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人気WEBデザイナーに実際のお仕事について聞いてみた【an's talk】


ヒトユミのトップデザイナーanさんのデザインは、見る人を感動させてしまうレベル。特に、きれいめデザインが得意で、女性起業家さんからのオファーが絶えません。そんなanさんに、実際のお仕事について、詳しく聞いてみたいと思います。

はじめましての方は、こちら


Photoshop大嫌いでした

ucca「ヒトユミに入る前も、WEBデザインをされてたんですか?」

an「大学でもPhotoshopとかIllustratorをやってたんですけど
一番苦手で、大嫌いでした。
あまりに苦手すぎて、いつも友達にやってもらってたんです。
卒業制作とかで、手伝ってもらった子たちが忙しくなって、
仕方なくやるくらいでした」

ucca「嫌いだったんですね!」

an「一番嫌いでした。
まさか自分が仕事としてそれをやるなんて思っていませんでした。」


目も疲れますもんね


ucca「前職では、具体的にどんなお仕事をされていたんですか?」

an「最初に就職した会社の会社概要に、
興味があったシルクスクリーンを取り扱っているとか、
博物館や美術館の展示に関わっている等の記載があり

学芸員の資格をもっているので役立てるかなと思って、
就職したんですけど、全く役に立たなくて(笑)

時代はインクジェットで、シルクスクリーンは需要がなく。
選挙看板には使うんですけど、絶対面白くないなと思って。」

ucca「たしかに、面白くなさそう(笑)」

an「(大学で専攻していた染織とは)まったく関係のない
ひたすらパソコンを使ったお仕事をしていました。

お店の看板とかを、パソコン上で作って
実際に、製造もしている会社だったので
製造部門に指示を出したり設営までやっていたので、
展示する際の、指揮を取ったりとか」

ucca「指揮!かっこいいですね!」

an「ベテランさんに、いつも怒られていました(笑)」

ucca「え?(^▽^;)」

an「芸大出身の人に多い気がするんですけど
やりたくないことを
『なんでやらなきゃいけないんですか?』って言ってました」

ucca「芸大あるあるなんですね(笑)」

an「お茶くみもやりたくなくて
社長夫人に抗議したら、「花嫁修業になるから」って言われました。」

ucca「会社で花嫁修業… やりたくないですよね」

an「色々怒られて、丸め込まれた感じです。
仕事も、全くPC苦手だったのが
渡されたらやらなきゃいけないので
やらなきゃいけなくて、実戦で覚えた感じです。」

私はIT出身なんですけど
アート系のツールを使いこなすのは本当に大変。
芸術家さんなら、なおさら抵抗ありますよね。


ほんと大変…


会社で好きでないことをするより…


an「会社で5~6年くらい働きながらも、
大学で知り合った仲間との作品展を
年に2~3回やっていました。

会社を私用で休んで、
教授の助手として講座を手伝ったりして
細~く染織を続けていました。

助手の契約が切れる頃、
講師の空きができたので、来てくれないかと言われて。
3年契約なので、その先のことは保証できないといわれたんですけど

会社で、そんなに好きでもないことしているよりも
好きなことやりたい
と思ったので『行きます』って返事しました」

ucca「素敵です✨」

an「大学で働いていたときは、前働いていた会社から
『ちょっと手伝ってくれないか』みたいな感じで手伝ったりとか
個人的に、グループ展のチラシやDMを頼まれて作っていたので、
その繋がりで、デザインの依頼を個人で頂いたりしていました。」

ucca「当時から、人気デザイナーとして引っ張りダコだったんですね!」


有名芸大からのオファーも!


an「(大学には)染物と織物とをする工房があるんですけど
授業があるときだけ、教授たちのサポートをしていました。

結局、助手を3年、講師を2年しましたが、
講師をしている間に、結婚、妊娠して。
そのタイミングで、工房がなくなるという話になって。

そのときに金沢芸術大学から
『クラフトの講師を募集してるのでやってくれませんか』
とオファーがありました。

しかし、金沢市内に住まないといけないという条件があって
妊娠していたし、主人が一緒には行けなくて…

チャンスだったかもしれないですけど
金沢に行く選択ができなかったんです。」

ucca「お腹に赤ちゃんいたら、ちょっと大変ですよね(´;ω;`)」

an「すごくいい街なので魅力的だったんですけど
やめました。」

ucca「あーざんねん(´;ω;`)」


キャリアか、家庭か… 難しい決断ですよね


ucca「そのあとは、子育てに専念されたということですか?」

an「子育て中も、デザインとか講師の声をかけてもらったときだけ、
やっていました」

魅力あるデザインができると、お仕事も引き寄せてしまうんですね。



人気デザイナーの愛用アプリ


ucca「いまやっているお仕事を詳しく教えてもらえますか?」

an「Photoshopが多いかな。
動画、インスタライブ、バナー、チラシ、
LINEの公式アカウントに使うメニューアイコンなどを作っています。」

ucca「動画はどうやって作成されているんですか?」

an「Inshot か VIVAVIDEO というアプリを使用しています。

動画編集のときに、倍速を使いたいんですけど、
Inshotだと、10倍まで、VIVAVIDEOだと3倍くらいまでで。
(※インタビュー時)

VIVAVIDEOは、スタンプがかわいいんです。
スタンプを使ってみたくて、色々押してみたんですけど
企業的なことを考えると、スタンプって必要なくて。
使わないほうが、映っているものがよく見えるし(笑)

機能的には、Inshotが便利なんですが、
下にロゴが入ってしまうんです。
(※いまは、広告を一定時間見るとロゴなしが選べます)

ロゴが入る位置に、あらかじめ余白を作っておいて
iMovieやiClipなど他の動画編集ツールで開いて、
余白をカットしたら、ロゴを消すことができます。

画像編集の知識があると
iMovieとかiClipが使いやすいんですけど
無料の動画アプリでは
気軽に初心者でもできるのはInshotが使いやすくておすすめです。」


動画アプリたくさんあって迷うんですよね


ucca「チラシは、Illustratorを使って作成されているんですか?」

an「Photoshopでも作れるんですけど、
イラレ(=Illustrator)のほうが作りやすいので使っています。

写真がメインの時は、Photoshopを使うんですけど
テキストが多く入って、配置を変える場合はイラレが多いですね。」

ucca「イラレのほうがフォントが多いですか?」

an「同じです。
文字の行間とか、文字の間のスペースとか
文字がたくさん入って読みやすくしたいときは
配列とかを調節したいのでイラレのほうが使いやすいですね」


おわりに


いかがでしたか?

デザインはもちろん魅力的なのですが、anさんの人柄も、また会いたくなる魅力があります。それが、素敵なお仕事につながっているのかなと思いました。個人的にも、まだまだ詳しく聞きたいですが、今日はここまで。

動画作成については、ヒトユミで講座を開催しています。
大学での講師を経験されているので、anさんは教えるのもお上手👏
受講された方々から、「はじめてでも、親切でわかりやすい」
「もっとやってみたくなった」との、お声をたくさんいただいています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

次回も、お楽しみに♡


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