自分自身を取り戻すスイッチ
はじめに
長崎市スタートアップ支援事業「コッコデショ!2023」にエントリー中の看護師ひよこです。日々Zoom漬けの日々を送って、自分の「聴くあり方」を点検しております。自分ではたぶん・・段々客観的に聴けるようになってきているはずだと自己評価高めに判定しておきますが、家族や身近の人に対する「反応」はまったく消える風ではなくてちょっと残念な感じもしています。そんな私でも自分で自分を抱きしめて「よ~しよしよし・・」と言ってみようと思います。
「学びの場」主催「対話のきくはなすを学ぶ場」
今日の午前中は9:30~12:00まで「対話のきくはなすを学ぶ場」の質問編に参加しました。全体でのレクチャーの後、4人の方と「質問の練習」をしました。1人が話し手になり、3人が聴き手で質問する⇒話し手が答える⇒4人で話す(質問の仕方や、お互いの質問についての感想など)この繰り返しなのですが、この時間がとても豊かでした。
話し手の話を3人の視点から応答するのですが、話し手が伝えたい意図通りに相手が聴いていたかどうかはわかりませんよね。質問によっては「答えたくない」ことだってあると思います。
だけど、4人が「質問を学ぶ」ためにそこにいるので、素直に正直に「自分の心に浮かんできたもの」を出し合うことができました。4人のうち2人は今日初めて一緒のお部屋になった方でした。最初は2人の方は緊張していたようですが、終わるころにはきっと大満足だったのではないかと予想されます。お互いに「こんな質問したらどう思われるだろう」とか「この話をしていいのかな?」などすぐに確認しあっていたし、互いが「それぞれの違いを認め合う」あり方だったのだろうと思います。
YeLLサポーターとして
午後からはYeLLサポーターとしての活動でした。今回新たな方との第一回目セッションということもあり、私もお相手の方も緊張していました。だけどたった30分の間に「次にお話しできること」に喜びを感じることができました。事前にその方がお勤めの企業の方の動画や、YeLL導入に至った経緯の動画(多分YeLL側の方)を観ていたこともあり、どのような会社であるかはなんとなく情報を得ていましたが、話してみないとどのような方なのかわからないのでちょっとだけ緊張するのですが・・・。
導入企業の方もYeLLのみなさんも・・・みんなで「聴く」を届ける仲間なんだなぁ・・・ってしみじみ感じました。このサポーター活動の1回1回が社会の傷口にカットバン(傷テープ)を貼るように、きっと戦争や争いのない平和な世界がやってくるなぁ・・・って確信できるような時間でした。
2020年7月16日(木)から3年以上継続しているひでちゃん主催の場
与贈工房(現トオラス)で出逢った北海道在住のひでちゃんが3年以上前にはじめた「対話会」。毎週木曜日の22時から疲れるまで・・・(概ね2時間、長い時は6時間もあった)ひでちゃんが継続してくれている心地いい時間があります。
最初はじめたときよりはだんだん参加者が減ってきているのですが、フランス在住のえいこさんと大阪在住のトコさんは大体参加しているので、2~4人で安心してお喋りする時間となっています。お互いがそれぞれに体験していることのシェアをして、話したいトピックについて語ることができます。その時にも自分の「聴く」を点検しながら参加できるので、毎回の発見が楽しみです。
私が正しくて他者が間違っている
3年前の私はとにかく「他者に対する違和感」をそのままぶつけていました。「こうあるべき」「こうなるはずだ」「あの人はおかしい」と他者視点の話が中心だったと思います。だけどおかげさまで、"自分"がどう感じているか、大切にしたいことはなにかに焦点を合わせるだけで、起きている事実は同じなのに私の心の穏やかさがはっきりと変化しているのがわかります。
昨日長崎は78年目の平和祈念式典でした。
長崎に生まれ育ち、長崎が抱えている痛みをずっと感じながら生きてきています。結婚当初から同居していた義母は被爆者ですし、夫も被爆2世です。過去に起こったことを赦すとか赦さないとかではなく、その事実をしっかりと受け止めて孫たちになにを残すのかが最近の私の関心事です。
自己を見つめながら対話できるような場があって。そこの誰もがふらっと参加できるような環境づくりをしていくと、「他者の正しさ」も聴くことができるようになるのでしょうか・・・。それでも絶対に赦せないと言い続けるのでしょうか・・・。
日常の出来事をきっかけとして、互いに聴ききる体験があるとどんな社会になるのか挑戦してみたいです。そのためにも、自分自身が様々な場で体験している「スイッチが入る場」のような感じで家族や身近な人にも提供できるようにならないと、それも難しいのかもしれないなぁ・・と思えた午後でした。
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