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あっという間に一月が終わる。この日々が手の隙間からこぼれ落ちるような感覚がとても好きじゃない。こうやって気がついたら死んでしまうのがとても怖い。やりたいことは書いておかないと忘れてしまう。

あるバグをとるためにサーチしてその先で私の知らないことに出会ってさらにそれを調べ出してしまう。気がついたらゴールが見えなくなるところが私の生き方だ。一つ一つ重ねていくしかないので毎日ひたすらノートに記録している。読み返すとその記録でさえ補えない時間も見つかって困惑する。

一本の道をいくように生きていけたらよかったのにとよく思う。私の中ではずっと一本の道を生きているつもりだけど多分いつも寄り道をしてしまう。握力が強くて掴み取るその強さをもっと持てたらいいのだけど。最短ルートを決めて歩いていく女性を見ると本当に同じ人間なのだろうかと不安になる。

夕食に牡蠣をお父さんが焼いてくれた。庭でわざわざ7輪で焼く。

インスタグラマーなら加工して載せるのかもしれないと思う。私の家の庭には鳥を誘き寄せるためのみかんが置いてあったりお父さんの育てる薔薇が咲いてる。お母さんが増やしているメダカたちも泳ぐ。うんと寒い冬の朝にはメダカのつぼの上には薄くない氷が張っていて、お母さんがお湯をかけて溶かしていた。(結局溶けなかった)

氷の下にすむメダカの世界はどうなってるのだろう。多分氷から離れたところはそんなに寒くもなくいつもの世界が広がっている。上を見上げて景色が違うことに気がついたメダカはいるんだろうか。


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