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対話について対話する会

これまで、映画を見た後に誰かと対話する機会はなかったのですが、オンラインのコミュニティで知り合った素敵な方が「対話について対話する会」を開いてくださるということで参加しました。その彼女が開く対話会にはいろんなコミュニティから16名の方が参加していました。

3回に分かれてあった対話会の動画を、参加メンバーに1週間限定で公開してくださったので、本日その動画をみるという体験ができました。
同じ映画からはじまった対話会でしたが、どの会も未来を見据えた内容になっていてどの会も本気でこの社会に向き合っている対話になっていました。私以外の15名の方々には一度もリアルにお逢いしたことがありませんが、どの方とも深くつながっている感覚があります。

参加していたみなさんは対話会に満足している様子でした。こんな場を通して自分を振り返ったり、前を向けて歩くことができているのだと思います。

ひとりのメンバーが「対話の場がある」だけではなく、「そこに集った方とどんな対話をしていけるか」が大切だよね。とおっしゃっていました。私はいま、いくつかの閉じられたコミュニティのなかで安心して自分をさらけだすことができています。今回の対話会は3回あり、違った視点からの話になっていて興味深かったです。きっとどの会に参加しても、その時の自分の内面から出てくる言葉を素直に出せていたと思うので、同じ映画をみても集った方々の興味関心からいろんなフレームからの話ができるのだなぁと気づいて面白かったです。
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自分自身は、とっても嘘つきな子どもでした。いい子でいなければならない不安や、体裁を取り繕うための嘘をつき続けている子どもでした。嘘をつくと嘘の上塗りをしなければならなくて、どんどん辛くなってくるのだけどやめられなかった。そんな自分が嫌でいやでイヤでたまらなかったから、どうにかして逃げ出したかった状況をよく思い出します。

親や周囲のおとながまったく信用できなかった子ども時代に、親や周囲の大人が気に入るような子どもでいるために人間観察をしていました。何をすれば喜ばれるのか顔色ばかりをみて過ごしていたあの頃のわたしは、自分をまるごと受けとめてくれる社会に暮らせていたらどんな人生になっていたのかなぁと思うのです。私が感じていた悪影響を我が子たちにそのまま押し付けてしまっていたので、我が子たちの人生もまた違ったものになっていたのかもしれません。

プリズンサークルの中に出てきた子ども達のような状況がおきないように、大人も子どもも社会全体がありのままで生きられる社会になったらいいなぁ・・・。そんな夢をみながら対話ができる仲間をみつけることができているいまは、自分になにができるかまだまだ考えていきたいです。

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