在るを生きる

空を見上げたら
青かった

海を眺めたら
碧かった

風はどこからかきて
また
どこかへと消えていった

世界はとても広くて
この海を渡れば
この空を羽ばたけば
どこまでだって
行けると信じていた

まだ
何者ではなく
ただ
一途に
わたしは自分であった

きっと
遥か彼方の
どこかで
自分であることを選んだのだから

どうして生まれてきたのかと
考えるよりも

ただ
生きればいい

空を見てきれいだと思った。
海を見て還りたいと願った。

そして
ただ自転車をこぎ
1人進んだ。

大丈夫。

その日だと思っていた日は
割りと普通に過ぎていった。

そして
今、想像もしなかった時を生きている。

少なくとも
あの日から
わたしはずっと生きている。

そして
偉くもなく
素晴らしくもなく

ただ、日々に追われている。

それでも
今も生きている。

そう、
変わらずに
今を感じている。

だから
在るだけでいい。

誰でもない自分のままで

生きることが
そのものが
生きることなのだから

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