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貪欲に噛み付け!!!【Edh 議事会の顎、ヴォジャ】


はじめに

なんだかんだで8個目の記事となります。ひよにーです。
以前紹介すると話していた《議事会の顎、ヴォジャ》を紹介しようと思います。

統率者について

ごすずん・・・

トルシミールのお供として、これまではトークンのみの登場だったヴォジャがついにカード化されました。
プレリリースキットでの収録のみというカードですが、スタンダードでも使用可能です。

さて能力ですが、ナヤカラー5マナの5/5、警戒・トランプル・護法3をもっています。
また、ヴォジャが攻撃するたび、コントロールしているエルフの数分全員に+1カウンターを置き、コントロールしている狼の数分ドローができます。
まず本体が警戒・トランプルという殴りにいきやすい能力で、かつ護法3を持っているため、なかなか単体除去が効きにくいボディをしています。
ヴォジャ1体のみでも1ドローができ、ヴォジャを出すために序盤に展開したマナクリーチャーのエルフがいればさらに+1カウンターが乗るという、ある種完成された能力となっています。

今回は+1カウンターのシナジーを鑑みつつ、ヴォジャが中心になるように組んでみました。

デッキリスト

いつも通り晴れる屋さんのデッキ構築機能より。

採用カードについて

勝つプランとしては、ヴォジャで殴り切る!!! 以上になります。
そのため、無限コンボとなるものは一部採用しているものの、基本的にはヴォジャとシナジーがあるように採用しています。

①採用しているエルフ

◎1マナ
・東屋のエルフ
・エルフの神秘家
・ラノワールのエルフ
1マナのエルフたちです。+1カウンターのシナジーがあるクリーチャーのほうが採用したいため、下2枚に関しては他に替えてしまってもいいかもしれません。
エルフではありませんが《極楽鳥》も何色でも出るため採用しています。

◎2マナ
・献身のドルイド
・円環の賢者
・培養ドルイド

3体とも+1カウンターとのシナジーを見越しての採用となっています。
《献身のドルイド》はー1カウンターを置く際に+1カウンターがあれば相殺されます。逆もまた然り。
《円環の賢者》は+1カウンター分緑マナを出せます。ヴォジャの隣に並べておくだけでもりもり育ちます。
《培養ドルイド》は土地から出せるマナを出すことができ、+1カウンターが乗っていれば3マナ出せます。自身でも乗せる能力がありますが、まあ使うことはないでしょう。

・狼骨のシャーマン
アップキープ開始時にデッキトップをチェックして、このクリーチャーと同じタイプ(エルフ/シャーマン)であれば狼を1体出せます。
デッキ内のクリーチャー割合はエルフが高めなので、維持できればまあまあ狼が出てきます。
《末裔の道》などと違い、公開したカードを手札に加えることはなく、そのまま通常ドローで引くことになります。

◎3マナ
・希望の紡ぎ手、アルウェン

最近のお気に入り

指輪物語より。
以降出るクリーチャーが、アルウェンのタフネス分の+1カウンターが乗った状態で戦場に出ます。
ヴォジャを複数回誘発させていると、アルウェン自体に+1カウンターが複数乗っているため、1マナのエルフたちであっても平気で10/10くらいで出せます。
ヴォジャのリキャスト時にもアルウェンがいるとつよつよ状態で戦場に出せます。

・ガイアの眼、グウェナ
クリーチャー限定ですが好きな色の組み合わせ2色を出せるクリーチャーです。
緑しか出ない!!!みたいなときにとても役に立ちます。
ちなみにパワー5以上のクリーチャーが出ればグウェナに+1カウンターを乗せてアンタップします。ヴォジャはパワー5ですね。

・養育者、マーウィン
パワー分緑マナが出せます。
エルフが出ると自身に+1カウンターが乗るため、序盤に引けているととても安心感があります。
ただ緑マナしか出ないのでそこは注意。

・ピーマの改革派、リシュカー
出たときに+1カウンターを2つ振り分けて乗せる能力、+1カウンターが乗ったクリーチャーを《ラノワールのエルフ》にする能力を持ちます。
パワーないし+1カウンターを参照するクリーチャーに乗せてもよし、狼トークンに乗せてマナクリーチャーにするのもよしと、このデッキの潤滑油のような存在です。

・舞台座一家の料理人、ロッコ
実はエルフです。デッキ内では3マナなのでここで紹介。
唱える際に追加でXマナを払うことでデッキのX以下のマナのクリーチャーを出す、《召喚の調べ》のような能力を持っています。
ヴォジャが出てからであれば緑マナが大量に出るようになる構築になっているので、その贅沢なマナからデッキ内のクリーチャーを引っこ抜きます。

◎4マナ
・レンの地の群れ使い

狼に接死を付与します。
覇権(エルフ)を持っているため、マナクリーチャーを追放して出すこととなります。
以前紹介したトルシミールのほうがシナジーがありますね。
正直なところヴォジャに接死を付与したところで・・・という部分があるにはあるので、引き継いで採用したものの、替えてもいいかもしれません。
緑マナはたくさん出るので、マナを支払って狼トークンを出すモードは有用だと思います。

・シャライとハラー
ヴォジャと絶大なシナジーを誇ります。
+1カウンターが乗るたびに1点のダメージを飛ばします。
簡単に言うと、ヴォジャと一緒に並ぶと、「エルフの数×場のクリーチャーの数」分のダメージを飛ばせます。
実はエルフが並べば並ぶほど命を刈り取っていきます。
ちなみに、ハラーがエルフのため、エルフです。

◎5マナ
・変わり樹のレインジャー

自身か、同盟者が出るたびに狼が出ます。
もちろん他に同盟者はいないのですが、下記紹介する《仮面林の結節点》と2枚で無限狼トークンとなります。
自身の効果で出てくる狼トークンも同盟者であるため延々と誘発します。
ちなみに強制ではないため、自分の好きなタイミングで止めることができます。

②採用している狼

そこまで採用していません。
なにかのついでに狼トークンを出すだけ、というニュアンスとなっています。

・紅蓮心の狼
攻撃するたびに他の攻撃クリーチャーに威迫を付与します。不死も持っています。
ヴォジャの攻撃を通しやすくなる(ブロックされにくくなる)という点で採用しています。

・墓所のうろつくもの
出たとき/攻撃したときに墓地のカードを追放し、同じタイプの呪文のコストを1下げます。
クリーチャーを追放できればヴォジャの出るターンが1ターン早くなるので採用しています。
本体も警戒を持っているので、序盤はかなり殴りにいけます。

③採用している多相

多相・・・つまりすべてのクリーチャータイプをもつクリーチャーは、エルフであり狼であります。
なのでヴォジャの能力をフルに発揮できるクリーチャーたちということになります。

・仮面の蛮人
条件こそありますが、相手のアーティファクト/エンチャントに触ることが出来る多相のクリーチャーです。
序盤に出すと墓地になにもないことがあるので、少し難しいところです。

・鏡の精体
マナを払うと全員がそのマナ分の基本PTになる能力を持つ多相のクリーチャーです。
基本的に4以下を払うとヴォジャが弱くなってしまうため、5以上払える場合に狙っていきます。
+1カウンターで強化していくため、基本PTを変化させる能力はとても優秀です。
もちろん全員がエルフであり狼になるため、その分+1カウンターが乗ってその分ドローができます。すごい。

・雄牛のやっかいもの
対戦相手が呪文を唱えるたび+1カウンターが乗っていきます。
それ以上でも以下でもないのですが、序盤のアタッカーとしてはかなりのパワーになります。

・領界渡り
多相を持ち、場に出るに際してクリーチャータイプを選び、以降デッキトップを見ることができ選んだクリーチャータイプであれば唱えることができます。
基本的にはエルフを選ぶことになります。

・うろつく玉座
多相ではありませんが、出るに際しクリーチャータイプを選び、そのクリーチャータイプになり、かつそのクリーチャータイプの能力は2回誘発します。
もちろん宣言は狼!ヴォジャの誘発が2回になります。
これ自身が狼のため、ヴォジャと合わせれば最低でも2枚×2回引けます。
こちらも護法2を持っているのが偉いですね。
ちなみに護法も2回誘発するため、ヴォジャは実質護法6になります。

④その他のクリーチャー

・マラメトの模範、クチル
グランド撤廃者こと《堂々たる撤廃者》と同じ能力、基本パワーよりも大きなパワーを持つクリーチャーがダメージを与えた際にドローできる能力を持ちます。
ヴォジャの能力で+1カウンターをばらまくため、条件は容易に満たすことができます。
エルフ/狼のどちらにも該当しない点は残念です。

・戦闘の祝賀者
督励することで追加の戦闘フェイズを加えます。
ヴォジャの能力はもちろん攻撃するたびなので、戦闘フェイズ自体を増やすことでさらなる誘発を狙えます。
下記でも紹介しますが、追加コンバットは何種類か採用しています。
こちらも下記で触れますが、速攻を付与するカードも採用しているので、出したターンから追加戦闘を狙えるのもGoodです。
本体がなかなか尖ったステータスをしているので、+1カウンターで強化できるのもいい点です。

・不吉な首領、トヴォラー
狼シナジーを期待しての採用ですが、実際のところ殴りにいける狼はヴォジャしかいないので、ドロー要因としては少し過剰かもしれません。

・囁かれる希望の神
神ィ!!!!
マーウィン族こと、パワー分マナを出せるクリーチャーです。
こちらは好きな色を出せる点、《硬化した鱗》を内蔵しているのでこのデッキではかなり強く使うことができます。
種族がなんのシナジーも無い点だけが残念です。

・結ばれた者、ハラナとアレイナ
速攻を付与するクリーチャーとして採用しています。
もちろん+1カウンターを乗せるため、そこもかなりシナジーしています。
デッキ自体、+1カウンターにシナジーしたカードが多いため、《ドラニスの判事》などでヴォジャが出せない場合などの保険にもなります。

・トヴォラーの猟匠
こちらも狼シナジーを見越しての採用ですが、6マナで狼2体と考えると他のカードと替えてもいいかもしれません。

⑤非クリーチャーの採用カード

・ヴェリズ・ヴェルの盾

このデッキのオタクカード

プレイヤーを対象に、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーをすべて多相クリーチャーにするインスタントです。
狼がいないなら全員狼にしてしまおう!!!ガハハ勝ったな。
もちろん全員エルフにもなるため、《鏡の精体》と似たような感じになります。

・ボロスの魔除け
・完璧な策略
・鼓舞する呼び声
・巧みな隠蔽

このデッキの弱点とはなんでしょうか。全体除去です。
ヴォジャの護法も関係ないし、クリーチャーを並べるデッキだしと、二重苦です。
なので破壊不能を付与するカード/フェイズアウトするカードとしてこの4枚を採用しています。
《英雄的介入》は失念していました・・・。
それぞれ、《ボロスの魔除け》はイケイケ(死語)なときに二段攻撃を付与できますし、《完璧な策略》はヴォジャがいればマナコストなしで唱えることができ、《鼓舞する呼び声》はドローもついています。
《巧みな隠蔽》に関してはフェイズアウトのため、追放除去に対しても強くていいですね。

・ガラズリムの待ち伏せ
指輪物語より。
エルフ以外の戦闘ダメージを軽減し、攻撃クリーチャー分のエルフトークンを出す呪文です。
飛行クリーチャーなどは実はノーガードになってしまいます。
エルフを増やすこともできるので、いろいろなシナジーがあります。

・今を生きる
・追い討ち
追加コンバットです。
特に《追い討ち》は、盤面のクリーチャーのみで起動コストを賄える場合無限コンバットが可能です。
ヴォじゃがいればその前に対戦相手が倒れているだろうが・・・な!!!

・日の出とともに
・活力の温泉
・野生の律動
・不穏な暴動

速攻を付与する(または暴動をもたせる)エンチャントです。
《活力の温泉》は改善されていればいいため、他の手段でも改善できるので相性がいいです。
《不穏な暴動》はダメージ2倍というおまけがつきます。その分5マナと少し重たいですが、出せば相手の顔がぐにゃりと歪むことでしょう。

最近周りに布教している
機械兵団の進軍 統率者のみのカードなので今のうち・・・かも・・・?

・ストリオン共鳴体
2マナで誘発型能力をコピーします。
ヴォジャの能力を2回使ってしまおう!という魂胆ですね。
ざっくりとほぼこれをできる《うろつく玉座》とは一体・・・??

・仮面林の結節点
すべてのクリーチャーを多相にしてしまいます。
上記《変わり樹のレインジャー》とのコンボもありますが、そもそも相性がいいことは言うまでもないでしょう。

今後採用したいカード

上記でも触れましたが、《英雄的介入》は採用したいですね。
やはりヴォジャだけでなく周りのクリーチャーも巻き込む全体除去を1度でも受けてしまうとかなり立て直しが難しいため、全体除去耐性は高めるに越したことはありません。
《毒の濁流》に関しては避けようがないです。フェイズアウトできるという点でデッキ内の解答が《巧みな隠蔽》のみになっているので、《テフェリーの防御》を採用するのもいいかもしれません。

クリーチャーでは《野生の心、セルヴァラ》はぜひ採用したいカードです。
やはりクリーチャーだけでは単色のみ、特に緑のみ出せる状態が多くなってしまうので、望む組み合わせの色を出せる点でとても欲しいカードです。
こちらは《囁かれる希望の神》と異なり、ヴォジャと並んでいるだけで《追い討ち》で無限コンバットになるのもGoodです。

速攻付与・ヴォジャの強化という点で、色もあっているので《歓楽の神、ゼナゴス》の採用もいいかもしれません。
速攻付与という意味では《無謀な嵐探し》などもいいかもしれません。

また、《サイクロンの裂け目》も全体除去ほどではありませんが大損害になってしまうため、破壊への耐性以外にもある程度構えたい・・・という意味で《ティボルトの計略》は採用しておきたいですね。
デッキ内のいわゆる打消呪文は一応、《耳障りな反応》を採用していますが、逆に全体除去の対策にはならないので難しいところです。

《紅蓮破》等と異なり、青のパーマネントを触れませんが、
緑1マナから唱える事ができる点で採用しています。

逆に言えばクリーチャー主体なので、《紅蓮破》《赤霊破》を採用するほど青を意識しなくてもいいかのかなと感じています。
そういう意味では、《一時の猶予》を採用するのもありかもしれません。

最後に

コンバットを介してアドバンテージを稼いでいくという点で、とても回していて楽しいデッキに仕上がりました。
全体除去が弱点、とはいったものの、逆に言えばそれがなかった際のゲームは無双できるので、大量のマナを出してでっかいヴォジャでたくさん攻撃していきましょう!

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