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昨年度に取った資格についてまとめてみました

こんにちは、「独学サークル はちまき」所属、新二年生の林です。

 勉強がそれほど得意でなく、資格も何も持っていなかった自分が
「資格試験の合格証書を提出すると授業と試験が免除になる」という理由で勉強していた所、楽しくなってきてしまい気がつけば3つ取得していたので、それぞれについて簡単にまとめてみました。
・資格に興味がある。
・取ろうとは思っているがなかなか踏み出せない。
そういった方のお役に立てれば幸いです。

簿記3級

・資格の概要

 簿記3級は、社会人として必要な経済に関する一般常識を多く身につけることができます。資格によって経理の一般常識が身についている事をアピールできるだけでなく、会社の経営状況をまとめた「財務諸表」の見方が分かるようになるので就職活動で企業分析をすることが容易になります。
 合格率は例年約4割~5割でしっかりと勉強すれば合格できる難易度になっています。

・勉強方法

自分が合格した際の勉強方法をご紹介させていただきます。
(合計:29時間)


①参考書を一周読む
 完璧に理解しなくても良いので「そういうのがあるんだ~」という程度に、まず一周参考書を読み全体像をざっくり掴みます。
(参考:5時間)

②実際の問題を身につくまで解く
 問題集や、参考書付属の問題をまず参考書を見ながら全範囲を解いてみます。
 一周したら、今度は参考書を見ずに全範囲を解いてみます。この時に間違えた問題にチェックを入れておきます。
 そこからは、チェックを入れた問題だけを何周か解いていきます。こうすることで自分が苦手な問題だけを潰していく事ができるのです。
(参考:16時間)

③模擬試験を3つほど挑戦してみる
 実際の試験で実力が通用するのか確認してみましょう。
 簿記検定を開催している日本商工会議所が「教育機関が公表した日商簿記検定試験 新試験の予想問題について」というページを公開しているので記載されている模擬試験を3つ程、余裕があれば全て解いてみましょう。
 本番の試験に近い問題が出題されるので、全ての模擬試験で100点満点中70点以上を安定して取ることが出来ればほぼ確実に合格できる実力がついているはずです。
(参考:8時間)

・使用した参考書

スッキリわかる 日商簿記3級 [テキスト&問題集] 

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参考書と問題集がこの一冊で完結している為、非常におすすめです。
(北海道情報大学の簿記科目で現在教科書にも指定されています)

ITパスポート

・資格の概要

 ITパスポートは、全ての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識を広い範囲で身につけることができる国家資格です。今やITに関わらない業種は存在しないと言っても過言ではありません。そんな中でITの基礎知識を証明できる国家資格は、知識としても資格としても必ず役に立つはずです。
 合格率は約5割と、他の国家資格と比べて高い難易度ではありません。

・勉強方法
(合計:38時間)

①参考書を一周読む
 簿記同様に、全体像を把握するようにまずは一周参考書を最後まで読みます。
 簿記と比較して範囲がとても広い上に、知らないワードも多い為時間がかかりますが怯まずに踏み出してみましょう。
(参考:14時間)

②過去問道場で過去5回分の過去問を分野ごとに解く
 過去問道場というサイトには、過去のITパスポートの問題と解答・解説が大量にあるのです!その中の最新の試験回から5回分のみ出題されるようチェックを入れた後に、分野ごとに解いていきます。
 分野ごとに解くことで、それぞれの問題内容を関連付けて覚える事ができ、非常に効率的に学習ができます。
 これも間違えた問題にチェックをつけ、間違えた問題のみを復習します。

③過去問道場で全ての範囲を総復習する
 全ての範囲を通して復習し、間違えた問題があればまた②に戻る。と繰り返し、全ての問題を「どうしてその答えになるのか」を説明できる程に仕上げて行きます。
 本試験では、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の三分野の点数がそれぞれ3割以上なおかつ総合得点が6割以上で合格なので、全体的に対策する必要があります。
(参考:①+②24時間)


 自分の場合、過去問道場での総合正答率が9割4分になるまで繰り返し、本試験では総合得点の8割を取ることができました。

・使用した参考書

イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室

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 出題頻度や重要なワードか否かなどが分かりやすく記されている上に、分かりにくい部分もかわいらしいイラストで丁寧に説明されているので非常におすすめの参考書です。

G検定

・資格の概要

 G検定は、AIの基礎知識とその技術をビジネスに活かすための知識を身につけることができる資格です。経済産業省は2018年に「データやデジタル技術を駆使して、ビジネスに関わるすべての事象に変革をもたらす」ことを意味するDXを推し進めるためにDXレポート・DX推進ガイドラインを発行するなど、非常に力を入れています。
 そんな中でこの資格を有していれば、DX人材として活躍できることをアピールすることができるでしょう。

・勉強方法
(合計:44時間)

①解説動画を視聴する
 いきなり参考書を読むと専門用語の濁流にモチベーションが押し流されてしまいます。そこで、慣れていくために分かりやすく解説されている動画を視聴してから参考書を読むことで、スムーズに内容が理解できるようにします。
 自分は、以下の6つの動画を視聴することで、G検定のかなりの範囲を楽に学ぶことができました。
(参考:4時間)

・中田敦彦のYoutube大学チャンネル

【AI・人工知能①】AIを知れば未来が見えてくる!

【AI・人工知能②】AIの最終形態「ドラえもん」は誕生するのか!?

・予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」チャンネル

【機械学習】教師あり学習と教師なし学習の違い

【機械学習】クラスタリングとは何か(k-means)

【機械学習】深層学習(ディープラーニング)とは何か

中学数学からはじめるAI(人工知能)のための数学入門

②公式テキストを一周読む
 公式テキストは、忠実にシラバスに沿った内容となっているため、
試験の範囲全体を広く浅く捉えるのに最適です。一周読んだ後は分からないことがあった時に開く教科書のように使っていました。
(参考:10時間)

③問題集2冊を繰り返し内容を固めつつ、本番用シートを作成
 G検定では問題集を2冊使いました、それが黒本と呼ばれる「徹底攻略G検定問題集」と赤本・茶本と呼ばれる「最短突破G検定問題集」です。
 徹底攻略はシンプルだが要点をしっかり抑えた問題が多く、最短突破は本番とかなり似た、長文かつ複雑な問題が出題されているので


①徹底攻略を覚えるまで繰り返す

②最短突破を覚えるまで繰り返す

という流れで勉強すると、着実に実力を伸ばしていくことができます。
それと並行して、シートを作成していきます。
 実はこのG検定では試験中にカンニングが手段として認められているのです!
 試験中に検索するなどもしてよいのですが、120分で220問近い問題を解く必要があるため、1問に30秒程しか使えません。これによって全て検索することは不可能となっています。
 シートとは、出題されそうだが覚えるのが難しい単語などを事前に書いておき、試験中躓いた時に見るための紙であり、これによって試験中の安心感が増します。
自分も
・フレームワーク
・データセット
・ILSVRC関連
・プラットフォーム
・自然言語処理関連
の5つに関してのシートを作成し、試験中に非常に助けられました・・・
(参考:28時間)

④模擬試験に挑戦してみる
 DIVE INTO EXAMというサイトの模擬試験を何度かしてみましょう。
 この模擬試験は最新の時事問題も出題されることもあり、実力の確認と時事問題対策の2つを行えます。
(参考:10時間)

・使用した参考書

ディープラーニングG検定公式テキスト第2版

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徹底攻略ディープラーニングG検定問題集 第2版

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最短突破ディープラーニングG検定問題集

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最後に


 資格を3つ紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
 始める前は難しそうだと感じても、始めてみると「そういうことか!」と理解する瞬間を楽しく感じるようになり、いつの間にか合格できるほど知識が身についていたりします。是非思い切って挑戦してみてください!


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