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日常生活に起きた波

子どものかねてからの希望で
キャンプに行ってきた。


私はどちらかというと虫が苦手
テントで寝るのも、夜中にトイレに行きたくなったら
外へ出るのが嫌だな。

この2点が引っ掛かり
息子が時折言ってくる、『キャンプ』の言葉に
うーん。と曖昧な返事をし、
なかなか行動に移せなかった。


だけど、友達からの話で
テントへの憧れを持ち続けている息子は
時折、やってみたい。と言ってくる。
叶えてやりたい。


苦手意識と想い出、経験
どっちの思いが強いか天秤にかけ
思い切って、行くことにした。


虫が少なそうかも、と海の近くへ。
テントやその他、色々とレンタル出来る場所を見つけた。

テントで寝るなんて
小学生の頃にした、野外学習以来だ。


旅は好きだけど、
もともと寝つきが悪い上
場所が変わると余計に寝られなくなるタイプ。


案の定、ほとんど寝られず
夜中のシーンと静まり返った暗い中
2度も1人でトイレに行くという
ちょっと嫌な体験もしたのだが


キャンプは何だかんだと忙しく
トイレの件を考慮したとしても

結果的には、とても印象に残った
楽しい旅でした。


慣れない場所での調理のしづらさも
灯り不足の中、外で食べる楽しさ。美味しさ。

波の音を聞きながら
火を眺めて、しばしぼーっと・・・。など

沢山の楽しい想い出ができた。


そして以外なコトは、
キャンプの間だけではなく、
その後の日常にも静かに続いた。


暖かい布団で寝られる心地よさ。
家がある事の安心感。
使い慣れているキッチン。


日常の周りに囲まれていた物たちに
改めて愛着を感じたのだ。

他の方のSNS投稿などを見ては
こんな食器いいな。
コーヒーメーカーこういうもの使ってみたい。等々


持っていないものへの憧れに
思いを馳せる事も割とあったのだが。

なくなったという訳ではないのだが、
ホントに何気ない日常に
心が温かくなりました。


普段使っているちょっとした物にでさえ
微かな家族の記憶が積み重なっている
からなのかもしれない。


普通の日々に起こった心境の波。
以外なワクワクがまだまだあるのだ。

色々と頭で考えすぎないこと。

次はどんな事をしてみようかな。



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