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夏フェスに行きました! 続

「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2023」、略して「ジャイガ」へ行った感想、続きです。

前回の記事はこちら ↓

回れたのは、すりぃ、Indigo La Endo、ビッケブランカ、C&K、オーラル(敬称略)。ビッケブランカさんから、続きを書いていきます。

・ビッケブランカ

出だしからなぜかライオンキングの「Cricle of Life」が大音量で流れ、度肝を抜かれました。ビッケさんのライブに行ったことがないのでわかりませんが、あれが普通?なのでしょうか……(たぶん違うよね)。

ビッケさんは盛り上げ上手。作られる曲同様、ライブ空間を遊園地にしてしまえる、キラキラしたパワーを感じます。ジャイガ公演の前に、イタリア、フランスでライブと、タイトなスケジュールをこなされてきたそうです。「今回は来日公演なんですけど」と仰られていたのが面白かったです。来日しとる……笑。
「蒼天のヴァンパイア」では、「フェスでやるのは初めてなんですけど」と、自らスティックを取り、ドラマーのように太鼓でリズムを取られていました。ライブならではのオリジナルバージョン。とても特別感がありました。個人的にビッケさんの曲で真っ先に思い浮かぶのが「Ca Va?」なんですけど、ジャイガでイントロから「Je chante Si tu es triste ~」と流れた瞬間、みんな「待ってました!」の大歓声。サビの部分で巻き起こるCa Vaコール。大盛り上がりでした!
──ご存じない方のために念のため記しておくと、「Ca Va?」という曲は出だしがフランス語です。Ca Va?は「やあ」みたいな日常挨拶ですね。語感が「鯖」に似ているせいか、上に引用したライブ映像では、天井から鯖のバルーンが落ちてきています。めちゃ面白そう。ライブにもそのうち行ってみたいです……!

・C&K

本当に申し訳ないんですけど、フェスでお見かけるするまで「青青青」しか知りませんでした。それなのに、今回のフェスで一気にハートをつかまれました。いずれライブに伺おうと思います。

フェスには様々な方が来られます。普通のライブとは空気感も違います。会場には、アーティストのファンばかりが集まっているわけではなく、たまたま時間が空いてステージを観に来ている人や、そのステージで次にやる人のファン(前方を陣取りたい人)などもいます。C&Kの次がyamaだったので、一定数そうした方がいらっしゃったのかもしれません。かくいう私もあまり存じあげなかったわけですが……。

それでも、C&Kさんは一瞬で会場をとりこにしていました。「俺がCで、俺がKだ、C&K!」と繰り返し連呼し(巻き起こる爆笑)、まずは観客の耳をぐっとつかむ。「期待の新人、16年目です!」と笑いをとりにくる姿勢も、完璧でした。笑
驚いたのは、それまでのどのステージよりも観客が熱狂してみえたこと。途中で「俺たちのライブ、はじめての人?」と手を挙げさせていたんですけど、8割手を挙げていたと思います。みんな知らないはずなのに、元からファンであったかのようにノリノリで踊り狂う圧巻のステージ(隣の人の背中を流す動きがあったり、右に・左にとリズミカルにウェーブするなど、観客の動きも一寸の狂いもなく完璧でした)ステージをはけていく際には、熱狂的な黄色い声がマイクに拾われるほど。フェスでこれなら、C&Kさんのファンが集まるライブはきっと、どえらいことになっているでしょう。ぜひ行ってみたい……! C&Kさんも、「まずはフェスで知ってもらって。You tube、配信と段階をふんでもらって、それからライブへ。もちろん、すっ飛ばしてライブに来てもらってもいいですけど!(要約)」とおっしゃっていました。あの場にいた方はけっこうな確率でライブへ足を運ぶと思います。こうして新しく素敵なアーティストさんを見つけられるのも、フェスの醍醐味ですね。私は帰宅してから、C&Kさんの曲ばっかり聴いてました。笑


・THE ORAL CIGARETTES

今回のフェスのお目当ては、オーラルさんを観にいくことでした(一緒に行った人が、オーラルさんのYou tubeをよく観ており)
私自身、オーラルさんの曲はほとんど知りませんでした。「Enemy」と「狂乱 Hey Kids!!」、「BLACK MEMORY」をかろうじて知っている程度。それでもフェスのためになんとなく予習して、最初の「1本打って!」はできるようにしていきました。あれって、珍しい文化ですよね。ライブ始める前に1本締めを……?(しかも4回?)
……で。問題は、オーラルさんのライブにはあれがあること。そう、モッシュとダイブです。噂には聞いていました。成人男性が上から降ってくるとか、人波にもまれるとか。いやいや、と思っていましたが、ちょうどオーラルさんを待っているとき、背後のステージでCrossfaithさんのDJライブをやっていて、モニターに様子が映されており。おぉ……となりました。やっべぇな。観客が密集しているはずの真ん中に、突如として丸い空間ができ、みんな一斉に走り出したぞ……と思ったら、モーセのように人波が割れ、怒涛のごとくぶつかりあっていました。これが噂に聞くモッシュというやつかと。余談になりますが、私が行った次の日の、23日SIMのステージで、1曲目から骨折者が出たそうです(そこは次が欅坂のステージだったらしく、欅のファンとSIMさんとで暖かな交流が生まれたのだとか。そういうのもちょっと面白いですよね。でも前は危険)

話を戻します。背後のステージにすっかりびびってしまったので、できるだけ後方に陣取っていたんですけど、それでもオーラルさんの1曲目が始まるとすぐに異変が。な、なんかみんな、下がってくるよ……!? 後から考えれば、前のほうにモッシュのスペースを作ってたんですね。1曲目の途中で、かなりシリアスな顔で後ろへ逃げてこられた方もいました。たぶん、知らずに前方へ陣取っていた方でしょう。
まあ、後ろなら大丈夫と思っていたら、今度はオーラルさんの煽りにより、人波が左右に割れていく……!? あ、やばいこれは、となり、とっさに隅へ逃げました。後ろにいても、縦に割れちゃうとね。真ん中へぶつかっていくから大丈夫といえば大丈夫なんでしょうけど、慣れていないので本能的な恐怖があります。群衆はこわい……。といっても、しっかり住み分けができているので、遊びたい人は前へ、そうでない人は後ろへ、となっています。なかなかに異文化で、ひと口にライブといっても全然違うんだなぁと思いました。ちなみに私は、オーラルさんのライブでずっとぴょんぴょんしていたので、翌日まる1日動けませんでした。き、筋肉痛……。

感想は以上です。フェスは初参加でしたが、とても楽しく、個別にライブへお伺いしたいアーティストさんも見つけられ、大満足の一日でした! 夏でなければ、もっと元気に回れたかもしれません。夏でなければ……でも来年もまた夏フェスに行きたいです!
それでは~。




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