完璧主義じゃないくせに完璧主義
完璧主義じゃないのに完璧主義だ。
前からぼんやり思っていたけど、最近はこの問題にかなり悩まされている。
何事もやるなら、とことんやりたい。
そう言うと、なんだか長所なように聞こえるけれど、実際は周囲から少しでも批判や馬鹿にされるのが怖いだけだ。
中途半端なものを出すくらいなら、出したくない。
そんな変なプライドが、いまの自分の足枷になっているとつくづく思う。
デザインの勉強をしているけど、行き詰っている。
手は前より確実に動かしているけど、進んでいる手ごたえが無い。
違うアプローチをするべきか、このまま行くべきなのか。
毎日、新しいものを作っては、過去の自分の作ったものの粗が嫌になって、ポートフォリオができる気が一生しない。
なんだか、ずっと焦っている。
完璧なんかになれないくせに、恥をかきたくなくて、いまの自分より大きく見せようとしている。
そうしてしまうのは、ありのままの自分では全然土俵にすら立ててないんじゃないかといつも怯えているから。
手を動かしている時間は、何も考えなくていいから好きだ。
勉強しかり、家事しかり。
何かを詰め込んでいれば、少し先にある不安から逃げられるような気がして、いつも走ってしまう。
自分との決め事が達成できたときは、少しホッとできる。
最低限はできたんだ、と。
本当はこういう文章を書くのも辞めたい。
誰のためにもならないし、自分のみっともないことを世界に晒してるって自覚している。
もっと、洗練されてて、キラキラしてて、痛みとかと無縁なことを届ける人になれたらいいのにってずっと思っている。
理想は遠いなぁ。
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