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自分のセンターを決める

 2015年に国連サミットで採択されたSDGsは、持続可能な開発目標として、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17のゴール・169のターゲットから構成されていて、「誰一人取り残さない」ことを誓っています。 
 この情報を知った時、胸が高鳴りました。

 あぁ・・世の中の人がみんなで手と手を取り合って進んでいくんだわ!素敵!!と勝手にわくわくしていました。企業やNPOや個人がSDGsの目標を実践に取り入れていますし、インターネット上には世の中を変革していこうとしている記事も目立つようになりました。少しずつ少しずつ未来を変えるための活動をしている人が増えているように思います。

 いま4年が経過してしまいました。あと11年・・・
このペースで行くと15年間でなにか目に見える形で変化するのかが心配になってきました。自分自身の生活になにか取り入れているかといったらほとんど何の変化もありません。

 SDGsのどの部分に力を込められそうかなぁ・・と眺めてみたり、私に何ができるかなぁと考えてみたりしていますが、こんな人ばかりだったらそりゃあ目標達成は難しいですよね。EMSエッセンシャルマネージメントスクールの講義で、大久保寛司さんから「指を自分に!」と問いかけられています。私はなにをする?なにができる?好きなことから考えていくと「オンライン対話の場を拡げる」ことで、「みんな何する?」と対話し合いたいなぁと考えているのですが、さてなんの対話をして、それをどのようにSDGsの目標につなげていきましょう?

 最近「プロセスワーク」を学びはじめました。『ディープ・デモクラシー』を読んでこころがむずむず動いています。アーノルド・ミンデルさんの想いに揺さぶられている自分がいます。

ある方から、「東京都に”ブッククラブ回”という書店様があるのですが、そちらのコラムにてミンデル氏のインタビューが掲載されておりました。
よろしければこちらも是非ご一読ください」

という有難い情報をいただきました。

情熱と共に平静さを発揮し、自身がいつも動じずに内的なセンターの中にいられるなら、そういう人が必要です。
私たち一人ひとりが、まず自分の内側にある問題を解決していくという方向性がとても重要です。そしてまた、組織、学校、職場、コミュニティーなどの中でもより開かれた対話の機会を作り、特に立場的に弱い人の言葉には耳を傾ける、という意識が必要だと思います。現在の世界的な問題も、私たちの日常の中にある同じ問題と本質的には同じものから生まれています。もし、目の前に存在する身近な問題に取り組み、これをなんとか解消できるという感触を掴めれば、私たちの恐れは減少し、人間としての強さを実感できるようになるかもしれません。そのような日々のプロセスが、結果的に世界の問題を解く力になってゆくのではないでしょうか。


このインタビュー記事を読んでさらに自分自身をみつめなおしているところです。

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この写真は2015年にSDGsが採択されたときのプロジェクションマッピングらしいです。11年後目標を達成することは難しくても、「誰一人取り残さない」社会になって、こんなふうにお祝いできたら最高ですね。

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