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Link導入事例◆さいたま市民医療センター〈後編〉「事務やメーカーとLinkでつながり、コミュニケーションの効率・質が向上」

HITOTSU Link導入による成果をさいたま市民医療センター 臨床工学科主任の茂木良祐さんにうかがいました。
(2024年2月21日開催のウェビナーの内容を基に再構成)

《前編はこちら →Link導入事例◆さいたま市民医療センター〈前編〉「ルーム活用で進捗や困りごとを“見える化”、チームでの業務推進に一役」

HITOTSU Link導入の効果・今後の期待

1.埋もれがちだった1対1のやり取りをチーム内で共有できた(前編)
2.進捗の見える化でサポート意識UP、“うっかり忘れ”も減った(前編)
3.事務との窓口をLinkで一本化できた&ペーパーレス化を目指す ←ココ
4.メーカーとのやり取りが簡単になった&さらに拡充したい
 ←ココ


当院臨床工学科では、科内のコミュニケーションのほか、他部署やメーカーとのやり取りにもHITOTSU Linkを使い始めています。

院内ではまず、お金回りを管轄する経営企画課の方をユーザー登録しました。現状、CEは臨床工学科以外が管理する医療機器を把握し切れていませんでした。購入や廃棄を取りまとめている経営企画課とつながれば、院内すべての機器の情報を吸い上げられるのではと考えたのです。修理情報の共有や見積書のやり取りにも活用したいという狙いもありました。

実際は、院内の修理申請は紙のフォーマットに押印し、見積書を添えて提出する運用でした。院内全体の運用に関わるため、まだHITOTSU Linkに移行できていません。ただ、窓口を一元化しただけでも一歩前進できたと感じていて、現在は新規購入や廃棄といった連絡に使用しています。ペーパーレス推進の観点でも、いずれはHITOTSU Linkで完結させたいと考えています。

メーカーへの問い合わせも気兼ねなく簡単にできるように

さらに、一番よく連絡を取るメーカーさんともHITOTSU Linkで接続しています。メーカーとのルームには、営業担当者、サービス担当者、そしてCE全員が入っています。特に心電図モニタに関して、「こんな現象が起きたけれどどういうことでしょうか?」とか、「修理をお願いします」「見積もりをください」といったやり取りをよく行っています。

ある企業とのHIOTSU Linkのメッセージの例

これまでは、どんな用件でも電話で問い合わせていました。メーカーの担当者さんが電話に出られないことも多く、留守電設定になっていない方もいるので、「またかけ直さなきゃ」「ああ、今日もかけ忘れてしまった」の繰り返しです。電話は記録に残らないので、用件が増えると記憶が混同し、「これってどうなっていましたっけ?」と後戻りすることがたびたびありました。電子メールという手段もあるのですが、わざわざパソコンを開いたり、スマホで撮った写真をパソコンに送ったりする手間がかかり、正直面倒でした。

気兼ねなく連絡でき、既読状況も分かるメリット

当科ではHITOTSU Linkを個人スマホでも使えるようにしているため、Linkでメーカーとやり取りできるようになってからは、スマホで撮った動画を直接送られて非常に便利です。メーカーとのやり取りの内容や状況をリアルタイムで科内にも共有できますし、何よりやり取りの履歴が残るのは良いです。

メーカーさんにも使い勝手を聞いてみたところ、「電話の頻度を減らせることができたのがとても良かった」とのことでした。HITOTSU Linkではタイミングや内容を気兼ねすることなく双方向コミュニケーションが可能です。営業担当者とサービス担当者が同一ルームに入っているので、常に情報共有できている安心感もあるとのこと。一方で、メーカー内で指定されているコミュニケーションツールにも書かなければならないという二度手間はあるようです。

医療者間のコミュニケーションの質向上を目指す

今後はこうしたメリットを多くのメーカーやディーラーと共有し、HITOTSU Linkでやり取りできる企業が増えることを望んでいます。また院内では、メーカーとのルームに経営企画課の方を入れて、購入や修理に関わる書類や情報をよりスムーズに共有していきたいと考えています。

いずれは、HITOTSU Linkを診療科長クラスの医師や看護師長にも使ってもらいたいという“野望”を抱いています。CEは常にメーカーと医師との間に入っており、これまで多くのコミュニケーションエラーを経験してきました。HITOTSU Linkを活用し、医療者間でのコミュニケーションの質を高め、加速させることができれば、ちょっとした気掛かりも減り、目の前の患者さんにより集中できるのではないかと考えています。(談)


さいたま市民医療センターでのHITOTSU Asset導入事例インタビューはこちら→「洗練されたUIと充実のサポート、さらに継続的進化が一番の強み」


弊社は以下の製品を展開しています。
・クラウド型医療機器・資産管理システム「HITOTSU Asset」
・医療業界横断コネクトツール「HITOTSU Link」
各製品のご紹介は以下をご覧ください。

HITOTSU製品(Assetメイン+Link)紹介動画 (YouTube、約25分)
HITOTSU Assetリーフレット(PDF)
HITOTSU Linkリーフレット(医療機関様向け)(PDF)
HITOTSU Link災害時向けリーフレット(PDF)

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