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雨と空と僕

 6月が近づいてきた。
 ニュースでは台風の発生も報じられていたこともあり、雨の日も増え始め、梅雨の気配が見え隠れする。

 じめっとした空気は肌につく感じがどうも好きにはなれない。加えてこの微妙な暑さ。もううんざりしている。とはいえ、多くの雨は夜には止んでくれていることもあり、ひんやりと涼しい寝心地である。これは嬉しい。
 
 最近の天気としてはこういった感じだが、ヒトトギスが思ったのはこれらのことについてではない。また、空についてである。

 数日前(先週頃)には満月で、しかもそれが朧月だったため、ヒトトギスとしては嬉しいことこの上ない。百人一首が好きなため、「雲隠れにし夜半の月かな」も思い浮かぶ。あれは友人に向けたものだったか?
 別の日には綺麗な三日月がポツンと浮かぶ日もあった。通勤が車のため、あまりじっくり見ることはなかなかできないが、たまにふと見上げるといいな、と思う。

 前に空について書いたときは、冬の4時~5時くらいについてだったと思う。生活習慣が変わって、その時間はPCや書類とにらめっこしているため、あの時の空はあまり見ることはなくなってしまったが、日常は変わるものでもあるし、またどこかであの空とも会うだろう。
 今よく会う空とも仲良くしていきたいものであるが、日ごろの疲れと現実逃避からか、なかなか思い直して空を見上げることはできていないことが多い。
 心の余裕はあるようでない。今日は少しあったからこそ書いているわけだが、しばらくは忙しいのだろう…と思うと悲しい。ずっと忙しいのかもしれない。
 日常の小さな幸せのためにも、夜は程よく晴れてくれると嬉しいものである。


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