2020年7月2日(木)

 今日は真夏のように晴れている。明日以降の予報を見ると梅雨明けはしていないらしい。

 ウォーキング・デッドを引き続き見ているが、ゾンビの頭蓋骨が柔らか過ぎ問題が気になって仕方ない。あとシーズン4になって今更感染症を気にし出したが、あれだけゾンビの腐った血液を浴び続けて来たのだから、もうお前ら無敵だろうと思う。肺炎になってあんなに血を吐くとかお前らみんな沖田かよと思う。呼吸ができないってのはな、もっと地味に苦しんで死ぬに決まってるんだよ、小児喘息だった俺が言うんだから間違いないんだ! などと色々気になりつつも見続けているので、きっと面白いんだろう。


 コロナで世界が大騒ぎしている間に、中国は香港を吸収してしまった。ウイグルはチベットのようにそのうち世界から忘れ去られるのだろう。

 友人が珍しく政治についてラインで語っていた。友人は民主主義をきちんと一人一人が考えるべきだというようなことをネトウヨばかりの世の中にこんな世の中に対して言っていた。私はそれを見ながら別のことを考えていた。

 個の発信力が一見強まったかに思えたここ十年くらいだが、実態はどうだろうか。目立つということだけが上手いやつがより目立ち発言力が強くなっていく。穏当で様々な側面から見た断言を避けるスタイルの意見は、回りくどいだけでウケない。乱暴に自信満々に断言する方が支持を得やすい。多様性の時代とも言われていた気がするが、世の風潮としては結論を急ぎ、その結果として単一性が求められ、不寛容が幅を利かせていってしまうのではないだろうか。

 個人は絶望し、社会という名のシステムに依存し、自主性を失くし、システムを利用した強力な個性が現れ、ここにゴールデンバウム王朝が成立するのであった。



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