宇野碧『繭の中の街』を読みました。

恋愛小説?ファンタジー?
不思議なお話の集まりでした。

読了感としては、さら〜とした感じ。
視点がコロコロ変わる感じ。
視点が変わると受け取る感じが違う。

本の中の言葉で言えば、
『言葉は口から出た瞬間に酸化する』ってこと。
受け取ったときの場所、時間、天気、相手に応じて変わってしまう。

私の伝えたい気持ちは、いつもちゃんと伝わってない気がする。
それがもどかしくて、話すのも嫌になるときがたくさんあるのに、やはり言葉を発している。
すごい矛盾だなと感じる。
どうせ正しく伝わらないのに。

そんな気持ちを再認識した本でした📕

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?