星のカケラ

ここ3年ずっとあった心の痼が
やっと解けて

星のカケラがポロポロと
崩れ落ちるような
そんな1日だった

私はここ3年ずっと
微熱のような日々を過ごしていた

もがいて苦しんで
微かに見える光に縋るように
とりあえず、飛び込んでみる

思い切って辞めて
思い切って初めて
思い切って辞めて

毎回振り出しに戻るような
そんな繰り返しだった

だけど
振り出しではなかったことに気づいた

新しく踏み出した道は
実は地続きだった道だった

全く別の世界だと思っていたけど
実は前世で来たことがあったみたいな

そんな初めてではない感覚
全部繋がっていて
辿り着くべくして辿り着いた場所だった

つい先日、またひとつ終わりを迎えて
さて、また新しい始まりか、と
ぼんやりとした世界に嫌気が差していた

はぁ、また新しい始まりか、
そろそろこの繰り返しは疲れたな
もう始めることを辞めようかな

そんな風に思ってた矢先
出逢うべきしてて出逢う人に
巡り合ってしまった

どうせ、こんな細かいところ
気づく人はいないだろうなと思いながら
微かな希望を込めて表現した部分に
ピンポイントで気づいてくれた

ァァァ、最後まで諦めなくて
本当によかった
最後までやりきれてよかった

こんなにもスッキリとした
晴れやかな気持ちになるのは
初めてかもしれない

人生で初めてひとつやり切ったと
自信を持てて

自分の中で満足がいくまで
やり抜くことって
次のステップにいくために
必要なんだなって改めて思った

そして心の底で求めていた
人生の師匠と呼びたい人に
出会えてしまった気がする

ァァァ、なんか
よくわからない感情
初めて感じる感情

誰かのために何かのために
そして自分のために
頑張りたいこと

まだルートは見つかってないけど
目的地が見えてきた
そんな気がしています

一歩を踏み出した私に
大きな拍手を

そしてそんな私が
誰かの小さな一歩の
きっかけになれますように

身軽になった私は
もっと遠く思いもしないところまで
流れつけそうです