りへの次の行動の周知が足りなかったり、主体性に欠ける部分もあったのでそれはそれで反省が必要。ただ、高校時代に演奏会を引っ張っていく現役生だった頃にはできていなかったことが大半だったので、成長を感じられた、という点での自己理解はとてもできた経験になりました。

沖縄での経験と併せて、こちらについても未経験の私をステージ袖の責任者的立ち位置においていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。


ということで、悩みながらもたくさんのことを高校生から学び、自分の理解につなげることができた最近の話でした。
まだまだ成長しなくては即戦力の社会人にはなれないな、とも思わされた良い機会になったので、来年春まで修行期間と称して、目の前にあるタスクの山を日々片付けながら、主体的に動ける人間へと成長していく所存です。
課題も山積みですが、日々粛々とできることを視座を高く、立場に甘えず頑張ります。

それでは、また次回で。

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