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好きを仕事にしたい、の「好き」ってなに?



非日常の高揚感



さて。



仕事で

目黒にある雅叙園に行きましたら

浴衣の方々がたくさん。。。

ホテル側で

何かイベントをやっているのでしょうかね。



わたしの周りには

着物=日常、という方が

何人かいらっしゃいますが。

多くの人にとっては

着物=日常、ではありません。

非日常。



非日常って

テンション上がりますよね。

気分が上がる。

ハレの日。

楽しいな〜〜〜って思います。

わたしも大好きです。



でも仕事って、日常。

自分って、日常。

好きなことを仕事に、ってなった時に

非日常の高揚感を「好き」と思ってしまうと

なかなか難しいな〜〜〜って感じます。

どんなに高揚感のある仕事だって

毎日毎日毎日毎日やってたら

「日常」になってしまうから。


わたしにとって着物は

「わざわざ」着るものですが

毎日毎日着ていた母にとっては

普段着です。


着物で

買い物も運転も掃除も接客も料理も

なんだってする。

日常だから。

そこに、高揚感は無い。



もっともっと微細に繊細に


先日もある方と

個人セッションでお話したのですが

「好き」「楽しい」って

すごく雑で荒い表現なんです。

これが好きなんです。

これが楽しいんです。


それってね

自分が本当に何を「楽しい」と感じているのか

自分が本当に何を「好き」と感じているのか

実は全然わかってなかったりします。



浴衣を着て楽しむのは素敵なこと。

でも「浴衣」が好きなのか

その「高揚感」が好きなのか

「雅叙園で浴衣」が好きなのか

「浴衣を着て写真を撮ってもらう」ことが好きなのか

「浴衣でアフタヌーンティ」が好きなのか

「写真をSNSにアップする」ことが好きなのか

「いいね」がもらえることが好きなのか


ちょっと考えただけでもたくさん。



そしてこれをもっと見つめていくと

好きな世界観が掘り出されてきます。

自分がどんな世界を創っていきたいのか。



好きを仕事にするって

実は「好き」「楽しい」の奥に潜んでいる

自分の感性を表に出していくということ。

好きなことを仕事にしたいと思うなら

大雑把に

「これ好きなんです」

「あれをやってるのが楽しいんです」

じゃなくて


それの何が好きなのか

そこに自分が何を感じているのか

もっともっと微細に繊細に

自分の感覚を見つめてみてください。


たくさんの「好きを仕事にしたい」人と

何百時間もお話してきましたが、

その繊細な感覚に

大きなヒントが隠れてるな〜〜〜と

感じてます。

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