北海道の猛吹雪・暴風雪

◆2004年1月13日~16日 ”北見豪雪”
北見市で171センチの積雪(2004年1月16日)を観測。
これは、北見市の統計開始以来の1位の記録になっている。
このとき、最大風速は北見市で11m/sと大したことはなかった。
除雪作業が遅れ、数日にわたり外に出られない、コンビニエンスストアの食品棚が数日間空になるなど、生活に大きな影響・混乱。

2004年1月4日21時の地上天気図  気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」

◆2008年2月23日~24日 ”長沼吹雪”
札幌や新千歳空港からも近い長沼町(ながぬまちょう)の
国道274号線で地吹雪により約140台の車が立往生。
豊浦町(とようらちょう)では、3メートルの吹き溜まりに埋まった乗用車の運転手が死亡。
最大風速は、えりも岬27m/s、岩見沢17m/s
長沼町では平均風速10m/s以上が23日21時~24日9時まで観測さらた。

2008年2月23日21時の地上天気図  気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」

◆2012年2月15日~16日 宗谷地方で猛吹雪
猛吹雪により約150台の車が立往生。
最大風速は、宗谷岬25.3m/s 統計開始からの3位の記録。

2012年2月15日15時の地上天気図  気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」


◆2013年3月2日~3日  網走・根室地方などで猛吹雪 9名死亡
・中標津町の道道で家族4人が乗った車が動けなくなり、
4人は心肺停止状態で見つかり、全員死亡。雪が車のマフラーをふさぎ、
排ガスが車内に充満し一酸化炭素中毒になった。
・湧別町では53歳の父親が9歳の長女をかばうように倒れていて、父親は凍死、長女は助かった。自宅から500m離れた路上で車が見つかり、その車から300m離れた所で二人は見つかった。

最大瞬間風速は、えりも岬37.4m/s、羅臼35.0m/s、根室34.4m/s、札幌31.7m/s

2013年3月2日9時の地上天気図  気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」
2013年3月2日21時の地上天気図  気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」風」




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