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【絵本感想文05】寝る前に読みたい絵本GOODNIGHTMOON


こんにちは!
絵本を作っている1児の母、ヒヤマナツです。

近頃は涼しい時間が増えてきましたね。
我が家は昨日久しぶりにエアコンを付けずに眠ることができました。

涼しくなってくると、読書の時間が普段より愛おしく感じてきます。

今日ご紹介するGOODNIGHTMOONは、荒井良二さんの「ぼくの絵本じゃあにぃ」で紹介されていた絵本です。

全てのはじまりは荒井良二さんの絵本「十二支のはじまり」から

夫が「子に干支の絵本を買ってあげたい!」と言って、干支の絵本を探して買っていたのが「十二支のはじまり」と言う絵本でした。

※こちらの絵本は子どもがまだ1歳半なのもあり、干支の意味を理解して読めているわけではありません。楽しめそうな対象年齢は3歳くらいからな感じが個人的にしています。

突然ですが私の夫、めちゃ絵が上手い。

夫は学生の頃、美術を専攻していて、仕事もデザインに携わる仕事をしているのもあり、絵本を作る時には、それはそれはどえらい的確なアドバイスをもらうのです。

そんな夫は、荒井良二さんの「十二支のはじまり」の絵が独特で気になったそうで「ぼくの絵本じゃあにぃ」を買っていました。

そして、夫の買った荒井良二さんの本がリビングにあるのを見つけて私が読む。と言う具合で出会いました!

更に「ぼくの絵本じゃあにぃ」を読んだ夫がGOODNIGHTMOONをポチって、我が家では寝る前に読む定番の絵本になりました。

荒井良二さんとは?

荒井良二さんは、イラストを描いたり、音楽のライブをしたり、美術作品をつくるなど多才に活躍されている人です。

ご本人は本の中で「自分は絵本作家ではなく、絵本も書く人というぐらいのほうが自分には合っている」と書かれていました。

とはいえ、私が荒井良二さんを知ったきっかけは絵本だったので、はじめは絵本作家だと思っていました。

マーガレッド・ワイズ・ブラウン

荒井さんの本を読むと、GOODNIGHTMOONの作者であるマーガレッド・ワイズ・ブラウンから大きな影響を受けていることがわかります。

マーガレッド・ワイズ・ブラウンは絵本作家ですが、自分で絵を描いていません。

自分で原作を作って、優秀な画家さんと協力して作品を作る人でした。

作った作品は42年という短い生涯の間に100冊以上だそうです。

すごいですよね…。

ちなみに荒井良二さんが作ったスースーとネルネルと言う絵本は、GOODNIGHTMOONのオマージュだそうで、こちらも注文しています。

誰かと一緒に絵本を作るという視点

私は今1人で絵本を作っているので、(夫も監修してくれてるけど)誰かと協力して作ると言うことに具体的なイメージを持つことができていません。

けれど、自分と近い価値観を持っている人と絵本を作れたら、いいものが出来そうな気がします。

【GOODNIGHTMOONの魅力】

GOODNIGHTMOONがどんな絵本かと言うと、絵本に出てくるウサギが、お部屋の中にある家具や生き物に「おやすみ」を言っていく絵本です。

単純な構成かもしれませんが、うちの子は絵本を読みながら寝室にある時計やぬいぐるみに「おやすみ」と言うようになりました。

まだ言葉がちゃんと言えないなりにも、絵本と通じ合っているのが見ていて分かります。

この絵本の特徴は、読み進めていくにつれて部屋の明かりが暗くなっていく所です。

部屋がどんどん暗くなっていくグラフィックがとても美しいんですよね。

GOODNIGHTMOONを取り入れてできるようになったこと

  • お布団にごろんとしてくれるようになった

  • 「おやすみ」を言えるようになった

  • 空間認知能力が上がった(どこに何があるか把握するなど)

  • 寝るんだモードに入ることができるようになった

楽しみ方を広げる読ませ方

  • 実際に部屋にあるものとリンクさせてみる。例)「おやすみ、まくら」「おやすみ、アンパンマン」「おやすみ、時計」と部屋にあるものを指さして語りかける。

  • 子どもの体のパーツに合わせてみる。例)「おやすみ、〇〇ちゃんのほっぺ」「おやすみ、〇〇ちゃんのお鼻」「おやすみ、〇〇ちゃんのおでこ」と、子どもの体のパーツを指して語りかける。

  • 本文に書いてある以外のイラストにも注目してみる。例)赤い風船と書いてあっても、それ以外のイラストにも目をむける。※たっぷり絵本に浸れていると言う感覚が満足度につながるため

  • 「〇〇はどこどこ?」と聞いてあげる。例)「赤い風船どこどこ」「時計は風船どこどこ」など。

まとめ

GOODNIGHTMOONについての紹介でしたが、半分は荒井良二さんについて語ってしまいました笑

絵本を作りを始めてから、原作者に意識が向くようになり、より深く絵本を追求することが面白く感じています。

今は「私だったらどんなおやすみ絵本を書くかな?」と、密かに想像しています。

寝る前に読む絵本を探している方は、ぜひGOODNIGHTMOONを試してみてくださいね!

それでは!


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