もちだみわ

イラストと漫画、ときどき文章。元デザイナー的ななにか。車のオモチャは変形しないと物足り…

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イラストと漫画、ときどき文章。元デザイナー的ななにか。車のオモチャは変形しないと物足りないです。ご依頼など連絡先:hiyokodou38@yahoo.co.jp

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もちだみわと申します。 イラストや漫画を描きます。テキストも時々書きます。 イラストはデジタルでありつつ水彩や色鉛筆の風合いが出せればと試行錯誤中です。この記事にはnoteで投稿したイラストや漫画・マガジン、LINEスタンプ等のリンクをまとめています。 イラストや漫画、アイコン、文章を書くなど、お仕事のご依頼やお力になれることがございましたら、メールやコメント欄、Twitter(@md3883dm)のDM等々でお声掛け頂けると嬉しいです。 ※この記事は不定期に更新されます

      • あなたや私を分けるもの

        最近、アプリのユーザー登録やアンケートの回答で性別を尋ねられる際、「男女」の二択だけではなく、三つ目の選択肢、「無回答」「その他」「答えたくない」等を伴うようにもなってきた。性別への触れ方が少しずつ変わってきている。 性別は日常生活の中で折につけ問われるものの一つだ。それは住所や氏名や年齢と並んで、その人を識別する材料の一端となるからだろう。 娘の通う学校でも、女子の制服はスラックスとスカートのどちらを履いても良いし、首元もリボンとネクタイを両方選べる。 入学する少し前、

        • 色塗りの練習。主に髪の毛。

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        マガジン

        • イラストまとめ vol.2
          25本
        • イラストまとめ vol.1
          174本
        • こまごまとまとめ
          168本
        • 漫画【ムスメモリー】
          70本
        • 漫画【仕事ジャンキー】
          46本
        • 羅針盤だけもっていく
          37本
          ¥200

        記事

          無題

          焦燥よりも少し手前の、心細さに似た感情。 それを書こう。 そう思い立って手を動かす。 嬉しくて暖かなことや、悲しくて凍えそうだったことを、頭の中から消えてしまわないうちに、心の中から消してしまわぬうちに、書き留めておかねばと思う。 文字にして、見える形にして、今確かめるために、そして遠くへ向けて解き放つために。 ささやかな痛みと、少しの涙と、笑顔と、大切なことや、取るに足らないこと。なんでもない雑談や独り言。 記憶と感情とを、メモを瓶に詰めて海に流すように、或いは

          海と魚と。

          言葉もなく思い思いに絶え間なくゆらめいて動くものを、眺めていたくなる時がある。 砂浜に打ち寄せる波が、サアっと薄い膜のように広がり泡立って消える。波打ち際を点々と足跡をつけながら、特に目的もなく歩く。水平線はのんびりと碧く伸び、風が背中を押すように吹いている。水面に浮かぶ日差しが砕けるのを、眩しさに目を細めながら眺めて、やがて訪れる夕暮れを待つ。そういう平らかな時間を味わいたくて、たまに海へと足を運ぶ。 梅雨のまだ涼しいうちに行っておきたいのだけれど、今年は夏が来るのがと

          海と魚と。

          最近本を読んでいる

          本を浴びるように読む人というのは興味深いもので、 「小説を10冊買っても面白いのはせいぜい4冊くらいで、あとはつまらない」 などと文句を言いつつ、本屋へ足しげく通う。 「例えばどれがよかった?」 と尋ねると、 「この本は面白い。あとこれも。これは血と肉の描写がグロテスク」 そう言いながら、迷いなく背表紙を指差していく。本屋の本棚なのにまるで自宅の本棚からお薦めの本を選ぶみたいに慣れた手つきだ。書籍の配置を把握できるくらい頻繁に、足を運んでいるのだろう。 また、い

          最近本を読んでいる

          蟻の出所が遂にわかりました。台所の壁の目地の0.5mmもない隙間から出入りしていました。追跡すると天井と壁の接点の僅かな隙間からも行き来していたので、天井裏に巣があるのやも。謎が解けました。 https://note.com/hiyokodou/n/ncd5bf4e3ba42

          蟻の出所が遂にわかりました。台所の壁の目地の0.5mmもない隙間から出入りしていました。追跡すると天井と壁の接点の僅かな隙間からも行き来していたので、天井裏に巣があるのやも。謎が解けました。 https://note.com/hiyokodou/n/ncd5bf4e3ba42

          最近飲んだお酒について

          三年前につけた梅酒を久々に飲んだら、つけた時よりも美味しくなっていた。 梅酒はホワイトリカーと氷砂糖で漬けた。ホワイトリカーは果実酒を作るときに使われる焼酎のことで、アルコール度は35度ある。常温保存でも痛まない度数だ。梅の実はいれっぱなしにしておくとしおれると聞いたので、半年で取り出してちょっとずつ食べた。 あんまり梅酒が美味しくて、調子に乗って二合ほどスルスルと飲んだ。このペースでいくと簡単に瓶の中身を飲み尽くしてしまうと危惧した私は、梅酒を冷蔵庫にあったホワイトリカ

          最近飲んだお酒について

          雨の匂いがする。もうすぐ降るね。

          雨の匂いがする。もうすぐ降るね。

          髪の毛に動きをつけて描く練習。肩と胸元が薄いので修正した。

          髪の毛に動きをつけて描く練習。肩と胸元が薄いので修正した。

          思考の形はそれぞれに。

          例えば夢を見ている時。あなたの夢は、カラーですか?それともモノクロですか? 8割がカラー、2割はモノクロの夢を見ると言われています。それはカラーテレビの普及によるものと言われたり、その人が色彩に対して興味があるか否かに左右されているとも言われています。夢に関してはまだ未知の領域が多く、断定して論じるのが難しい側面も多いようです。 その中で示されることの一つとして、明晰夢があります。これが夢だと自覚できること、知覚、聴覚、触覚などが現実にかなり近いこと、それは、人が毎日見る夢

          思考の形はそれぞれに。

          5000分の1の出会い

          母が治療中の病気は患者さんの数が希少で、国内では5000人ほどなのだそう。 先日、よく行く近所の薬局の薬剤師さんが、同じ病気だと話してくれた。こんな身近で出会うなんてすごい偶然だ。なんだかほっこりした。 薬で症状を安定させているので、薬を一回飲み忘れるだけで生活の質が著しく下がる。 お薬に助けて貰っている日々は、お薬があるからこそ維持できる日々だ。不全を起こしている細胞内部の機能を補ったり、脳波を整えて、身体の著しい不調を持ち直させる。 新薬が開発される度に、一日を少し暮ら

          5000分の1の出会い

          最近、昨日の記憶がぼんやりしている。昨日動いた分が今日の疲れとして持ち越されてもその経緯が残らなくて、ただ眠い。手帳を見ながら一日ずつ遡っても実感が薄い。凹むことにも意義がない。かと言って建設的でもない。より良く生きるために考えるというポリシーがいまいち働かない。どう拭おうか。

          最近、昨日の記憶がぼんやりしている。昨日動いた分が今日の疲れとして持ち越されてもその経緯が残らなくて、ただ眠い。手帳を見ながら一日ずつ遡っても実感が薄い。凹むことにも意義がない。かと言って建設的でもない。より良く生きるために考えるというポリシーがいまいち働かない。どう拭おうか。

          湧き水と琥珀草

          まだ醒めやらぬ朝、朝焼けが空を焼くより少し早くに雪深い山へ分け入る。 吐息は白く凍えて、頬を痛いくらいの冷気が撫でた。眼の前の枯れた木立に降り積もった雪が、鳥の羽ばたく音とともにバサバサと落ちる。足元の雪を注意深く踏みしめながら、辺りを見渡した。真っ白な雪景色の中にせせらぎの音がかすかに聞こえる。私はそれを目当てに進んだ。 岩肌から細い滝のように流れ落ちる清水が、川の流れを生み出している。私は身をかがめると、背中に背負った革袋から竹筒を一つ取り出した。蓋を開けて、中身を覗

          湧き水と琥珀草

          母の日にはいつも娘と夫が私の好物のハンバーグを作ってくれます。今回は「ハンバーグ&花貰える券」をくれました。発行日は令和6年5月12日、有効期限なし、と娘の丸っこい字で書かれた券をしみじみと眺めて、本棚にそっとしまいました。使うのが勿体なくて、そのままにしてしまうかもしれません。

          母の日にはいつも娘と夫が私の好物のハンバーグを作ってくれます。今回は「ハンバーグ&花貰える券」をくれました。発行日は令和6年5月12日、有効期限なし、と娘の丸っこい字で書かれた券をしみじみと眺めて、本棚にそっとしまいました。使うのが勿体なくて、そのままにしてしまうかもしれません。