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炭治郎が苦手な母が考えた『劇場版 無限列車』主題歌・『炎』の解釈

鬼滅の刃と言えば
主題歌や音楽の良さもありますよね。
アニメの主題歌『紅蓮華』は大ヒット
映画の主題歌『炎』も勿論大ヒットです

音楽的にもいいとは思いますが、
やはり鬼滅の内容に寄り添う様な
歌詞がいいですよね。

なので、なんとなくこの歌詞について
書いてみたくなったので書きますw
もちろんネタバレ必須です(外伝も含む)

この『炎』よく映画になぞって歌詞を
解釈される事が多いと思います



批判上等でもの申させて頂くと
炭治郎は甘々なお坊ちゃんでヘタレ
思っています。
まぁ、たかが15歳です。
中二病でもおかしくないw

鬼滅の刃でかまぼこ隊が嫌いな所は
まだ20歳そこそこの青年つかまえて
〝オッサン〟呼ばわりするとこですw
(特に実弥と字髓。どっちも好みなのに😢)

昔はそれだけ大人になるのが
早かったのかなぁ〜
字髓も実弥もなんなら我が子でも
おかしくない年齢なのになぁ
(実際は5歳児しかいませんが)

現在なんてジャニーズとか30歳越えた
本物のオッサンが第一線でアイドルしてるぞ

と話がそれたけど。。。。

昔の人は、今の子よりも大人になるの
早かったんだろうな〜
煉獄さんを見ていると思うし、
炭治郎も実弥も亡き父に代わって
一家を支える為に働いているしね。

で、それなりに年齢を重ねた私はやはり
大人な部分の多い煉獄さんに共感するし、
また煉獄さんの母・瑠火さんにも
母親として共感するわけです。


因に、この『炎』辞書では

ほむら【炎・焰】
ほのお。比喩的に、恨み・怒り・嫉妬(しっと)
などで心中が燃えること。

らしいです。

一番PRで流れていた歌詞

♪手を伸ばし 抱き止めた 激しい光の束
 輝いて消えてった 未来のために〜

というのが
クライマックスの猗窩座戦とその後を
彷彿させる事が由縁かも知れませんが
炭治郎目線で煉獄さんの死を歌ったかの
ように解釈される事が多いのですが

わたし炭治郎苦手というか
どうでもいいw


で、気づいちゃったんですw


これは煉獄さんとその母・瑠火さんの歌
でもあると!!

この瑠火さん。
私の推測では煉獄家の出身の人だと
思うんですよね。
根拠は名前の漢字に『火』が入っている事と
赫い目の色。
昔は、血族同士の結婚も普通ですからね。
彼女も煉獄家を鬼殺隊の炎柱を支える事を
担って生まれて来たのかも。

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『いいですか 杏寿郎』
『煉獄家は代々続く鬼狩りの一族』
『炎柱の雅号は 我らの誇りでもあります』
『貴方も父上のような立派な柱を
 目指しなさい』
『心に炎を宿すのです』

と杏寿郎に語ってます。

“我ら”ということを考えても
瑠火さんは煉獄家の血筋の人かと。。。


で、『炎』の歌詞

♪悲しみに飲まれ落ちてしまえば
 痛みを感じなくなるけど
 君の言葉  君の願い
 僕は守り続けると誓ったんだ

“君”を“母”に変えてみて下さい
ね?杏寿郎の歌でしょ??

外伝には

『泣くな 杏寿郎』
『飲み込まれてしまうな』
『その悲しみもいつかきっと大切な力になる』
『約束したのだ母上と 弱き人を助けると』
『柱になると』
とモノローグが幼い杏寿郎が稽古に励む姿と
初めて十二鬼月と戦う姿にかけて
書かれています。


ね?もう完璧に煉獄さんの歌ですよ! 


♪ 夢が一つ叶うたび
 僕は母を思うだろう
 強くなりたいと泣き願った
 決意を餞に

ここでも夢と言うのが『炎柱になる』為の
ステップと考えられなくもないですね

実際に外伝では
十二鬼月を倒した煉獄さんの心の声として
『見ていますか?母上』
『杏寿郎は約束を果たしました』
とあり

柱になった杏寿郎がお館様の
『杏寿郎 君は本当に凄い子だ』
『これからは柱として鬼殺隊を
 支えてくれるかい?』の問いに
煉獄さんらしく元気に
『はい!』と答えた後にも
(母上)の一言がそえられています。

瑠火さんは煉獄さんに
『あとは頼みます』とも言い残しています。

杏寿郎に『立派な炎柱として弱き者を助ける』
責務を課したのは、
母である瑠火さんが鬼狩りとしての天賦の才が
まだ幼い弟の千寿郎くんにはない事を見抜いて
いたからかも知れません。
母ですからね。

そして、

『なぜ自分が人よりも
 強く生まれたのかわかりますか』

と幼い杏寿郎に問いかけていますし

『強く優しい子の母になれて幸せでした』

と杏寿郎を抱き告げています。

実際にどんなに稽古をつけてもらっても
千寿郎くんの日輪刀は
色が変わりませんでした。
色変わりの刀は、ある程度の剣技や実力が
ないと色が変わらないのです。
その点では、かまぼこ隊は優秀ですね。

母の死以降、父の豹変もあり
幼い弟のために

『煉獄家の長男として
 強くなる
 強くあらねばならない

と自分が弟の見本となるよう
自分を鼓舞し鍛錬をして行きます。

父が息子を炎柱とすべく
稽古をつけるのを放棄した後も、
歴代からの書物3冊を読み込み
自力で炎の呼吸を極めて行きます。

炭治郎みたいに泣き喚いたりしないけど
心に宿すものはかなり熱いのものがあります

やっぱりカッコいいですね!煉獄さん!!

猗窩座戦でも満身創痍のはずの杏寿郎が
猗窩座の『お前は選ばれし強き者なんだ!!!』
の言葉をきっかけに
幼い日の母の言葉を想い出し奮起
渾身の力で猗窩座の頸に刃を振るいます

猗窩座もびっくりな胆力です。


♪ 懐かしい想いに囚われたり
 残酷な世界に泣き叫んで
 大人になるほど増えて行く
 もう何一つだって失いたくない

この歌詞も煉獄さんの死の後
炭治郎くんが泣きわめいているから
炭治郎目線で解釈される事が多いのですが

“懐かしい想い”というのは
母がいて父が尊敬する炎柱であった頃
“残酷な世界”は
母の死と父の変貌とも解釈出来るし、

煉獄さんが泣きわめいたりしない目線だと
懐かしい想い出に囚われて残酷な世界に
泣き叫んでいるのは父・慎寿郎
ともとれます。

そんな父のふがいない姿を見続けてきた
杏寿郎だからこそ

『己の弱さや 不甲斐なさに
 どれだけ打ちのめされようと
 心を燃やせ
 歯を喰いしばって前を向け』

『君が足を止めていても 踞っても
 時間の流れは止まってくれない』

『共に寄り添って悲しんではくれない』

という台詞が言えたんじゃないでしょうか??
父が完全に反面教師ですw

“大人になるほど増えて行く”というのは
『父上も いつかきっと立ち直ってくれる』
という期待と裏切られ続ける現実

“もう何一つだって失いたくない”
もちろん父もですが
母から託された一番は
幼い弟・千寿郎くんの幸せ

しかし、母の約束を守り遂に炎柱になった
杏寿郎の報告に 

『柱になったから何だ』

『くだらん…どうでもいい』

『どうせ大したものにはなれないんだ
 お前も俺も』

と父から顔さえ向けられずに言い放たれます。

父の代理で行った柱合会議で実弥の

『柱が足りねぇ』

『酩酊状態じゃ お館様も任務にやれねぇ
 どうしたものか』

という言葉に明朗闊達な煉獄節で

『それは問題ない!!』

『俺も炎柱になれば父上もきっと
 やる気を取り戻してくれるでしょう!』


と答えていた煉獄さんの希望は
自らが炎柱になった事で
決定的に打ち砕かれたのです


無限列車で見た夢は
煉獄さんの転機だったのかも。。。

その後、千寿郎くんから言われた

『父上は喜んでくれましたか?』の問いに

『正直に言う 父上は喜んでくれなかった!』
『どうでもいいとの事だ』

煉獄さんがバカ正直に言ったのは、
自分が父が立ち直ると信じては
裏切られ続けられた経験から

このまま父の復活を夢見るのは厳しい
自分でさえそうなのに
心優しく繊細な千寿郎くんならなおさら
ツラい未来が見えたのでしょう

『俺も柱になったら
 父上に認めてもらえるでしょうか?』

と純粋に言う弟。。。

もちろん一緒に稽古したりしていたので
千寿郎くんの実力ではどんなに頑張っても
柱は難しいのもわかっていたでしょう。

そこで

『お前には兄がいる 兄は弟を信じている』

『どんな道を歩んでも
 お前は立派な人間になる!』

『燃えるような情熱を胸に頑張ろう!』 

『頑張って生きて行こう!寂しくとも!』

と柔らかく話を逸らせ伝えたのでしょう。

そして、
『頑張って生きて行こう!寂しくとも!』
の部分は声を張っている表現なので
煉獄さん自身を鼓舞する言葉なのかなぁ〜
と思います。

炎柱として忙しい日々の中でも
実家に残してきた弟が気がかりだった煉獄さん

最期に千寿郎くんに残した

『自分の心のまま 
 正しいと思う道を進むよう伝えて欲しい』

というのは煉獄さんで
炎柱が途絶えても気にするな
という
炎柱へなる事への重責から
千寿郎くんを解放するメッセージ


千寿郎くんもその言葉を炭治郎から聞き

『本当なら私が継子となり 
 柱の控えとして
 実績を積まなければならなかった』

『剣士になるのは諦めます
 それ以外の形で
 人の役に立てることをします』

と涙ながらに語り

『炎柱の継承は経たれ 
 長い歴史に傷がつきますが
 兄はきっと許してくれる』


と最後は笑顔になります。

煉獄さん母から託された幸せも
ちゃんと守ったんですね
流石!『俺の責務を全うする』漢です

本当に強く優しい子を産んでくれて
瑠火さんありがとう!


♪ 手を伸ばし抱きとめた激しい光の束
 輝いて消えてった未来のために
 託された幸せと約束を超えて行く
 振り返らずに進むから
 前だけ向いて叫ぶから
 心に炎を灯して
 遠い未来まで〜

『心に炎を宿すのです
 悪鬼を燃やし尽くし 
 人を優しく照らしだす
 心に太陽のような炎を宿した
 炎柱になるのです』

瑠火さんの思うような青年になって
良かったですね!

そして、母なら言われてみたいw

『母上 俺の方こそ貴方のような人に
 生んでもらえて光栄だった』とww

また、この煉獄さんの死と
父に残した遺言が
あれだけ打ちひしがれ自暴自棄になっていた父を再び誇り高い剣士へと戻しました

(無限城の戦いでは
 お館様の警備をしています。宇髄とともに)

本当に母から託された責務を願いを
すべてやり遂げた煉獄さん

もはやスゴ過ぎです!


長々お付き合いありがとうございます。
何日かにわけてちょこまか書いたので
天元風にいうと『話が地味にまわってる』
のはお許しくださいw

これを想いながら聴くエンディングは
今以上に泣けるはず
w

まだまだ、書きたい事いっぱいですが
なんせタグひとつまともにつけれない初心者
ぜひご指導ご鞭撻いただけると幸いです。

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頑張って書ける気がしますw

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