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Eve Live tour2022廻人に参加して・・・(後編)

2022年5月4日(水)晴れ
2年半ぶりにライブに参加する。最後のライブは2019年11月4日BUMP OF CHICKENのaurora arc 東京ドームファイナルだったから、本当にまる2年半ぶりとなった。すごい、気づいてなかったけど、今書きながら驚いた。
この記事は、自分の私的な日記的な、備忘録のようなものになる(予定)。
2年半の色々を経て、再びライブに参加した記念日、初めてのEveくん、一人きりで過ごした時間、体験したことや感じたことを、少しでもとどめておきたいから、とりあえず文字にしておこうと思う。

今回参加したライブ
 ◆Eve Live Tour 2022〔廻人〕@東京ガーデンシアター(5月4日(水))

アーティストEveくんについてはこちらをどうぞ

2、入場開始〜ライブ直前まで

 5時になった。早めの夕食を切り上げて、先ほどのライブ会場(ガーデンシアター)へ向かう。『展示物』の入り口は閉鎖していて、係員さんが前に立っている。
 「展示物はどこから見れますか?」分からないことはとりあえず聞く。係員さんは親切に「ライブの入場が始まったら、中のロビーで見れますよ。」と教えてくださった。入場は6時。まだ早すぎるけど・・と思ったら、入場口に人が並び始めている。おっと、これはまずい。とすぐに並びに行く。割と前の方に並ぶことができたので、ホッとする。
 どんどん人が集まってくる。初めは4列だったのを6列に広げるように指示が出る。知らない人に囲まれているが、ここにいる人はみんなEveくんが好きな人たちだと思うと、妙に安心感、連帯感が生まれ、全然寂しい気持ちにならない。
 先ほど買ったグッズの‘管理人のねこさん’のポーチを取り出して、鞄にぶら下げて遊んでいると、お隣の素敵な方が「かわいいですね。そんな使い方があったんですね。」と話しかけてくれた。「先日インスタでEveくんが、このねこさんで遊んでいたのを見て、手についてる磁石を試してみたくなったんで・・」などとお返事を返す。「私も買ったんで、やってみようかな」とにっこり。笑顔も素敵。二人でほのぼのとした空気を感じながら、列の前方を眺めて会話は終了した。(かわいいグッズを作ってくれた公式さんに感謝)

管理人さんのねこさん(ポーチ)

 6時入場開始。ご時世柄電子チケットなので、ちゃんと入れるかドキドキする。一人一人、スタッフさんが確認していて、少し時間がかかっている。スタッフさん、マスク、ゴーグル、手袋、さらにフェイスシールドもつけて、ガッツリ対策をされている。そうだよね、これだけの人々に接するわけだからね。大きなイベントになればなるほど、こうした対策が必要だし、みんながルールを守ることで、安心してイベントを行える状況が、これからも広がってくるといいな。
 私のチケットも無事通過でき、シアター内に入ることができた。

 普通のコンサートホールのロビーの壁際に、小さなコンテナくらいの箱?が設置されていて、そこが『展示物』らしい。『控え室』と名付けられた小さな部屋がその中にある。SNSなどでなんとなくそういうものがあるとは知っていたが、コンサート会場にこのような展示物があるのがなんとも不思議だった。
 ひとり(ひと組)15秒だけそこに入って写真を撮ったり椅子に座ったりできる。Eveくんが映画で着た衣装や先ほどのねこさんも飾ってあるらしい。ざっと見て、30分くらいで入れそう。よかった、ライブ開始に間に合いそう。遅めに会場に来たけど、なんとかやりたいことは全部済ませられた。

展示物(控室)

3、Eve Live Tour 2022 『廻人』本編
  ※ライブの模様については、ネタバレを含みます。
   また、私の印象、朧げな記憶を頼りに書いていますので、
   内容も薄いし、かなり違う部分があるかと思いますが、ご容赦ください。
  ※レポートではなく、個人の感想文です。
       ※少しだけ公式YouTubeの動画(音源)を貼り付けます。
   興味を持たれたら、ぜひ観て聴いてあげてください。

 座席はアリーナ席だが、完全着席仕様で前後にもゆとりがある。私の席は、後ろから二列目で、すぐ後ろはミキシング機材とスタッフさんのブース。ステージは遠いけど、真正面で全体が見渡せる。
 開演までの時間は、ステージに紗幕が降りていて、そこに映像が写っている。写真撮影OK。今までのMVに出てくるキャラクターたちが、くすんだ色調の手描き風のイラストで描かれていて、背景だけになったり、ちょっとだけ動いたりする。かわいい。見てるとほっこりした気持ちになる。

紗幕の絵(撮影OK)


 場内アナウンスで、大声を出さない、マスク着用、席を移動しない、などの注意事項を繰り返し流していて、もし守れないと中止にするとのこと。声を出せない分だけ手拍子がんばろう!と心に誓い、腕に物販で購入した光り物をつけて準備をする。

 7時、開演時間になったが、なかなか始まらず、15分くらい経った頃、紗幕の映像に変化が起こる。キャラクターの位置が変わったり、シャッターが開いたり、Eveくんらしい後ろ姿の人物が、窓を叩いて合図をしたり・・・。
 始まる?客席から自然と拍手が湧き起こる。

 「廻人」(アルバム『廻人』の初めに収録されているインストロメンタル曲)が流れてくる。生のバンド演奏だ。ステージにギター、ドラム、ベース。そして中心にEveくんが登場する。青のセットアップ。だぼだぼした服がかわいい。髪の毛はふわふわでマッシュルームをこんもりさせたみたい。身長5センチくらいに見える距離感だから、細かくは見えないので、心眼で補填する。オペラグラス、持って来たらよかった・・・とメチャ後悔する。

 「廻廻奇譚」ブレイクのきっかけになった大ヒット曲。まさか一曲目にくるとは!いきなり会場の空気が爆上がりになる。ベースの人が両手を上げて拍手を煽る。私も、心の中で、叫びながら、腕を上げる。なぜか前の人たちは棒立ちで手も上げない。もしかして、歌い手さんのライブはそういうノリ?と戸惑うが、お隣の人は手拍子を始めたので、私も手拍子を続ける。
 久しぶりのライブ、音量がやばい、しまった、耳栓も忘れてきた。音割れするくらいの音量で、圧倒される。Eveくんの声がすごい勢いで飛んでくる。

 「夜は仄か」「遊生夢死」「YOKU」とアルバム『廻人』の曲が続く。ベースの低音がアルバムで聞くよりもずしずしと響いて、かっこいい。「YOKU」のMVの映像と歌声が美しくて、ボーッと見惚れてしまった。

 「深海」かわいいキャラクターと美しい映像で大好きなMVの曲だが、ライブではMVとは違う演出だったような・・丸い輪になった歌詞が映されてぐるぐるしていた映像が記憶に残っている。メロディラインが美しく、幸福感に満たされる。

 そういえば歌詞が映像と一緒に映し出される演出が多いのだが、二曲くらいものすごく歌詞を間違えて歌い続けていた場面があった。楽しくなりすぎると歌詞が飛んでしまうとご本人が仰っていたが、映像に歌詞が出ていなければ全然気づかなかったと思うほど自然な歌い方だった。

 ここでMC 「今回のツアーは廻人というタイトルのように、いろんな音楽を廻る感じです」みたいなことを仰っていた。「好きなように楽しんでくださいね」

 第2パート>インスト曲「doublet」が流れ、映像が映し出される。オープニングで登場した部屋があらわれ、階段が組み変わったり、違う廊下に連れていかれるイメージ。主人公が手に取った本の表紙に『Smile』の文字が現れると大きな拍手が起こる。(2年前中止になったライブが『Smile』だった。)
 「LEO」「闇夜」の流れがすごい。ここだけは手首のライトは光らず、真っ暗の客席にステージの映像だけが浮かんでいる。抑えた演出に歌声が響き、すごく“聴かせてくる”感じ。曲の世界にどっぷりと浸ることができ、放心状態。
 そして「命の食べ方」。MV映像とテイストは同じだけど、灯篭のような赤い絵が重なったり、アニメーションもなんだか違っていた。ライブ用に映像も作り直したりしているのかな?すごい・・。これも重低音が響いてメチャかっこよかった。

 第3パート>アルバム『おとぎ』のインスト「slumber」が流れる
 ここへきて、そうか、今までのアルバムをなぞっていくのか!と気づく。廻人を中心としたセットリストを予想していたが、まんまとやられてしまった。

 「トーキョーゲットー」徐々に音が集まっていく感じのギターの前奏がかっこいい。FuFuFu~Ohの所がとっても楽しくて気持ちいい(伝わらないね)
 「アウトサイダー」超早口の出だしで捕まれる。サビからのラップパート?のEveくんの歌い方がとんでもなくカッコよくて会場全体のテンションがどんどん上昇する。サビ前、「行くよ」って煽られて昇天しかける。
 続けて「ラストダンス」。3曲踊り続ける構成だ。MVのたまごちゃんの振り付けに合わせて腕をゆらゆらさせると楽しい。この曲もベースがメチャかっこよくて、生演奏最高だった。

 「もう一曲いいですか?」でアコギを抱えて「君に世界」。
 弾き語りにやられた。MVの映像がベースだけど、電車がない背景だけの映像。四角い窓みたいな光が、歌に合わせて青や赤に点滅してとても綺麗だった。

 暗転 Eveくん袖に消える。


 第4パート>いろんな音が少しずつまとまって、「fanfare」になる。ここのバンド演奏がすごくかっこいい。中央にEveくん登場。赤いシャツにお召し替えされていた。
 「ナンセンス文学」手拍子めっちゃ盛り上がる。ラッタタ〜の所で本当なら掛け合いの声を出したい所、リズムに合わせて手拍子で応える。隣の方も同じように手拍子してて嬉しかった。
 「ドラマツルギー」この二曲の流れ最高だった。Eveくんもノリノリで、「東京行くよー」など、掛け声で煽ってくれる。

 第5パート>再び『廻人』に戻って「暴徒」!大好きでライブで聴きたかった曲の一つ。映画『Adam By Eve』のクライマックスで観たアニメーションをもう一度観たいって思っていたら、ここで流れた。「イェイ」が鬼カッコよくてかわいい。


 「次がラスト。新曲歌ってもいいですか?」からの「バブル」。めっちゃ盛り上がって、会場全体がうわああって上がる感じ(声はなくても空気が変わる)。
 盛り上がったまま、本編が終了した。

 アンコール>「東京アンコールありがとう!」

 「退屈を再演しないで」
 「この曲で一緒に踊ってください」って言われて、ミラーボールが降りてきたのが面白かった。

 MCでNumaさんを紹介。ギターの人、おお、この人が・・!と感動する。
(Numaさんは、Eveくんの曲のアレンジをしている方で、よくお名前が登場するので気になっていたので・・・)
 Numaさんが、「ナンセンス文学が2017年の作品だったな、って思い出したら、感慨深い気持ちになったよ」と言っていた。
 Eveくん、「こんな大きな所は初めてで、人がたくさんいて、びっくりした。普段あまり緊張しない方だけど、膝がガクガクした。」 
E「ここ、東京だから、何食べた?とかの話できないね」
 (いつもはツアー先のグルメ話をしているのかな?)
沼「そういえば、コンビニで呪術廻戦チョコが売ってて・・」
 (とチョコの説明を頑張る沼さん)
E「その話、広がらないねえ」と笑う。会場もクスクス笑。

 メンバー紹介をしながら最後の曲「群青讃歌」へ。
 会場が青い光に包まれたようになって、とても綺麗だった。
 メンバーが去った後、紗幕にエンドロールが映され、バンドメンバーの名前が出るとそれぞれに拍手が沸き起こり、ほっこりとあたたかな気持ちになった。

 歌った後に「ありがとう」って言ってくれるのが嬉しかった。(何度か言ってくれた)音源で聴いた通りの、やさしくて強くて高音も低音もとても綺麗な声だった。紗膜の映像を使った演出がとても良くて、曲の世界にどんどん入り込んで行く感じで、気づいたら、Eveくんをほとんど見ていなかった自分(笑)
 Eveくんのやさしくのんびりした話し方と歌う時のギャップがとても魅力的だった。バンドメンバーの演奏も見事だったなあ。
 独特の世界観が会場全体に表現されていて、物語性のある演出で、映画を一本観た後のような、余韻が感じられるライブだった。

 <あとがき>
 初めてのアーティスト、一人ぼっちのライブ参加だったけど、とても充実できて楽しかった。生の音楽の力って本当にすごい。観たもの、聴いたこと、感じたことを、全部脳内に保存できたらいいなと思うけど、こうして書いている間にも、記憶は朧げに霞んでしまう。拙い文章ではあるけど、読み返せば少しはあの日の事を思い出せるといいな。そんな気持ちです。

 Eveくんの楽曲はこちらのYouTubeチャンネルから色々視聴できますので、よかったら..

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