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【毛髪診断士監修】コロナは脱毛・薄毛になる?知っておくべき詳細や対処法3選

新型コロナウイルスは、発熱や味覚・嗅覚障害のほかにさまざまな症状が報告されています。

中には「髪が抜ける」といった報告もありますが、大事なのは正しい知識を備えておくことです。

この記事では、新型コロナウイルスの症状として報告されている脱毛についてと、一般的な脱毛症の症状や対処法について解説します。

コロナの症状として脱毛症が報告されている

まず、コロナの症状として脱毛症が報告されているのは事実です。

新型コロナウイルスから回復した人について、国立国際医療研究センターが追跡調査したところ、退院後に髪の毛が抜ける脱毛症になった人や、4か月たっても、息切れや匂いが感じられない嗅覚の異常などがあった人がいたことが分かりました。

(引用:NHK

NHKによると、コロナによる脱毛は男性だけじゃなく女性にも見られたそうです。

そんなコロナの脱毛症はいったいどういった特徴があるのか、以下で解説していきます。

発症して2〜3ヶ月後に症状が出ている

国立国際医療研究センターの調査では、コロナ患者の約4人に1人に脱毛の症状が見られました。

その調査で報告されている症状の特徴がこちらです。

  • 脱毛が続いた期間:平均76日(長い場合は120日くらいまで続く)

  • 脱毛の症状が見られた時期:コロナ発症約1、2ヶ月後

どのようなメカニズムで髪が抜けるのかは定かになっていませんが、世界中で同じような脱毛の症状が報告されています。

一時的な症状である可能性が高い

新型コロナウイルスはいまだに解明されていない部分も多く、安易に断定することはできません。

ただ、平均して76日前後で元通りになっていることが多いため、コロナによる脱毛症は「一時的な症状である可能性が高い」と言えるでしょう。

とはいえ、コロナはウイルス自体がまだまだ解明されていない点が多いのも事実です。

「風邪だ」「インフルエンザと同じだ」などと安易に考えるのではなく、しっかりと感染症対策を心がけましょう。

コロナによる脱毛・薄毛の注意点

症状として脱毛症が報告されているのは事実ですが、中には事実かどうか疑わしい情報が飛び交っています。

間違った情報を鵜呑みにしてしまうと、本質から目を逸らすことになりかねないので注意してください。

ストレスでAGAになることはない

まず、「コロナによる脱毛症」と「AGA(男性型脱毛症)」は原因が大きく違うので注意してください。

AGAは「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素が、テストステロン(男性ホルモン)を脱毛作用のある「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化させることが原因とされています。

一方で、コロナによる脱毛症はコロナウイルスによる症状が原因である、と考えられます。

つまり、コロナの脱毛症とAGAは「髪が抜ける」という点においては同じであるものの、別物と考えるのが賢明です。

AGAは上記したように、DHTから脱毛因子・脱毛たんぱくが発生することが原因の一つです。

つまり、自粛やコロナでストレスが溜まったからといってAGAになるわけではないので安心してください。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

参考
【毛髪診断士監修】ストレスでハゲるのは本当?髪に与える影響と予防法解説

「ハゲは重症化しやすい」の科学的根拠はない

一部で「ハゲはコロナが重症化しやすい」と言われていますが、この情報に科学的な根拠はありません。

ただ、上で見たように脱毛症は多数報告されているため、薄毛の方は特にコロナを警戒するべきでしょう。

一般的な男性型脱毛症の症状

そもそもコロナによる脱毛症と一般的な男性型脱毛症は、特徴の面で違う点が多々あります。

ここでは一般的な男性型脱毛症の症状について説明します。

ゆっくりと進行する

コロナによる脱毛症は発症して1、2ヶ月後に脱毛の症状が見られますが、男性型脱毛症は年単位でゆっくり進行します。

そのため、昔の写真と見比べて明らかに髪が減っている場合は、男性型脱毛症の疑いがあると言えるでしょう。

男性型脱毛症は進行性なので、なんの対処もしなければどんどん髪が減ってしまうので気を付けてください。

抜け毛が細く弱々しい

AGAになると、抜け毛の状態が細くて弱々しくなります。

こちらの画像をご覧ください。

髪は3段階の「成長期」を経て「退行期」になり、「休止期」で抜け落ちます。

ヘアサイクルが正常だと、髪は十分に成長しきっているため抜け毛もしっかりとした太さと強さがあるわけです。

一方、AGAになると髪が成長しきらない段階で抜けてしまうため、抜け毛が細くて弱々しくなります。

このように、AGAかどうかは抜け毛の状態をチェックするのが大事なのです。

コロナによる脱毛・薄毛を防ぐには

コロナによる脱毛は一時的なものである可能性が高いとはいえ、抜けた毛は元に戻りません。

人によってはAGAの症状とコロナによる脱毛が重なり、薄毛がさらに進行してしまう場合もあるでしょう。

そこで、ここではコロナによる脱毛・薄毛を防ぐための方法を解説します。

まずはしっかりとコロナ対策する

当然のことですが、しっかりとコロナ対策しましょう。

「内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室」では、以下の5点を推奨しています。

  1. 密集・密接・密室を避ける

  2. 安全な距離を保つ

  3. こまめに手を洗う

  4. 室内換気と咳エチケット

  5. 接触確認アプリをインストール

まずはこの5つを頭に入れておくのが大事です。

そして、味覚・嗅覚障害を感じたり濃厚接触者と接してしまったりした場合、すぐに然るべき対応を取りましょう。

厚生労働省のサイトで、取るべき行動が詳しく説明されています。

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)

ヘアサイクルを正常化させる

ヘアサイクルを正常化させれば、コロナの後遺症として毛が抜けたとしても、強くてハリのある髪が新しく生えてきます。

一方、ヘアサイクルが乱れていると、結局またすぐに抜けてしまいかねません。

ヘアサイクルを正常化させる方法としては、以下のものがあります。

  • 発毛剤・育毛剤の使用

  • フィナステリド・デュタステリドなどの内服

  • ヘアマッサージ、など

自分の薄毛状態はHIXでチェック!

頭皮環境が良くないと、ヘアサイクルが乱れ薄毛の原因になってしまいます。

ただ、薄毛なのか自分で確認するのはなかなか困難でしょう。

そこでおすすめしたいのがAGA管理アプリの「HIX」です。

HIXは頭皮の写真を送るだけで、AI・プロの毛髪診断士が薄毛を診断してくれるという画期的なアプリです。

こちらの記事で使い方や使用感などを記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

参考
【男性必見】HIX(ヒックス)ってどんなアプリ?実際に使ってみた!最新の口コミ・評判も紹介

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