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私がお店を開くまで 4

私の現在営業しているお店は、
小さな二階建ての古いアパート
道路に面しているにもかかわらず、
歩いていても
通り過ぎてしまうような
目立たないアパートのさらに目立たない
真ん中の部屋です。

角部屋は元々がクリーニング店だったので
大きなサッシでお店感があるものの
奥の2部屋は、普通の住居。

まさかここにお店があるとは
誰も思わない。

そこにあえてお店をオープンした経緯を
綴っています。

✴︎

さて、前回の不動産屋と見学に来た時の
長ーい土曜日のお話しの続きは、、

アパート店舗の3部屋のうち、奥の角部屋は
カスタムメイドの靴屋さんが営業しています。

ちょうどオープンのために来た
オーナーにお願いして見学をさせてもらう事になりました。

私の紹介された物件は
アルミの木目調の暗いドアですが
こちらはガラスサッシのドアに交換されていて
明るい。

そして中に入ると

そこは別世界!

え、あれがこれに?

グリーンとブラウンをメインカラーにし
床板に張り替えられ
壁も板が打ち付けられていて
カッコよくて素敵な空間。
そこに並べられているメンズライクな靴たち。
店内はオシャレでキラキラしていました。

まるで小さなサロンの様で

ビフォーアフターを間近で感じた瞬間でした。

こんな風になるんだー。
すごいな。
ということは
あの暗い和室も
床にして、壁は珪藻土で白くするだけで
なんとかなるかも、、。
というイメージが膨らんでしまいました。

少し手間はかかるけど、。

と、もう何としてもお店を開くことしか
考えてませんでした。

しかし、、そんな私でも
一旦立ち止まって
改装のためには時間が必要だし、
バイトもあるし毎日出来ない、
最低でも2ヶ月はかかるかなぁと
その間家賃もかかるわけで、、

それなら、ダメ元で
家賃は下げられるところのマックス
2ヶ月は改装のため
家賃は免除していただきたい

という条件がパッと浮かび
何かに取り憑かれたように、すらすらと
不動産屋に伝えていた。

そして
この条件が通ったら借りる
ダメなら
借りない

と決めました。

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