見出し画像

映画をきっかけに社会とつながる

今日は、映画『道草』を視聴した方々との対話会がありました。この対話会の主催者は一般社団法人「ぷれジョブ」の方々で、テクニカルサポートを「トオラス」がしています。

私は、トオラスのコミュニティに参加しているので、この映画の情報が流れてきたときに迷わず視聴して、8月に開催された第1回の対話会に参加しました。第3回目の対話会となる本日は、NPO法人抱僕の奥田知志さんと、道草の映画監督宍戸大祐さんの対談が予定されていたので、その対談にも興味がありました。映画は8月にオンラインで視聴したままでしたが、どんな内容だったか記録していたので復習して参加したのですが・・・

予想以上に素晴らしいイベントでした。

良かったこと
①NPO法人抱僕の活動の一部を知ることができた
②ぷれジョブを立ち上げた時の西幸代代表の想いを知ることができた
③奥田さんが、ご自身の活動を「大変だけど面白い」「大変だけど笑っちゃう」「大変だということと不幸だということは違う」と仰った時に、私のなかの「大変」の枠が少しだけ拡がった気がした。
④ブレイク(小部屋)先で出逢った方々との対話がとても暖かかった。
(今後のためにつながっていたいと思えたのですぐにSNS交換をした)

実は、第1回目のイベントも学びの多いものだったのですが、私の中のセンサーが不調だったようで、こんな記事を残していました。

私はオンラインの対話の場に慣れているつもりです。その私がなんだか痛みを覚えてしまっています。このような対話の場にしないためには何が必要なのでしょうか?どんな心持ちで望んでいたらよかったのでしょうか?

第1回目のときも、ただ受け手として聞いている部分はとてもわくわくしていたのです。今回と同じように、自分が普段考えたり聞いたりする情報のなかでは出逢わないような話が繰り広げられています。対談を聴いていて、話したくなったことが出てきている人も、そうでない人もいるのだと思います。オンラインの対話の場に慣れていない方々がいきなり小部屋に分かれて対話する(しかも普段考えないような内容で、言葉を選びながらしか話せないと感じてしまうこと)ハードルはとっても高いように思います。

今回ブレイクした先のお2人も、最初はお顔を出す予定ではなかったようです。ただ聴いていようと思っていたところ、突然小部屋に分けられたので仕方なくお顔を出してくださった感じでした。結果的にはそれぞれがつながっている社会のお話をしてくださったので、とっても素敵な時間になったのですが・・・

ただ・・・

オンライン対話の場が拡がってほしいと思って活動している私としては、もっと丁寧な場の設定が必要なのかもしれないなぁ・・と感じたイベントになりました。

改善点として・・
①ブレイクに対する丁寧な説明が必要
・どうしてわけるのか ・何を話すのか ・何から話すとよさそうか
・話したくない人は(耳だけだと意思表示する名前にしておく)
・どういうあり方で話をしたらいいか 
・各部屋にファシリテーターがいたほうがいいのだと思う
・そのファシリテーター役の方々には場のあり方が共有されている
②対話したあとの振り返りが必要
・チャットに記入しただけで拾っていない
・せめてアンケートフォームがあったらいいのかも

私は、聴くだけのイベントは楽しくないので、対話の時間があった方が参加意欲が高まります。本日の構成は盛りだくさんでした。あっという間の3時間だったので本当に参加してよかったと思っているのです。でもあえて、自分がオンラインのイベントを開催するとしたら・・という視点でも振り返ってみたくなりました。

今回のイベントではNPO法人抱僕の活動を知ることが出来ました。

ブレイクした先の方が教えてくださったのはこちら。

主催者のぷれジョブの活動はこちら。

でも・・

こういう場をたくさんの人に経験してもらいたいと思っているので、「完全な」対話の場を準備するよりも「不完全さ」も許容しながら進んでいった方がいいのかもしれないとも思います。「完全な」場を求めるあまり、こういう素敵な対話の場が拡がっていかないことの方が残念です。

「準備したファシリテーター」が場を仕切るのではなくて、その日に出逢った方々とどんな話題でも気軽に対話できる社会になった方が発展性が高いかもしれないとも思います。

「違うままで交わる」
「わたしはあなたにはなれない」
「あなたはわたしにはなれない」

奥田さんが「人間は知らないことに恐怖を憶えるんです。知れば知るほどに恐怖が取り除かれていきます。お互いが出会っていけばきっと面白い社会になる。」って仰ってました。映画『道草』をきっかけに、今日のイベントで聴いたたくさんの言葉達が頭の中をぐるぐるぐるぐる廻っています。私がやっていきたいこと、対話のNukadokoでやろうとしていることの大切なポイントが見えてきました。

この対話会は毎月第4土曜日の午後に開催されるようです。
次回は対話会中心の構成を予定しているようです。私も参加する予定です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?