2020年6月2日(火)

 今朝は曇っていたが、午後になって晴れてきて暑い。

 緊急事態宣言が解除され、街には人が戻ってきた。戻ってきてしまった。果たして本当に大丈夫なのだろうか。


 アメリカでは黒人男性が白人警官に……でデモから暴動へという、十年くらいに一度ある感じのヤツになっているらしい。コロナによって経済的な苦境に立たされている層の鬱憤は相当溜まっているだろうから、すぐには収まらないのかも知れない。

 というのは、まあ置いておいて。デモや批判に対する人々の捉え方、受け止め方が随分と否定的になっているように感じる。当たり前のことだが、不満や怒りを覚えるから批判もするし、時にはそれを表現する為にデモを起こす。不満や怒りというのはネガティブな感情であり、それを人々が拒絶しようとする流れがあるように感じている。

 喜びや楽しみ、そして悲しみを共有することには皆前向きだが、怒りや否定に対してはそうではない。不満や怒りに付き合うのは確かに疲れるのだが、それらはネガティブであっても不自然な感情ではないのだから、無条件に拒絶してしまうのは違うのではないかと思う。


 ということで、私は糸井重里的なものが嫌いである。否定的なことを避け、ポジティブなことばかりを言う。適度に暗い部分をスパイスとして使うところがさらにあざといと思う。でも、マザーは大好きだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?