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影響を受けている?


 影響を受けることについて。

 少し前に読んだ2冊の本が偶然にも「人は変われる」ということと、「人は変わらない」ということをそれぞれに書いていて、解釈によっていろいろ考えられるよな、と思った。そして、ふとこの話題について考えようという気持ちになった。

 端的に言えば核は変わらないし、変えられない…いい意味でも悪い意味でも。そして後天的なものは多くが変えられる。少なくともヒトトギスはこう考える。
 時間がかかることやかからないこと、例外的な事柄もいくつもあると思うが、端的に言っているのでこんなところだ。

 ただ思ったのは、近年は情報に触れやすくなったこともあり、特にSNSにおいては不特定多数の人の考えに触れることが増える。それが真実にしろ嘘にしろ、増える。


 ここで、ヒトトギスが不安になったのは、自分がSNSにいる中で何か偏った考えに染まってやいないかということだ。もう刷り込みのようなものだ。
 もちろん良い側面も持っている。学校や社会の中でいろいろな人と話し、自分以外の価値観に触れることが大事なように、SNSでも面白い考えや良い考えを持った人は大いにいる。

 ただ、怖い。

 自分の軸がそれなりにできている年齢層ならば、多くはそう簡単に他の考えに左右されることもない。しかし、いつもそういったどこかに偏った考えに触れ続けているとどうなってしまうかということは想像に難くない。少しのズレが大きなズレになってしまう。


 何年も情報リテラシーうんぬんが言われているが、なかなかそれも社会全体が身につけているようには感じない。ヒトトギス自身もそうだ。

 こんな時に大事になるのは、やはりいろいろな本を読むことや、いろいろな人と話すことだろう。確かな知識はインターネットよりも直接触れたもので身につくと思う。インターネットはインターネットで上手く使って、自分を形作る工程は直接的なものでなるべく満たした方が良いと思う。
 失敗もそれなりにして、得ていくものもある。溺れそうになりつつも、軸を形成しながら、数多の情報の中を上手く泳いでいくしかないのかもしれない。


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