4.「世の中」という箱

久々に、友達、先輩に感化され
日々自然に溢れ出る感情を自分の言葉にしたいと思った
思うこと、思うままに書いてみる

私は最近、就活をしている
まさか自分が「就活生」になるなんて
1ヶ月前の自分に教えたらきっと発狂するだろう

その中で、感じたこと
生きてきた今までの、違和感の正体と
今後の展望について。

現代繰り広げられる「就活」は
この世の中において「自分のことを売り出す行為」
とはかけ離れていた
私にはこんな部分があってね、気に入ってるんだ。
だから使ってみてよ。きっと後悔させないよ。
要するに、こういう動きが「就活」なんだと思っていた

浅かった…

私が妄想していたその前提は
・自分に価値があること
・世の中が若者(私は新卒、らしい)を求めてること
これらが保証されなければ成立しない

自分にとっての自分の価値は、
相手に伝わらなければ価値としてみなされないらしい

「世の中」という箱の、「就活」というさらに小さな箱の中では。

クソくらえ、と思う
他人に認められるために、自分の価値を後付けするなんて。
自分の価値を、他人に量られるなんて。
くだらない。
そんなくだらないことのために、
生きてきたんじゃない。

でも、私たちには力がないのだ。
経済力も、権力も
とにかく何かに属さないと、
自分を表す言葉はついてきてくれないのだ。
肩書きがないと、いないも同然とされる
この「世の中」で
そんな弱い私たちの言葉に耳を傾けてくれる人なんて
向こうから寄ってきてくれるわけないのだ。

じゃあ、どうする。
私はどうなりたい?
結局どうしたいの?
人に認められたいの?
他人の裁量で?

違う。

今日、ついさっき
面接にて
「あなたの尊敬する人について教えてください」
と聞かれた
一切用意していない質問だったが、
「母です」と答えた
その答えが就活において良しとされるか否かは、
知らない。
自然と口から出たんだから、仕方ない。

母は長年服飾に携わってきた
一からスーツの仕立てができる
手先が器用で、センスがいい
母は自分の仕事に誇りを持っていた

「自分の身の丈に合った服装が1番美しい」
「衣食住の中で1番初めに目に入るのは衣、のみ。
多少お金をかけてでも、きちんとした身なりをしなさい」

小さな頃からずっと言われてきた
煩わしいことだってあった
小さな地元で、目立ちたい、制服?ダサい。
そう思っていた

でも今なら、母の言葉達は
全て母の経験に基づいていて、
母が見出した価値を持ち
それが社会に認められた価値だったことがわかる
そんな言葉は、高校時代の私に反感を買ったが、
後にその反感を大学生の私に後悔させるほどの価値を持った
母の圧勝、経験の賜物。

そう、話しながら思い出した
自分に誇れる仕事がしたい。

お金にならなくてもいい。
信頼する友達に話せる仕事
将来子供に胸を張っていえる仕事
何より自分が好きな仕事

さて。照準は定まった。
そこに向けてどうアプローチする?

今の私に、
遊んで飲み倒して、音楽に溺れ
思想だけをコツコツ育て上げた大学4回の私に、
はい、ではあなたに誇れる仕事を、明日から。
と言われ、実現できるのか?

絶対に無理だ。
そもそもそんな簡単に手に入るものに
わざわざ燃えるタイプでもない。

そうなったら、
もう「世の中」を利用するしかない。

あくまで「世の中」という箱の中に
「私」が存在するわけではない
「私」という世界の中に「世の中」がある

私は私の価値を、
自分だけではなく周りを巻き込み証明する
そのために、少しの間「世の中」を利用する
「世の中」に価値があると認めさせてしまえば、
私が私の価値を見出すことに
何の違和感もない。

夢を実現させるための過程は
意外と地味で
報われないことだってあるらしい
私の今の努力は、
きっと将来の私に感謝される
「世の中」を飛び出した、地力をつけた私に。

それに、私が私の価値を見出すためには
私自身が成長する必要があるわけで
人は人によってでしか成長できないわけで
私が成長するためにはある程度のコミュニティが要る

そのコミュニティとして、
「世の中」を利用する。

そう考えてみれば、
私たちが「世の中」の掲げる
「常識」や「ルール」に
圧迫される必要なんてなかった

周りを見渡して、思う
「世の中」に紛れ込み、圧迫されながら生きたいなら、そうしたらいい
そうしたい人は、そうしたらいい
でも私たちは違う

「世の中」に取り込まれるな。
私たちが「世の中」に合わせる時代は、
もう終わりに差し掛かってる。

このクソみたいな世の中を踏み台に
世の中をぶち壊す力をつける

少し、時間がかかりそう。

そして世の中が大好きな大人たちに
鼻で笑われそう。

そんな大人を鼻で笑いながら
私は今日もパソコンに向かいます。

お疲れ様でした。


もしかしてこの記事、ちょっと痛いな…

#日記

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