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夫婦で事業運営する上での役割分担 〜case of ひととき〜

いま、目の前で奥さんが11月のイベントを一気に立ち上げている。
(写真、リトリート、落語、イタリア料理、パンとチャイ、テントサウナ、などなど)

奥さんはもともと心配性な性格だが、10月は集落のお祭り等もあり、あまり売上がたたなかった反動かもしれない。おかげでなんとか無事年を越せそうだ。いつも感謝である。

全国のゲストハウスには、夫婦で運営しているゲストハウスも多いと思う。そして、これからゲストハウスを始めようとする夫婦も多いことだろう。
そんな皆さんといつか「夫婦で事業運営」について話していたいなと思ったので、まずは我が家の状況について書いてみようと思った。
お付き合いいただければ幸いだ。

我が家は、前職の職場で出会い結婚、その後ゲストハウスの立ち上げという順序なので、夫婦である前に、仕事仲間としての関係がとても強い。
日々のプライベートでも、仕事の話が大半である。
とはいえ、お互い仕事の話は嫌いではないので、特段苦痛はない。
ある意味、それがここまで事業を継続できた一因とも言えよう。

我が家では、奥さんがガンガンアイディアを出してイベントを作りまくる。一方で、集客のプレッシャーに毎週のように押しつぶされそうになっているので、私は心のケア担当である笑
とはいえ、優しい言葉をかけるだけではなく、もし仮にイベントが赤字になったとしても事業がつぶれない外貨を日々稼ぐことで、心の安心を少しでも確保しておくのが役割だと思っている。
(日中は別の仕事をしたり、補助金をとったり、金融機関と話をしたり)

奥さんのアイディアが形になっていく過程はいつも有機的で、イベント参加者が次の講師になったり、うちのお店にたったり、人が人をつないでいく様子は近くで見ていてとても刺激的だ。これからも安心してチャレンジしてもらえるよう、私は土台固めに勤しむとしよう。

ちなみに安心感という意味では、田舎にいて一番ありがたいのは、いろんなものを捨てれば、事業が立ち行かなくなっても死ぬことはないという安心感だと思う。家賃は安い、米も野菜もある。
(車は金食い虫なので、車社会とはいえ、無いなら無いでなんとかなるのだと思う)

最後になるが、奥さんが笑顔の家庭は安泰だという。
それが真理だと思う。
うちの奥さんだけでなく、集落中の奥さん達が笑顔になれるような仕組みをこの地域で創っていければ、この地域も安泰なのだと思うのである。

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