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自粛で増えてきたゲーム依存。本当に依存症か?

こんにちは。『SALON DESIN Vol9』ライターの國貞です。最近、ネットゲームがやめられず引きこもるケースが増えているらしいですね。まあ、当然といえば当然です。人と会いづらいし、外も出づらいなら家で楽しく過ごすためにゲームはお手軽ですよね。


はじめに

今回は、ゲームへの依存を恐れて、無意味にゲームを規制する考え方に違和を唱える内容です。一方、WHOは、ゲーム依存症を正式に病気として認めました。ぼくの想像を越える事例もあることでしょう。今回の記事はゲーム依存症を否定するものではなく、重度のゲーム依存症になる前の考え方として捉えてください。


依存というよりも、ゲーム以外にすることがないだけでは?

よくあるのがゲームと勉強の両立するための約束事やゲームは一日何時間がいいのかという議論など、ゲームを無意味な遊びとしか捉えられない人たちによる、規制ありきの議論です。

規制する側の問題は、規制するだけで他にやることを提示しないという点です。なぜ、ゲームか勉強の二択なのか不思議です。

ゲームを規制する人に欠けがちな視点①

多くのニュースが、「ゲームばかりして、子どもの成績が下がった。」や「学校にいけなくなった。」などという問題を出しています。しかし、これらの問題は本質を欠いている思います。成績が悪い人でも幸せだという人はいますし、ましてや名誉やお金を手にしている人もいます。

それから、学校に行かないということの問題点はなんでしょうか。それは、基礎学力が身に付かないことや学校が用意してくれる体験活動に参加できないという点です。

しかし、今はオンラインで勉強は補えます。たくさんの経験を積むという点は、家庭では大変ですが、それでも以前よりも外部と繋がりやすいため補うことは可能なのです。むしろ、学校に通うよりよい経験を得られるかもしれません。

ゲームを規制する人に欠けがちな視点②

ゲームを止めさせたければ、「ゲームより魅力的なことを提示すればいい」というのがぼくの考え方です。

小学校低学年なら、家にあるものでかなり遊べます。100均に行けば、無限大です。たとえば、ペットボトルと、ガーゼ、絵の具、洗剤で、吹くと色のついた泡がもこもこ出る楽しい画材が出来上がります。紙コップとペットボトルのキャップでコマもできます。こういった楽しい遊び道具はネットですぐに出てきます。

高学年以上なら、映画やドラマ、漫画などの娯楽を支えている人々を知ることがゲームから引き離すいい方法ではないでしょうか。こういったものの見方は、好奇心をくすぐり、もっと知りたいという要求を掻き立てます。そして、ゲームよりも熱中することに出会えるきっかけになる思います。

つい娯楽は楽しんで終わってしまいがちですが、これらを発信している方たちの考え方や技術こそ面白いものです。

もし、どうしても勉強してほしかったら、勉強に向かう動機を整えるべきでしょう。

おわりに

2つの視点から考えてみましたが、まとめるとゲーム依存の問題点は、経験や知識が不足するという点だと考えることができます。

依存症かなと疑う前に、ゲームのプレイ時間を決める前に、ゲームと勉強以外の魅力的なものがあることを親も子も知ってほしいです。



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