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骨のガーゴイル

まるで彫刻の様に動かなかい白骨化したガーゴイルが突然動き出したのだ。
当然筋肉などとうに腐り落ちている。しかしそれは見えない筋肉で動いているかの如く、自然に歩みよってくるのである。
背中を1滴の汗がつうーっと流れる。目の前で起こっている状況が上手く飲み込めない。
しかしここは何が起こってもおかしくない場所なのだ。
ガーゴイルは無造作に自身の尾を手折り、矛の様にして刺突を繰り出す。
一瞬反応が遅れ、

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