Rubykaigi2022に行ってきました!

システム2年の澤井です!

今回はRubykaigi2022に行ってきたので、その体験記を書いていきたいと思います。

Rubykaigi とは

プログラミング言語Rubyにまつわるコミュニティがオフラインで集う、一大年次イベントです。2006年から毎年全国各地で開かれています。
今回は三重県の津市、総合文化センターで3日間開催されました。
僕は実家が愛知県なので帰省中に行くことができました。

参加者(Atendee)は申込み順で1-3万円の参加費を支払います。(高い)
当初は参加費用が高くて見送るつもりでしたが、直前になって思い直し、いろいろな人に支えられながら参加することができました。
果たして1万円分の元が取れるのか自分は楽しめるのか、不安な気持ちを抱えながら私は初日の会場に向かいます。

結論から言うと、不安は完全に杞憂でした!
めちゃくちゃ楽しかったし、参加費以上の体験が出来ました!

ということでこの記事では初参加学生目線での楽しかったポイント・良かったポイントを上げていこうと思います!また、セッション(各講演)の技術的な内容解説は少なめにするつもりです。詳しくは他サイトの解説記事を見てください!

オフラインイベントたのしい

こういったイベントに初めて参加したのですが、会場受付に500人くらい?のエンジニアが集まっててその光景に圧倒されました
ネット上でアイコンとニックネームだけの人たちが質量を持って存在している・・・というのが自分の直感的な感覚。
SNSで沢山のエンジニアを見てきたつもりだけど、それが実際にいっぱい集まってるのを見るのは感慨モノです

企業ブースすごい(すごい)

公演会場と併設して企業ブースが設営されており、空き時間に立ち寄ってみたりしました。25の企業がブース出展していて、その中には今僕が書いているNoteさんのブースもありました。(Noteのノート貰った
特筆するべきは各ブースで頒布している企業ステッカーや企業ロゴの入った小物の数々。クリアファイルやらうちわやらお菓子やらたくさんくれます。
素手だと持ちきれないことを見越してトートバックを配っているところもありました。(すごく助かりました)
中にはいちご大福や水筒を配っているところもあって、もう何でもありだなという感じです

Rubyコミュニティあったけぇ・・・

企業ブースの人の話によると、Rubykaigiは全体的にお祭りのような雰囲気で、他言語のカンファレンスと比べると少し特殊らしい。

後で話すセッションの内容もユニークなものが多かったです。

面白いセッションが多い

3日間を通して印象に残ったセッションについていくつか言及したいと思います。

1日目 TRICK
Rubyの得意分野である難読コードメタプログラミングのコンテスト。
数百文字のコードにも関わらず高い表現力の作品ばかりでした。
生産的とは呼べないコードを本気で書いているところが可笑しくて僕はとても好きです。

2日目 Method-based JIT compilation by transpiling to Julia
計算機科学分野にRubyをということで、実行速度向上の手法の話。
端的に言えばRubyをJuliaにAST変換経由でトランスパイルする。
Rubyの文法が色々なところで使えるようになる話が多くてとても嬉しい。

3日目 The Better Rubocop World to enjoy Ruby
コーディング規約から違反コードを指摘・修正してくれるRubocopについての話。
Rubyの表現は柔軟なため、わかりやすいコードが画一的に決まらないことも少なくないです。運用レベルでRubocopにその柔軟性を持たせるにはどうするかという提案が主な内容でした。

英語のセッションは聞きませんでした。正確には初日聞いたんですが、低水準の知識が出てくるとほとんどついていけなかったので英語諦めました…

Rubyの最も偉大な発明の一つは構文だと私は思います。柔軟で表現豊か故に実行系が複雑になってしまったり、コード規約の設定が大変になってしまったりすることはRubistが感じているところだと思います。
このあたりが改善出来ればRuby使う人が増えてくれるかもしれないし、今回のセッションは興味深かったです。

まとめ

想像の数倍楽しかったです。Rubyを使ったことがなくても参加する価値はあると思います!来年は5月に長野の松本市で開催されるので皆さんも興味があれば来てみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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