見出し画像

メンタルを守れ!娘編

息子が後遺症を発症した当時、娘は小3。息子が大変な状況になってしまって、娘の事も精一杯気にかけていたつもりだけど、足りなかったことはたくさんあっただろうと思います。娘には本当に申し訳ない気持ち。
 
当時夫は単身赴任中、更に実家は遠方、私一人ワンオペの日々。まだまだコロナ禍でお友達との家の行き来もなくなっていて、息子の通院時には娘は一人留守番でした。娘も一緒に連れて病院へ行ったことも数回あったと思うけど、病院での感染も怖かったし、娘が一緒に行くより留守番がいいと言っていたのでその言葉に甘えるしかなかった。平気そうにしていたけど、寂しく不安な思いをたくさんさせてしまったはず。
 
毎年娘の担任の先生には我が家の状況を全てお話しして、私では気づけないことがあると思うから助けて欲しい、ちょっとでも気づいたことがあれば連絡下さいとお願いしてきました。どの先生も気にかけて見て下さいました。学校で友達と楽しい時間を過ごせていたことが、娘にとって救いになっていたと思います。

息子の様子を間近で見てきた娘は、コロナに対する恐怖心はかなり大きいように思います。自分が感染することも当然怖いし、誰かを感染させてしまうこともすごく恐れています。家族が少し風邪っぽかっただけでも、無症状なだけで自分はコロナかもしれない、友達にうつしたくないと学校を休みたがったこともありました(気持ちはよくわかったので休ませました)。

運動会で大きく掛け声を出すよう(担任ではなく、うちの事情は知らない)先生が厳しく言っていた時は、すごく嫌がっていましたし、その時に先生が「もうコロナは終わったんだから」と言ったことには怒っていました。合唱も嫌がっていました。

また、学校で広島・長崎の勉強からウクライナなど今起きてる戦争の話しになったことがあって、「もし日本が戦争をすることになったら兄は徴兵されるのか。徴兵されてしまったら、今の状態からして絶対に生きて帰って来られないと思う。怖い。」と話していたこともありました。

コロナ後遺症は娘への影響もとてもとて大きいです。ただ、最近は息子が元気になるにつれて娘の不安もすこーしずつ薄まってきているように感じます。コロナについてはこれからも正しく怖れて、そして彼女の心の折り合いがつく着地点を見つけてくれたらと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?