心の処し方

2024/3/5(火)

透析日。
朝から寒い。
透析の朝は5時半起き。
目覚めて布団の中でまず「今日もご機嫌で生きるぞ!」と決意することから始める。

透析クリニックでの様々なトラブルで最初一年くらいは、本当にうつ状態だった。
透析患者はうつになりやすいという話も聞くが、やっぱりクリニックの環境とか相性とか大きいのだと思う。週3回も通うのだから医療スタッフさん側からしたら、流れ作業みたいな所もあるだろうけれど。

ベッドとベッドの間は人1人入れるくらいのスペースしかなく、間仕切りもなく、老若男女の区別もなく、会話は筒抜け、プライバシーとか存在しない。

この環境がベースとしてあって、クリニック側の対応に疑問が出てくればそりゃあ気持ちも病んでくる。

もう嫌だからと言って、行かないわけにもいかず、簡単に転院できるわけでもなく、結局悩みに悩んで私が辿り着いた境地は、【透析は自己責任】ということだ。

医者や医療スタッフは専門知識を持ってはいるが、この人たちに透析患者の身になれと言っても土台無理で(だって、透析したことないだろうし)、一般的な医療とは違い透析とは病気を治す治療でもないので、私が出来ることはクリニック側に常識を求めることではなくて、最大限の自己管理をして透析に臨むということにつきる。

そして、医者や医療スタッフに大きな期待はしないのが一番だ。
彼らも人間だし、週3回も顔を突き合わせるとお互いボロは出てくるものだ。
別に優しくしてほしいとか、愛想良くして欲しいとかは全然思わない。
とにかく適切に透析できることにご協力頂ければありがたい。それだけだ。

そう思ってからずいぶん気楽になった。
まあ、いつか転院するという野望は捨ててないが(笑)

あくまでこれは私の透析に関する考えであって、透析施設とより良い信頼関係を築いてストレスがなく透析生活を送っていらっしゃる方もおられる。

私も他の患者さんたちが高齢の方ばかりだからか、静かな環境なのでその点はとてもありがたい。

体調面で心配なことは透析クリニックにも伝えるが、だいたいは循環器でかかっている医師に相談し、それをクリニックに知らせて対応してもらうことにしている。

手間はかかるが、そうすることが自分にとってベストなのでクリニックの医師には申し訳ないがそうすることにしている。

結局は、なにか問題が起こった時は外側をどうにかするよりは、自分の心をどう処するかが肝心なのかもしれない。
問題によってはそればかりでもいけないけれど。

全然楽しい話じゃない(いつもだが)

透析から帰って、いつものように夕方まで休んで、今日は何を作ろうか決めてなかったのだがひき肉があったので、ドライカレーを作ることにした。

ドライカレーは普通のルーカレーやスープカレーより水分量が少なく、透析患者には最適。
エスビーの赤缶カレーパウダーで作るので塩分も調節できて尚良し。

私はドライカレーに大豆の水煮とかひよこ豆とかを入れたりもする。
今回は大豆の水煮を入れた。

大根のサラダも作った。

今日も生きたなあ。
そんな感じがする。

では、また明日。

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