願いと祈り

望む光とは
裏腹に
世界は
沈んでいく

誰もがただ
願っているだけなのに

深い深い沼の底に
すべてが
沈むまで

時に
世界は
進んでしまう

望まないその先へ

その欲望が
誰かのための叫びとなって

すべてが違う

相容れないからと

それを

互いに正義だと悪だと

わめきあい

命を忘れてしまう

それでも
そこに咲く花があるはずだ

そこで足を止めて
そこで心を鎮め

どうか
どうか

この闇の先に

光があるように

安らぎあるように

あの過ちを繰り返さぬように

どうか
どうか

わたしは無知で
世界を知らない

ただ一つ

消えていく命の重さ

それは

感じている

だから

祈るしかなく

願うしかなく

穏やかに安らかに



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