麺にまつわる思い出②

9/22の限定間借り営業への反響著しく
真にありがとうございます!

さあ後編。

こうして吉田のうどん、
引いては山梨の事が大好きになった頃
ちょうど大学卒業を迎えようとしていました。

当時教員を諦め
職業:音楽家を目指していた僕は
『大学卒業したら旅に出る』等という
自分が見えてない人間にありがちな
妄想錯乱状態にあった為(笑)
就活を一切しておりませんでした。

当時は某牛丼チェーンで働きながら
卒業後は行きつけだった相模原の某ラーメン屋で
Wワークをしながらお金を貯めていました。

それでちょうど今の時期位に
日本一周の旅に出るわけです。

相模原から16号沿いに埼玉に入り北関東を通り
思い出の地、ひたちなか海浜公園にも赴き
福島では喜多方ラーメンを食べ損ねw
青森ではじょんがら節を聞き損ねw
金沢では氷見漁港でイナダの刺身を丸々一尾食い胃に持たれw
島根では謎のオバちゃんにバイクのカマ掘られたりw
広島でヤンキーに車で煽られてるのを気付かずガン無視したりw
まあ四国と北海道以外は全部廻ったわけですね。
※音楽的な思い出は全くありません(笑)ダメダメ〜www

で、家が相模原なもんで
最後の他県は山梨県になるわけですよ。

当然富士吉田は『八本木荘』にも伺うわけですよ。
ご存じの方は分かると思いますが
あそこら辺のうどん屋は閉まるの早いんですよね。15時とか。
ちょうどギリギリ間に合わなかったんですね(泣)

それでも御挨拶だけでもさせて頂こうと
お声掛けしたらご主人がわざわざ出て来てくださって
『賄い分で良ければ食べていきな』と
大変な道中にわざわざ来てくれたから、と
八本木荘のうどんをタダで食べさせて下さりました。

お店の方々と一緒に食べさせていただきました。

あの日のうどんの味と暖かいお心遣いは一生忘れられません。
旅の最後に唯一その後の人生に大きな影響を与える
感動を頂きました。

感動を与える『食』は美味しいだけじゃない。
シチュエーションや心遣いや色々な事が相まって
人の胸を打つものだ、と僕は信じています。

壱富士で『接客』に拘っていたのにはそういう理由がありました。

その後も友達と山梨旅行に行った際には
八本木荘に連れて行ったりしてましたし
東京では亀有にある『五葵』にお邪魔したりして(超名店だから皆さん是非行って)
あの初めて食べた時の衝撃を毎度思い出させて頂いたりとか
本当に有難い限りです。

今はうどん屋から
また民宿に戻っていらっしゃる様で
コロナ禍が明けたら
また八本木荘に泊まって
吉田のうどんの食べ歩きに行きたいなぁ。。。

そんな思い出のあるうどんをインスパイアしたうどんを
9/22は提供させていただきます。

本気のうどんもよろしくお願い申し上げます!!!

じゃ、今日もこんなところで。

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